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千葉市美術館:江戸時代の作品から現代アートまで楽しめる

「千葉市美術館」は、千葉県千葉市中央区にある市役所と合わせて建てられた美術館です。こちらの美術館は、JR、モノレール、京成電鉄とさまざまな電車の駅からアクセスの良い千葉中心街に佇んでいます。 旧川崎銀行千葉支店の建物を新しいビルで包み込むようにした「さや堂方式」で保存した建築は荘厳さと洗練された印象を感じさせます。8本の円柱が並ぶ1Fのホールから美術館らしいアートな雰囲気を堪能できます。 「豊かな心と創造性をはぐくむ市民文化都市」作りを目指した千葉市によって設立された美術館は、今では千葉市民だけでなく、多くの人が気軽に訪れられる美術館として親しまれています。そんな「千葉市美術館」の展示の魅力や楽しみ方を紹介していきます。

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更新日: 2023年11月21日

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「千葉市美術館」ってどんな所?

「千葉市美術館」は、千葉県の中心都市、千葉市にある公立美術館です。こちらの美術館は、1982年に千葉県の文化発展のため設立を検討されました。その後数々の協議を経て、1995年に市役所やレストランなどと合わせた複合型施設として開館しました。
空襲で焼け残った歴史的建築「旧川崎銀行千葉支店」を生かす形で建てられた建物も魅力の一つです。初代館長には、東京大学名誉教授、多摩美術大学学長、の肩書をもった辻惟雄、2代目には国債浮世絵学会会長の小林忠など、日本美術史の専門家を館長に迎え、美術館を発展させてきました。館長が日本美術史に精通していることを生かした、江戸絵画や現代美術をテーマとした展示もこの美術館ならではの特色といえます。

こちらの美術館は、「葉市を中心とした房総ゆかりの作家・作品」、「日本文化の核を形成する近世以降の美術品」「現代美術」という3つのテーマを元に作品が集められています。
千葉県美術協会の設立にも尽力したといわれる、千葉ゆかりの作家「無縁寺心澄」の作品を900点以上所蔵しているのがコレクションの大きな特徴です。その他にも、浮世絵の第一人者、菱川師宣が房総出身だったことも影響し、豊富な浮世絵を所蔵し定期的に浮世絵展覧会が開かれるのもこの美術館ならではです。
美術図書館、レストラン、貸出スペースなど、さまざま機能を持つ「千葉市美術館」は、さまざまなシーンで利用できる都市型美術館です。

「千葉市美術館」観光の見どころ

「公共建築百選」にも選ばれた特徴ある建築

「千葉市美術館」は、館内の美術作品だけでなく、美術館そのものの外観、内観を楽しめます。建築家の大谷幸夫によって設計された建物は、外から見ると都市に馴染む高層ビル、中に足を踏み入れるとネオルネッサンス建築の美術館らしい内装に仕上がっています。
こちらの建築は、1998年に建築省(現・国土交通省)が発表した「公共建築百選」に選ばれています。日本全国から選ばれた建築は、当時から多くの目を引く特徴的なデザインだったことを伺わせます。

参加型で楽しめる「ワークショップ」

実際に自分が美術作品を作れるワークショップが「千葉市美術館」では、定期的に開催されています。ワークショップの魅力は、見て楽しむだけでなく、より主体的に美術に向き合える点です。木画版アート作り、岩絵具の紹介、使い方のレクチャーなど、さまざまなワークショップが定期的に開催されています。
美術に造詣がある方から、美術初心者まで安心して楽しめるのもおすすめポイントです。ワークショップごとに、料金や事前申し込み、参加資格が違うので、随時HPで確認しつつ自分好みのものを見つけて参加しましょう。

美術館散策の思い出に「ミュージアムショップ」

「千葉市美術館」には、オリジナルグッズや展覧会とコラボしたグッズを販売している「ミュージアムショップ」があります。美術館内にある作品をモチーフにしたものや、アーティスティックなデザインのお土産がショップには並びます。館内散策の余韻に家に買っても浸れる遊び心あふれる品ばかりです。
ノートや絵はがき、クリアファイルなど、日ごろ使えるグッズから、飴やスイーツのような食べ物を販売されています。こちらの「ミュージアムショップ」は、「千葉市美術館」の入場券を持たない人でも入場できるので、気軽に足を運んでみましょう。

誰でも訪れやすいバリアフリーな施設

こちらの美術館は、体が不自由な人や障害を抱えた方でも安心して使えるバリアフリーな施設です。美術館入り口から
段差を作らない緩やかなスロープ、点字ブロックの配置など、細やかな気遣いを感じさせます。受付での車いす貸し出しも行われています。身体障害者・知的障害者・精神障害者の方、その介護者1名は展覧会が無料になる制度もあります。
また子供連れの方でも安心できる、搾乳室やおむつ交換台も館内トイレ各所に完備されています。目や耳が聞こえない方のサポートをする盲導犬、聴導犬も館内に入場できます。幅広い世代、さまざまな人が心地よく過ごせる空間がこの美術館の特徴です。

さまざまな美術にまつわるイベントも!

「千葉市美術館」では、美術をテーマにしたさまざまなイベントが一年を通して行われています。千葉の観光協会とコラボしたイベント「チバデアート」は、市内に美術館を巡る無料の観光バスが巡り、千葉の美術を存分に堪能できるイベントでした。
その他にも、ハロウィンや夏祭りなど季節ごとのイベントも行われ、大人から子供まで幅広い年代が美術を身近に感じられる工夫がなされています。

絵に関する知識を得られる「ギャラリートーク」

「ギャラリートーク」とは、美術館内の展示作品についての学芸員の解説です。さまざまな展示会が行われる「千葉市美術館」の作品の知識を無料で知れるのがおすすめポイントです。絵にまつわる時代背景、作家が絵に込めた思いなどの解説を受けた上で絵を見れば、より鑑賞を深い視点で楽しめます。
事前の予約は必要なく、展示会の入場券があれば誰でも「ギャラリートーク」に参加できます。主に開催されるのは、毎週水曜日の14:00時ごろですが、ボランティアスタッフによる絵の解説が随時行われているので、受付で確認してみましょう。

毎回変わるテーマと絵を楽しめる展覧会

「千葉市美術館」では、入れ替わりでさまざまなテーマの展覧会が行われます。一つのテーマを元に絵画が集められているため統一感があり、飾られている絵たちの世界観にどっぷりと浸れます。
絵本作家として活躍したイギリスの作家、ウォルター・クレインの展示会では、柔らかいタッチのファンタジーな絵が展示されました。そのほかにも千葉ゆかりのアーティスト、館内に豊富に所蔵されている浮世絵を扱う展示会など、個性的でユニークな展覧会に胸を踊らされます。

千葉県ゆかりの作品たち!

「千葉市美術館」は、豊かな風土によって育まれた房総ゆかりの作品を二つのテーマに分けて展示しています。一つ目のテーマが千葉出身、もしくは千葉に深い関りがある作家の作品です。
幼少時に千葉県で過ごし、第二次世界大戦後の日本で版画の第一人者として活躍した浜口陽三、幕張にアトリエを構え、房総で暮らす人々の情景を描き出した菅谷元三郎などの作品が並びます。
2つめのテーマは、房総の地を画家たちが訪れた際に描かれた風景画です。東京美術学校(現・東京藝術大学)を卒業し、フランスに渡り美術を学んだといわれる山口長男、風景画を数多く描き、晩年には短歌を嗜んだ曽宮一念などの作家が描いた千葉の風景を鑑賞できます。

日本らしい情緒を感じさせる浮世絵

「千葉市美術館」の展示作品の中でも特徴的なのが、近世・近代の日本絵画・版画です。浮世絵の外もいわれる菱川師宣が房総出身ということもあり、狩野派、琳派、円山四条派、浮世絵派など、さまざまな流派に分かれて描かれた江戸初期の版画、浮世絵が豊富に所蔵されています。
版画1000点、肉筆浮世絵100点弱を所蔵するこちらの美術館では、頻繁にその浮世絵の展示会を楽しめます。独特のタッチで江戸の庶民の生活や景色を描いた浮世絵は、ゴッホをはじめとする世界の画家にも注目されてきました。そんな浮世絵をじっくり楽しめるのがこの美術館の魅力です。

先鋭的な現代アートも」展示

江戸時代や戦前の作品のみならず、作者それぞれの独創的な感性を楽しめる現代美術を楽しめます。現代美術作品は、急速に変化を遂げる時代と同様に、さまざまなアプローチや手法を用いて作られています。
1900年代中ごろに、本場のパリで彫刻を学び、明治以降の日本の彫刻界に影響をもたらした柳原義達の「黒人の女」、批判にさらされ続けながらも、先鋭的な作品を生み出し続け、2016年には文化勲章を受章した草間和代の「幻の青春をあとにして」など、個性豊かな作品を鑑賞できます。

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美術館内のレストラン「かぼちゃワイン」

千葉市美術館の最上階にあたる11Fには、千葉市の町並みと澄み渡る空を楽しめる洋風レストラン「かぼちゃわいん」があります。イタリアンやフレンチをアレンジし、ソースからしっかり作った自家製料理の数々を堪能できます。
ランチ、ティ―タイム、ディナーと時間帯ごとに異なる料理をこちらのレストランでは楽しめます。美術作品を鑑賞した後に、お腹が空いたときは、ぜひレストランも合わせて足を運んでみましょう。

「千葉市美術館」観光の基本情報&アクセス

「千葉市美術館」の基本情報、アクセスについて紹介します。開館時間は午前10:00~午後6時までとなっています。ただし金・土曜日は午後8時まで開館しているので、仕事帰りの遅い時間にも美術館に立ち寄れます。休館日は、基本的に毎月の第一月曜日、年末年始です。第一月曜日と祝日が重なった場合、祝日の翌日が休館日となります。
入館料は、展覧会ごとに異なります。公式HPの展覧会案内を確認してから来館しましょう。また障がいを抱えた人や、高校生未満の学生は入館料が無料になる減免制度もあります。

「千葉市美術館」までのアクセスは、公共交通機関を使うのが便利です。
JR千葉駅からは歩いて15分程、7番バス乗り場から京成バス、大学病院行き、南矢作行に乗り、中央3町目、大和橋で下車し徒歩3分ほどで美術館に到着します。京成千葉中央駅からは徒歩10分で美術館に着きます。
東京方面から車で訪れる場合は、南関東自動車道の貝塚IC下車後、国道51号線を千葉市方面に3キロ程進めば到着です。駐車場は区役所と兼用の無料駐車場を完備しています。高さが155cmを超える車は止められないので、その点は注意しましょう。

「千葉市美術館」観光のまとめ

「千葉市美術館」は、周辺の駅からのアクセスの良い千葉の中心街にある都市型美術館です。千葉ゆかりの作品、豊富な数を所蔵している浮世絵の展示などユニークな展覧会も特徴の一つです。お出かけやデートなどさまざまなシーンで足を運んでみましょう。

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