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サンクトペテルブルクの名称の変遷
サンクトペテルブルクはピョートル大帝によって18世紀初頭に築かれた人工都市です。1917年までロシア帝国の首都がおかれており、1917年にはロシア革命の中心地となります。
第一次世界大戦がはじまる1914年まではドイツ語風にペテルブルクと呼ばれていました。
第一次世界大戦開戦以降、1924年まではロシア語風の発音でペトログラード、1924年から1991年までのソビエト連邦時代はレーニンにちなんでレニングラード、とこの街は次々と名称を変えました。
現在はサンクトペテルブルクという名称で愛されています。
絶対に外せない! サンクトペテルブルクの王道観光スポット
イサーク聖堂
ロシア正教の大聖堂です。フランス人宮廷建築家オーギュスト・ド・モンフェランの設計により、帝政ロシアのシンボルとして19世紀に約40年の歳月をかけてつくられました。世界でも最も大きな教会建築のひとつで、内部のステンドグラス『キリストの復活』は必見です。展望台からは市内の美しい景観が一望できます。
エルミタージュ美術館
1990年に世界遺産に包括登録された、世界屈指の美術館です。
建物は小エルミタージュ、旧エルミタージュ、新エルミタージュ、エルミタージュ劇場、冬の宮殿から構成されています。現在本館とされている緑色の冬の宮殿はロマノフ王朝時代の宮殿でした。西洋画だけではなく東洋や中東の美術、エジプトのミイラなども展示されています。新館には印象派の絵画を中心に展示されています。絵画はもちろん、宮殿内の装飾も素晴らしいです。
マリンスキー劇場
帝政ロシア時代からある、世界的なオペラ・バレエの劇場です。緑色の外観の旧館(Mariinsky I)、近代的な建築の新館(Mariinsky II)、そしてコンサートホール(Concert Hall)の3つの建物から構成されています。
クラシック・バレエの名作「眠れる森の美女」や「白鳥の湖」は、ここで初演がされました。
これでペテルブルク通! 市内の穴場観光スポット
ファベルジェの美術館(Faberge Museum)
ネフスキー大通りの脇、フォンタンカ川沿いにひっそりとある、小さな美術館です。美しい装飾がされたイースターエッグのコレクションをはじめ、エナメルや彫金が施された美しい装飾品、アクセサリーなどが見られます。小さな美術館なので1、2時間程度の隙間時間に訪問も可能です。館内ツアーもあります。
ユスポフ宮殿(モイカ宮殿)
1770年にフランス人建築家のドラモットが建てた宮殿です。怪僧ラスプーチンが暗殺された場としても有名ですが、こじんまりした小さな宮殿で内部の階段や壁など装飾は美しく、建物内部には美しい小さな劇場もあります。
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サンクトペテルブルク観光でおすすめのレストランは?
カフカス・バー
サンクトペテルブルクにはロシア料理のみならず世界のグルメのレストランがありますが、このカフカス・バーではジョージア(グルジア)周辺のコーカサス地方の料理が味わえます。
ハルチョーはトマト、コメなどとともに煮込んだ牛のスープです。メインにぜひ選びたいのはシャシリク(肉の串焼き)。
付け合わせにおすすめはハチャプリです。ナンのような生地に卵と香りの高いチーズをのせてオーブンで焼き上げたパンです。どれも熱々のうち味わってみてください。
観光中のホテルはどこがおすすめ?
市内の移動はメトロ、バス、トロリーバス、マルシュルートカ(乗合いの路線タクシー)、タクシーが考えられます。バスやトロリーバス、マルシュルートカの乗車は多少コツがいりますので、ネフスキー大通り沿いか、地下鉄の各駅から徒歩圏内のエリアに予約をすると安心です。
サンクトペテルブルクへのアクセス
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成田空港から、ロシアの首都モスクワに向けて、1日1便、アエロフロートの直行便が飛んでいます。モスクワからサンクトペテルブルクまでは飛行機で1時間半です。またフィンランド航空ヘルシンキ経由で、サンクトペテルブルクへの便もあります。羽田空港からエミレーツ航空でドバイ経由、サンクトペテルブルクへのフライトもあります。
モスクワには国際空港が3つ(シェレメチェヴォ空港、ドモジェドヴォ空港、ヴヌコ゚ヴォ空港)ありますので、自分で航空券を手配する場合はどの空港を使用するのか、乗り継ぎ時間が十分にあるか確認しましょう。
サンクトペテルブルクのプルコヴォ空港から市内へは、タクシーに乗るか、マルシュルートカまたはバスに乗り地下鉄の駅まで出て、地下鉄で市内中心部へ出る方法があります。空港の税関出口付近にタクシーを手配してもらえるカウンターがあり、市内へは1200ルーブル前後です。
なお日本とサンクトペテルブルクの時差は6時間で、日本が午前6時のとき、サンクトペテルブルクは午前0時です。首都モスクワとサンクトペテルブルクには時差はありません。モスクワからサンクトペテルブルクまで数時間で到着する特急列車も走っていますし、シベリア鉄道の夜行列車で一晩かけて行くのも面白いです。
おすすめの観光シーズンとロシア旅行の注意点
おすすめ観光シーズンと服装
サンクトペテルブルク観光に一番のおすすめシーズンはやはり5月~7月の初夏の時期で、緑が噴き出し白夜となります。サンクトペテルブルクは冬が長く、10月中から初雪が降り始めます。
秋以降は手袋、マフラー、帽子が必須です。12月、1月の最低気温は-10℃以下にもなるので、腰をおおう長さのダウンコート、中にボアのついたスノーブーツなどで、防寒対策をしっかりしましょう。
雪が降り、いてつく寒さの季節には毛糸の帽子をかぶり、ダウンコートの帽子をさらにかぶって歩きます。
ロシアはどこでも言えることですが室内は暖房がきいてとても暖かいので、劇場やカフェに行く際はコートを脱いでもエレガントな服装を心がけましょう。
観光ビザは?
ロシアに入国するためにはパスポートの他に、観光ビザが必要です。出発前に日本で取得します。申請にはパスポートの他にバウチャーなどの必要書類もありますので、旅行代理店で相談するなどしましょう。
また出発前にはロシア大使館のホームページや日本の外務省のホームページなどで最新の情報を確認しましょう。
出入国カードについて
ロシアに入国する際、入国スタンプとともにパスポートに薄い紙を挟んで渡されます。これは「出入国カード」と呼ばれるもので、出国時まで大切に保管しましょう。なおロシアに滞在中、外国人はパスポートの携帯義務があります。
滞在登録について
滞在登録(レギストラーツィア)は、ロシアに滞在する場合に受け入れ側がロシアの当局に対して行う登録のことです。ホテルにチェックインの際、パスポートと出入国カードを渡すと処理してもらえ、翌日半券が渡されます。
滞在登録の制度はワールドカップなど大きな国内イベントがあると運用が変わることがありますので、最新の情報を確認するようにしましょう。
日本から持っていくといいものは?
Cタイプのプラグ
ロシアの電圧は220ボルト、プラグはCタイプです。スマートフォンやカメラを充電する際はCタイプのプラグを持参しましょう。
水に流せるティッシュやウェットティッシュ
公衆トイレなどはトイレットペーパーが固めだったり、設備が古く衛生面が気になることもありますので、持参するととても便利です。
カイロ
ロシアではほとんど手に入りません。春、秋、冬は特に冷え込みますので、多めに持参すると安心です。
通貨について
ロシア・ルーブルへは日本円からも両替できますが、レートが悪いのでユーロまたはアメリカ・ドルの持参がおすすめです。ネフスキー大通りにはたくさんの両替所があります。
またクレジットカード決済が日本よりも多くの場面で導入されていますが、日本のクレジットカードが使えないこともありますのでカードだけではなく現金も用意するなど、複数の手段を準備しましょう。
キオスクや地下鉄のジェトン売り場、チケット売り場、公衆トイレなどでは現金、それも500、100ルーブル札などの小額貨幣しか受け付けてくれません。
高額紙幣の5000ルーブルや1000ルーブル札しか手元にない場合はあらかじめ両替所やチェーン店などで崩しておきましょう。
サンクトペテルブルク観光のお土産はどこで買おう?
ドム・クニーギ (Дом книги)
ネフスキー大通り沿いにある巨大な書店です。ロシア語の本はもちろん、カレンダーやガイドブック、コースターやキーホルダーといったお土産物も沢山並んでいます。
ゴスチーヌイ・ドヴォール(Гостиный двор)
ゴスチーヌイ・ドヴォールはネフスキー大通りの中心部にある小さなお店がたくさんはいったショッピングセンターです。さまざまなお土産物屋が並んでいます。マトリョーシカ、インペリアルポーセレンの茶器、琥珀のアクセサリー、エプロンやテーブルクロスなどの刺繍製品、キャビアのお店もあります。またここには世界的に有名な劇場、マリンスキー劇場のチケット売り場が出店しており、少し交通の便がわるいマリンスキー劇場までわざわざ足を運ばずとも事前にチケットを入手できます。またこの建物の前にはバスツアーのチケット売り場があり、郊外のペテルゴーフやツァールスコエ・セローへの英語ツアーのチケットを入手できます。
サンクトペテルブルク観光のまとめ
芸術と音楽の街、サンクトペテルブルク。
帝政ロシア時代のみならず現代においても世界的な音楽家、芸術家を輩出しつづけており、そして首都モスクワに負けず劣らず、今回紹介しきれなかった美しい聖堂やコンサートホール、美術館はまだまだ沢山あります。
この美しいサンクトペテルブルクの街に、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
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