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パディントン駅の概要
パディントン(Paddington)駅は、郊外からの通勤者などからはロンドン パディントンとも呼ばれることもあります。駅の歴史は古く、1838年からロンドンとイギリス西部をつなぐグレート・ウェスタン鉄道の終点となったのが始まりです。
メインの駅舎は1854年、イザムバード・キングダム・ブルネルの設計で建てられました。ブルネルはイギリスを代表するエンジニアで、2002年にBBCが「100人の偉大なイギリス人」を一般から募集した際には2番目に選ばれています。駅舎は度重なる改修工事や、第二次世界大戦中にはパラシュート爆弾による攻撃で被害を被ったこともありますが、今でもオリジナルの駅舎部分を見ることが可能です。
パディントン駅の乗り換え案内
ヒースロー・コネクト(Heathrow Connect)
海外からの観光客がロンドン市内に入る時よく使われるヒースロー・コネクトは、ヒースロー空港直結の駅からパディントン駅を1本でつなぐ便利な鉄道です。各駅停車で30分弱、特急(ヒースロー・エクスプレス)なら約15分で到着します。
【ヒースロー空港〜パディントン駅間の運賃】記載はオフピーク、2ndクラス(通常車両)の場合です。5〜15歳は子供料金が適用されます。往復切符は1ヶ月有効です。
・各駅停車 片道 £10.30 往復 £20.60
・
ヒースロー・エクスプレス
片道 £22.00 往復 £37.00
オイスターカード、トラベルカードはヒースローから次の駅のHayes & Harlingtonまで利用できないので、通常の切符を購入することをおすすめします。切符は空港でもパディントン駅でも簡単に自販機・窓口で購入できますが、下記のサイトからオンラインでの事前購入も可能です。
地下鉄(Underground、Tube)
チューブという愛称で親しまれているロンドンの地下鉄のうち、下記の4線がパディントン駅を通っています。
・ディストリクト(District)
・サークル(Circle)
・ベーカールー(Bakerloo)
・ハマースミス&シティー(Hammersmith&City)
地下鉄への乗り換えは、電車の進行方向の先にある改札を出ると、正面に’Underground'の表示があるので、それを辿ってエスカレーターまたは階段を下りましょう。エレベーター(Lift)はエスカレーターを通り越した辺りにあります。ただし、ハマースミス&シティー線だけは地上にプラットフォームがあり、電車のプラットフォーム中ほどの歩道橋を利用します。電車を降りたプラットフォームで表示を確認してください。
タクシー、バス乗り場
電車の進行方向左手の出口(ハマースミス&シティー線がある方)を出ると、タクシー乗り場があります。バス乗り場はプラットフォーム先頭の正面改札(ショップなどがある方)を出たPraed Streetに面しています。
パディントン駅の施設案内
トイレ
改札周辺の両サイドにそれぞれ1箇所ずつあります。使用するには1回30ペンス必要で、改札口のような入り口でコインを入れ、回転式のバーを押して中に入ります。タクシー乗り場がある側のトイレには、男女それぞれに£5で使えるシャワーブースも付いています。また、身障者用、オムツ替えスタンドのある広いトイレも同じ場所にあります。
トロリー
荷物が多い時に便利なトロリーは、駅構内の随所に置かれています。£1コインをハンドル部分に差し込んで使用し、済んだら近場の置き場に戻してコインを回収しましょう。
荷物の預かり所
大きな荷物を預けたいなら、プラットフォーム12にあるLeft Luggageを利用しましょう。Excess Baggage Companyという会社が運営しており、数時間〜週単位まで預けることができます。価格は£5からと比較的手頃で、オンラインで事前予約しておくこともできます。ハイシーズンの場合は予約しておいた方が並ばずに済んで楽かもしれません。
オンライン予約はこちらから→
Excess Baggage Company(英語)
ショップ
正面改札口周辺から地下鉄の乗り換え口までの間には、コーヒーショップやデニッシュ等の軽食を購入できるスタンドが並んでいます。ベーグルファクトリーやコスタは早朝からオープンしていて便利です。
また、Praed streetに面したThe Lawnと呼ばれる箇所は、小さなショッピングモールのようなエリアです。ここにはちょっとした洋品店やアクセサリーショップ、お土産物店、M&Sのフードショップ、雑誌や本、新聞からスナックまで揃うWHSmithなどが揃っています。1階にはシャンパン・バーや回転寿司のYo!Sushi、2階にはスターバックスの他、お酒も楽しめるCabinなどが入っているので、ゆっくり食事したい時には駅構内よりこちらがおすすめです。
くまのパディントン関連
世界中で愛されるキャラクター、くまのパディントンはこの駅で発見され、駅名から命名されたという設定です。最近は映画のヒットもあり、作品のファンが多く駅を訪れています。人気なのはイーストボーン・テラス側(チケットオフィスがある側)にあるパディントンの銅像です。
また、駅の構内にはいくつかグッズを売るショップがあるので、「パディントン駅で購入したパディントン」のお土産を購入できます。
パディントン駅から電車(地上)の乗り方
チケット(切符)オフィス
切符を購入するには、駅の随所にある自動券売機が便利です。券売機にはカードしか使用できないものと現金も使用できるものの2種類あります。しかし、使い方に不安があったり、アシスタントが必要だったりする際は窓口(チケットオフィス)で購入しましょう。チケットオフィスはThe Lawnからプラットフォームに向かって左側にあります。なお、質問などは中央の電光掲示板前のツーリスト・インフォメーションカウンターでもできます。
プラットフォームの見つけ方
乗り場(プラットフォーム)によって改札口が違うので、まずは自分の乗りたい電車が何番から発車するか確認する必要があります。中央に大きな電光掲示板があり、その上部に行き先とプラットフォーム番号、発車時刻、その下に停車駅の情報が表示されます。プラットフォームの番号が出ていない場合は出るまで待ってから動きましょう。
パディントン駅周辺の観光スポット
空港へ向かうには早すぎたり、長距離列車の出発時間の関係で時間が空いてしまった時には、近隣を回ってみるのもおすすめです。こちらでは、ギリギリまでロンドン観光を楽しめるよう、近場の観光・買い物スポットを紹介します。
ハイドパーク&サーペンタイン・ギャラリー
駅から南に200mほど行くとハイドパーク(Hyde Park)にぶつかります。そのまま中を散策しても良いですし、通り抜けてロイヤル・アルバート・ホールやハロッズへ行くこともできます。ただし公園自体が広いので、帰りのことも考えて、体力に合わせて歩きましょう。
買い物がしたいなら、公園にぶつかって左に曲がり、まっすぐ行けば目抜き通りのオックスフォード通りに出られます。歩くのが大変なら公園手前の地下鉄の駅ランカスター・ゲート(Lancaster Gate)から2駅先のボンド・ストリート(Bond Street)、または3駅先のオックスフォード・サーカス(Oxford Circus)まで行ってください。
ハイドパーク内にはモダン・アートの美術館、サーペンタイン・ギャラリーが2館あります。小ぶりな美術館で入館料も無料なので、ちょっとした時間つぶしにぴったりです。ちなみに、パディントン駅方面から近い方であるサーペンタイン・サックラー・ギャラリーのレストランは、新東京国立競技場の設計コンペで話題になったザハ・ハディドが設計しました。
The Serpentine Galleries
- Kensington Gardens London W2 3XA
- +44(0)20 7402 6075
- 10:00〜18:00
- 月曜、クリスマス前後
リトル・ベニス
ハイドパークとは逆の北側には、リトル・ベニス(Little Venice)と呼ばれるちょっとした観光スポットがあります。グランド・ユニオンとリージェンツ運河がぶつかる場所に位置しており、イギリス名物のカラフルなナロー・ボートが並んでいるのを見られます。時間があれば水辺のパブやカフェで一服したり、観光用のボートでカナル・クルーズをすることも可能です。
パディントン駅周辺のホテル情報
ヒルトン・ロンドン・パディントン
ヒルトンは駅の正面改札側(Praed Street側)に接しているため、便利さでは随一です。パディントン駅に遅く到着しても、駅からそのままチェックインできるので安全性も高く、翌日はすぐに電車や地下鉄に乗って動くことができます。ヒルトンですから内装やサービスの質はお墨付きですが、さらにゴージャスな宿泊を希望するなら、プレミアムルームであるGWRタワーがおすすめです。2015年にリノベーションされてオープンした部屋ばかりなので綺麗な上、アメニティグッズなどもワンランク上のものが用意されています。
Hilton London Paddington
- 146 PRAED STREET LONDON W2 1EE
- +44-207-850-0500
スタイローテル
こちらは、クラシックなヒルトンとは打って変わって、モダンでファンキーなブティックホテルです。19世紀のビクトリアンの建物ながら、一歩中に入るとシルバーや彩やかなアクセントカラーを多用した近未来的な内装に驚かされます。家族や友達同士で連泊するなら、ミニキッチン(キチネット)付きのスイートも良いでしょう。手頃な宿泊代なのに全室無料でWifiが使え、パディントン駅からは徒歩2分という立地もうれしいポイントです。ただしバスタブはなく、全室シャワーのみなので、旅先でも湯船に入りたい人は注意してください。
イギリス観光にはパディントン駅を活用しましょう
ロンドンだけでなく、イギリスの西部へ旅行する際にもパディントン駅を使うことが多いです。こちらの記事で乗り換え方法を把握しておくと安心ですが、もし迷ったらインフォメーションカウンターや、制服を着た駅員に聞きましょう。時間があったら駅周辺の観光や、くまのパディントンやブルネルの像などもぜひ見物してください。