【ドイツ】ミュンヘン中央駅の乗り換え案内や構図を徹底解説！ ショップもたくさんで楽しい駅！

■ミュンヘン中央駅の歴史と概要

ミュンヘン中央駅は、1839年に建設されて以来、市民に愛されているターミナル駅です。しかし建物自体は新しく、現在もさらにリニューアルを重ね完成は2020年と言われています。ここには日本でいう普通列車や、新幹線（IC、ICE）が発着し、全部で路線は32線もあります。ちなみに東京駅は30線なので、路線数だけでいうとミュンヘン中央駅のほうが広いと言えるかもしれません。ミュンヘン中央駅には東京駅と同じように電車や地下鉄も通っています。電車はすべての線が、そして地下鉄はU1、U2、U4、U5号線の主要地に行きやすい線が利用できます。

タクシーも多く出ていて、空港までのバス、観光バスもここが出発点となることがほとんどです。ドイツでは、タクシーは日本のように手を挙げて止めるシステムは浸透していないので、こういった大きな駅に止まっているタクシーを利用するといいでしょう。

■ミュンヘン中央駅の駅構内案内

ミュンヘン中央駅には正面入り口と、西口と東口があります。正面入り口を入ると多くのヨーロッパの駅と同じように大きな電子掲示板があり、そこで自分が乗りたい電車が何番ホームか確認できます。

気をつけたいのは、電車は遅れることが多いので、ホームが頻繁に変わることです。直前になって変更となるパターンもあるので、一度だけではなく何度か確認することをおすすめします。
電子掲示板の下にはインフォメーションセンターがあり、分からない場合はそこで何番ホームに電車が来るのか聞くことが可能です。係の人はだいたい英語が話せるので安心してください。ちなみにこのインフォメーションセンターではチケットを買うことはできませんので、ご注意を。あくまで電車に関する質問のみとなっています。週末は列をつくることも多いので、時間を気にしながら行動しましょう。

■チケットの購入方法は？

チケットは構内のいたるところにあるマシーンで購入することができ、英語にも対応しています。マシーンはホームに入る直前や電車、地下鉄のホームの前などすぐに見つけることができるので、探し回ることはないでしょう。チケットは乗車前に日時を刻印するタイプのものと、しないタイプのものがあります。分からない場合は係員が近くにいるので聞くことが確かですが、だいたいの場合、チケットがその刻印の機械に入るものは刻印をするチケット、入らないほど大きいものがしないものです。

チケットは窓口での購入も可能です。チケット窓口は正面入り口から南口に向かって歩いていくと左側にメインの窓口が一カ所、もう少し歩くと、両脇にいくつもの窓口が点在しています。

■チケットオフィスのオープン時間
7:00～21:00（土日もオープン）

ただし窓口でチケットを買うと高くなることもあるので、事前に ドイツ国鉄（DB） のサイトから購入することをおすすめします。

■ミュンヘン中央駅でスムーズに乗り換えするには？

ミュンヘン中央駅で少し迷いそうなのは、電車（Sバーン）や地下鉄（Uバーン）に乗るときです。Sバーンはどの路線もホームは同じなので、ホームさえ見つけてしまえば簡単です。Sバーンのホームは東口の階段を下り、さらに階段もしくはエスカレーターで下った地下にあります。Uバーンはそこから少し離れたところにあり、路線によってホームが違うので注意してください。

迷わないコツは、天井からぶら下がっている看板を頼りにすることです。その看板さえ見失わなければ、確実に辿り着けるはずです。ちなみに、駅構内から地上に出てトラムに乗ることもできますが、間違った出口から出るとよく分からない場所だったということがよくあります。トラム乗り場に辿り着く出口もきちんと看板に示されているので、そこから地上に出ましょう。

■駅構内にあるレストランやショップ

ドイツ料理からファーストフードまで揃うレストラン

ミュンヘン中央駅の中には、様々な飲食店が軒を連ね、何か食べたいときに便利です。電子掲示板の目の前はフードコートのようになっていて、ドイツ名物のソーセージやチキンの丸焼き、ちょっとしたデザートやお寿司までが揃います。もちろんドイツビールもあるので、まずミュンヘンについて1杯飲んでみたいときにもいいですね。日曜になると民族衣装を着た地元の人たちがビールを飲んでいる姿も見かけ、楽しくなります。

また、電車（Sバーン）のほうに向かって歩くと、テイクアウトのアジアンレストランやマクドナルド、サンドイチショップがあります。手軽にお腹を満たしたいときの強い味方です。

お土産から日用品まで網羅

ミュンヘン中央駅のすごいところは、お土産屋さんから日用品までが着実に揃うところです。お土産屋さんは電子掲示板の近くに、そして、フードコートの横と電車（Sバーン）の近くにはスーパーが構えられています。実はこのスーパーは観光客だけではなく地元民にも強い味方です。通常ドイツは日曜はお店が閉まっていて、平日でも夜8時以降はやっていませんが、駅構内にあるスーパーは日曜も営業し、平日も23時くらいまでオープンしています。
中でもSバーンのホームに下る階段近くの「EDEKA（エデカ）」はかなり大きく、見ごたえもたっぷりです。旅行中不足がちな野菜はここでサラダを手に入れれば補えますし、その他にも果物や水、お菓子などが一通りそろっています。それでいて、駅価格という訳ではなく、通常と変わらない値段で、安心です。

■ミュンヘン中央駅の便利なその他のサービス

トイレ

西口と東口付近にトイレがあります。トイレは有料で1ユーロかかりるので、小銭を用意しておくといいでしょう。1ユーロ入れると50セント分のクーポンがもらえます。これは駅構内の指定のお店で使えます。

シャワー

上記のトイレに併設されて、シャワーもあります。料金は5～7ユーロほどです。常に掃除係の人がいて清潔に保たれているので、安心して使えます。

ロッカー

正面入り口を入ってホームのほうに歩いて行くと、左手にコインロッカーがあります。サイズは多様で、スーツケースが収まるサイズもあるので、そこにスーツケースを預けてしまえば、ホテルに寄らずにそのまま観光することもできます。

両替所

両替所は正面入り口を入ってすぐ右手側にあります。ただしレートはあまりよくないので、周辺の銀行や、徒歩10分で行けるマリエン広場まで出た方が無難です。

■ミュンヘン中央駅で気を付けることは？

実はミュンヘン中央駅付近はミュンヘンでもっとも治安の悪い場所の一つと言われています。物乞いがいたり、ドラック使用者がうろついているという噂もあるので夜間は特に注意しましょう。近くにはカジノやクラブも多いので、そういった傾向にあるのかもしれません。

また、ミュンヘンはサッカーチーム、FCバイエルンミュンヘンのホームタウンでもあるので、試合のある日は混み合います。ただし治安面は心配ないと言っていいでしょう。敵チームのユニフォームを着た人も多く見かけ、少しざわざわしてはいるものの、そこで暴動が起こるような雰囲気はありません。ただし、酔っ払った人も多いので、変に絡まないようにしておくことは重要です。

■ミュンヘン中央駅付近の観光スポット

ミュンヘン中央駅の周りにはさまざまな観光スポットが点在していて、「ちょっと観光したいな」という小さな希望が叶います。それに電車の待ち時間で時間があるときにも便利です。気軽に立ち寄ってみてください。

アルター・ボターニッシャー・ガルテン(Alter Botanischer Garten)

ここは、ドイツ市民の憩いの場所でもある公園です。以前は植物園であったため、今でも木々が生い茂り、季節の移ろいを感じられます。園内には噴水や石像なども立っているので、見て回るだけでも楽しいです。それになんといっても天気のいい日はここにビアガーデンがオープンし、地元ミュンヘンのおいしいビールを飲むことができます。店員さんも民族衣装に身を包んでいるので、雰囲気を味わうにもぴったりです。

カールスプラッツ(Karlsplatz)

ミュンヘン中央駅から7分ほど歩くと、カールスプラッツという次の駅に辿り着きます。ここには噴水を囲って広場があり、まさにミュンヘンらしい風景を見られます。ミュンヘン中央駅からここまでの道のりもかわいらしい家々が並ぶので、時間があれば散歩がてらに歩いてみてもいいでしょう。カフェやパン屋さんもあり、小腹を満たすこともできそうです。

■ミュンヘン中央駅を知れば、旅行がもっと楽しく快適になる！

ミュンヘン市内を観光するにも、ミュンヘンから他の国に行くにもミュンヘン中央駅は必ず使用することになる駅です。大きくて分かりにくいかもしれませんが、東京駅ほど複雑ではないので、ポイントを事前に頭にいれておけば余裕を持って観光に専念できるでしょう。とは言え、電車の遅れは日常茶飯事です。思わぬところで乗り換えを間違ることないよう、少しだけ注意して駅のショップや周辺施設も楽しんでみてください。

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