【ペット】猫の飼い方：種類・寿命・値段まとめ

犬と並び、ペットの代表ともいえる猫。綺麗好きでプライドが高く、マイペースなイメージもあります。ゴロゴロとのどを鳴らしてすり寄ってきたり、飼い主の横で丸くなったりと愛らしい行動もとり、そのツンデレ具合がたまらないと言う人もいます。日本では昔から漫画や物語などにも登場する雑種のほかにも、さまざまな種類の猫がおり、それぞれに見た目、性格、体質などに特徴があります。猫をペットとして飼おうと考えるとき、そんな猫の種類、どのくらいの値段がかかるのか、どのように育てていけばよいのかなど気になるところがたくさん出てくるのではないかと思います。せっかく家族として迎え入れるのならば、お互いに信頼関係を築き、幸せになることができるようにしたいものですね。今回は、猫を飼うことを考えた時に参考にしてほしい、猫の飼い方を種類や寿命、値段などを含めて紹介します。

この記事を監修するのは？

猫ってどんな動物？生態を紹介！

犬とならんで、ペットの代表とも言える猫。ネコ科ネコ属に分類されるヨーロッパヤマネコが家畜化されたのがペットとしての猫の始まりと言われています。体の大きさは現生するネコ科の他のほとんどの動物に比べて小さく、体重は、2.5～7.5kgぐらいになっていて、優れた平衡感覚と、柔軟性と瞬発力の高さを持ち合わせています。猫の本来の食性は肉食性で、生きたネズミ、ウサギなどをはじめとする小動物を食べていました。最近は、動物性のキャットフードが出回っているので、ペットの猫は、与えられたキャットフードを食べることが多いです。動物の中でも高い知能を持っており、人間とのコミュニケーションもかなりできるので、根気よくくりかえして教えれば人間の簡単な単語などを理解してくれます。また、体長1m前後に達する大型種は、犬のように飼い主に従順と言われています。気ままでマイペースなイメージの大きい猫ですが、愛情をかけて育てることで飼い主に良くなつき、飼い主にとってかわいらしい行動をとるようになるのもペットとして好まれる理由です。

猫の寿命はどのくらい？

最初に紹介する猫の情報は「寿命」。猫を家族して迎えるのならば、寿命は気になるところです。近年の猫の平均寿命は15年くらいと言われており、少しずつ伸びている傾向にあります。細かくみると、室内猫と室外猫では異なっており、室内猫は平均寿命が16歳ぐらいなのに対し、室外猫は14歳程度になっています。室内猫は事故死などのリスクがすくなく、食事の質と医療が発達したことで寿命が延びていると言われています。ペットとして飼うのであれば、食事と運動のバランスをうまく管理してあげることで、寿命を延ばすことができ、長く家族として付き合うことができます。また、猫は元来、単独行動を好む動物なので、多頭飼いではストレスのもととなったり、ウイルスや感染症などに感染するリスクも高くなるので避けたほうが無難です。

猫をペットショップで買うときの値段は？

次に紹介する猫の情報は「値段」。いざ猫をペットとして飼うとなると、たいていの場合は、ペットショップでの購入となります。ペットショップで売られている猫の値段は、種類によって異なってきます。雑種は、純血種よりもリーズナブルになっており、3万円ぐらいから売られています。生まれてからの月数や品種などにより数十万と言った猫も販売されており、さまざまです。

猫の鳴き声は？うるさい？動画で紹介

3番目に紹介する猫の情報は「鳴き声」。猫を飼うのであれば、やはり鳴き声が気になるのではないでしょうか。猫はよく「ニャー」などと言う鳴き声で表現されていますが、実際は、20通りもの鳴き声を使い分けてコミュニケーションを取っていると言われています。うるさいと感じる声は、発情期の時の鳴き声ぐらいで、その他はのどを鳴らしたり、気になるような大きな声ではありません。

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猫の種類は？

4番目に紹介する猫の情報は「種類」。猫は、200種類ほどいるとされていますが、公認されている猫としては50～60種ほどと言われています。日本では、異なる猫種同士から生まれたミックスが一番多く飼われていると言われています。純血種よりも体が丈夫で長生きしやすいこともあり、飼育されている8割近くがミックスのようです。その中でも「キジトラ」と言われる柄の猫が多いと言われています。

アメリカンショートヘア

5番目に紹介する猫の種類は「アメリカンショートヘア」。今からおよそ400年前、ピューリタンがイギリスからアメリカに渡る時に同行した猫が起源と言われている猫です。はじめは、ペットと言うよりも、ねずみやヘビなどの害虫を駆除する為に選ばれた猫であったと言うことです。性格は、今でも獲物を狙うという感覚が強くのこっていて好奇心旺盛です。おとなしくしているのが苦手なので、抱っこなどは嫌がりますが、人見知りをせず、人間に懐きやすいとも言われているので、一緒に遊んだりすることもできます。また、毛が短いので、ブラッシングは、1日1回でよいので、楽です。平均寿命は10歳～13歳と言われており、少し一般的な猫より短めです。アメリカンショートヘアは、太りやすい体質のため、体重管理をしっかりすることで、健康状態を保ち、長生きさせることができるようです。

ブリティッシュショートヘア

6番目に紹介する猫の種類は「ブリティッシュショートヘア」。イギリス最古の猫種で、ルイス・キャロルの「ふしぎの国のアリス」に登場するチェシャ猫のモデルになったことでも有名です。物静かでとても穏やかな性格をしており、賢い上に自立心が高く、無駄鳴きがほとんどない堂々とした雰囲気が特徴になっています。一見クールで気高い印象ですが、甘えたがりで寂しがりな内面も持っているので、しっかりとかまってあげることが大切です。他の猫に比べ、褒められることが好きな性格なので褒めて育ててあげるとよいでしょう。厚みのあるがっしりとした体型で、中〜大型に分類され、約10〜25万円ぐらいで販売されており、人気の種類になっています。筋肉質な体を保つためには高タンパクな食事をバランスよく与えてあげることが大切です。

スコティッシュフォールド

7番目に紹介する猫の種類は「スコティッシュフォールド」。前方に折れ曲がった小さな耳が特徴の猫です。イギリスのスコットランドに起源があり、1960年頃に突然変異的に耳が折れ曲がった子猫が誕生したことが始まりと言われています。スコティッシュフォールドはおっとりとしていて、いつも穏やかな性格をしていると言われており、人見知りしない人なつっこさを持ち、甘えたがりで、飼い主のそばにいたがることも多いようです。問題行動もあまりなく、猫初心者にも人気の品種になっています。子猫価格は10万円前後が平均になっており、寿命は、少し短めの13年ぐらいと言われています。太りやすい猫種なので体重管理をきちんとしてあげることで、長く付き合うことができます。

ノルウェージャンフォレストキャット

8番目に紹介する猫の種類は「ノルウェージャンフォレストキャット」。10世紀頃に古代ビザンチン帝国から来たと言われる古い歴史を持つ猫です。平均的な猫と比較しても大きい種類で、長毛のため、大きく見えるのが特徴です。穏やかで我慢強い性格で、あまり鳴くことも無く、小さな子供などにも自ら打ち解けようと近づいていく性質を持っており、非常に買いやすい猫として人気です。ただし、日ごろから運動量が多く、好奇心旺盛な一面もあるので、イタズラ好きなのが困ったところです。平均寿命は11歳～14歳で、少し短めですが、きちんと体調管理をしてあげることで寿命をのばしてあげることができます。長毛種の猫なので、日に2回程度のブラッシングや、定期的なシャンプーをしてあげることが大切です。

猫の餌（エサ）は？

9番目に紹介する猫の種類は「猫の餌（エサ）」。猫をペットとして飼うとなると必ず必要になってくる餌ですが、実際どのようなものを与えればよいのでしょうか。猫の健康を保ったり、寿命を伸ばしたりするのに大きく影響してくるので、安価で粗悪なキャットフードを与えるのはよくありません。完全肉食である猫は、良質なタンパク質とカルシウムやビタミンなどの栄養がしっかり取れる食事が必要で、バランスの良い良質なキャットフードを選んであげることが必要です。漫画などで焼き魚やみそ汁などを食べるイメージもありますが、実際には、ネギやニンニク、貝類やタコやイカ、生の豚肉、牛乳、チョコレート、ブドウ、アボカドなどあげてはいけない食材が多く、安易に人間の食事を与えないほうが無難と言えます。

猫の性格。ペットとしてなつくの？

10番目に紹介する猫の種類は「性格」。ペットとして家族に迎え入れるとなると、性格は気になるところです。家族として仲良く生活していくことができるのが一番ですよね。気まぐれで我がまま、個人プレーなどと言われていますが、実際猫の性格は、元気でかまって欲しい犬タイプ、独占欲の強い寂しがりや、1匹が好きなマイウェイタイプなど、人間と同じようにそれぞれで一概には言えないところがあります。綺麗好きとも言われており、プライドが高かったり、気品があるタイプも多いようです。品種によって共通する傾向などはあるので、自分と相性のよさそうな品種から探してみるのも良いかもしれません。実際にペットショップで顔を見て、触れてみて、自分との相性を見極めるのもおすすめです。いずれにせよ、賢く、人間の言葉が理解できる頭を持っていると言われている猫は、しっかりと愛情をもってしつけを行い、遊んだり体調を気にかけてあげたりすることで、気持ちを通わすことができる動物になっています。寿命も10年以上と長いので、長年生活を共にするパートナーとして心を開いてくれることが多いです。

猫は臭い？

11番目に紹介する猫の種類は「臭い」。猫を飼う時に気なる一つである臭いですが、実際はどのようなものなのでしょうか。体臭が少なく、むしろ良い匂いがするとまで言われることがありますが、実際は、肛門付近に分泌液を出す場所があり、室内で飼う場合は、分泌液が消費されずにため込んでしまい魚の腐ったような臭いを発します。たまに「肛門絞り」をしてあげることが大切です。

猫をペットとして飼うために必要なもの

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最後に紹介する猫の種類は「飼うために必要なもの」。猫を家庭に迎える前にそろえておいたほうが良いものがあります。猫は騒がしい環境やにおいのきつい香水やタバコなどが苦手なので、換気ができる静かなスペースが必要です。また、トイレや猫砂は猫にとっては必需品なので、飼い主の人が手入れをしやすいタイプのトイレを用意してあげましょう。水とフードは別々の容器をし、水は常に飲めるようにしてあげることも大切です。猫は洞穴のような四方囲まれた場所を好むため、猫用のベットを用意してあげるとよく、寝心地がよいマットなどを敷き手足が伸ばせる程度のサイズが良いようです。そして、大切な家具などを守るためにも、自由に爪が研げる場所を数カ所用意してあげる必要があります。猫の好みもあるので、いろいろなタイプのものを用意してあげるとよいでしょう。そして、爪きり、ノミ取りグシ、コーム、ブラシなどの手入れ用のセットもそろえておきましょう。その他に、動物病院などへ連れていくときには必ず必要になってくるキャリーバック、退屈しないようなおもちゃなども用意しておきましょう。

猫のまとめ

いかがでしょうか？人気のペットである猫ですが、いろいろな種類の猫がいて、性格もさまざまです。賢く、私たちの言葉を理解し、甘えたり、なついたりしてくれるので家族として迎えやすいのも魅力かと思います。ペットとして迎え入れると決めたら、きちんと健康管理などをおこなって、大切に育て、一緒に楽しい生活を送ってくださいね。

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