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ハンザ同盟で有名なハンブルクの歴史
ハンブルクは6世紀にはすでに港湾都市として存在していました。9世紀になってカール大帝が城塞を築き、キリスト教布教のために大聖堂も建てられました。
ハンブルクはバイキングをはじめとした北方民族、デーン人、スラブ人などから襲撃されるものの持ちこたえ、12世紀には神聖ローマ帝国の皇帝フリードリヒ1世から船舶運航が認められました。
関税特権や経済特権も手に入れたことで、交易都市として更なる発展を遂げています。
ハンブルクといえばハンザ同盟です。リューベック、ブレーメンとの貿易同盟を発展させ、都市同盟であるハンザ同盟を確立しました。その後自由都市の特権も手に入れ、自治権を獲得します。
1783年にはアメリカと通商関係を結ぶまでになり、国際金融市場としてハンブルクは更なる発展を遂げます。1871年にドイツ帝国が誕生しますが、ハンブルクはどこの州にも属さずにそのまま独立を保ちました。
戦後もその存在感は変わらず、現在も単独都市で連邦州を構成しています。175万人ほどの人口を誇る大都市として、ドイツの交易や商業の大事な役割を担っています。
見どころ満載のハンブルク観光
ハンブルクで一番の観光の見どころといえば、ハンブルクの象徴であるアルスター湖です。大都市のど真ん中にありとは思えないほどの美しさで、周辺にはショッピング街があるので散策しながらショッピングを楽しむにももってこいです。
遊覧船もあるので、時間がある方はそちらもチェックしておくと良いでしょう。
もう一つハンブルクのシンボルなのが、市庁舎です。112メートルの高さを誇る塔が目印で、ガイドツアーに参加すると普段入れないところまで見学できます。
ハンブルクらしい景色といえば、なんと言っても世界遺産に登録されている運河沿いの倉庫街です。国際海洋博物館やミニチュアワンダーランドというジオラマパークがあるのも、観光地としての魅力の一つです。
ハンブルクにはまだまだ人気観光地が盛りだくさん
ハンブルクには、様々な教会があります。そのなかでもおすすめなのが、バロック様式の教会である聖ミヒャエル教会です。展望台からは市街地や港を一望することができるので、ぜひ登ってみてください。
もう一つおすすめなのが、聖ヤコビ教会です。独特な外見が特徴的で、バッハが演奏したこともあると言われているパイプオルガンがあります。
ほかにも、エルベ川沿いの高台には、高級住宅地であるブランケネーゼという地区があります。のどかなドイツらしい美しい街並みを眺めることができるの穴場観光スポットです。
静かなところでリフレッシュしたいという方は、このブランケネーゼ地区がおすすめです。
ナイトライフが充実しているレーパーバーン
ハンブルクはナイトライフが充実していることでも有名です。ハンブルクの歓楽街はレーパーバーンと呼ばれており、ザンクトパウリ地区にあります。
ビートルズのゆかりの地として有名なグレートフリーダム通りは観光地としても有名で、ビートルズ広場もあります。ミュージカルやライブハウスはもちろん、バーやディスコなども立ち並んでいて、夜はとても賑やかな雰囲気です。
ドイツは朝方までやっているお店が少ないのですが、このエリアでは朝までやっている飲食店も多くあるので、夜通し遊びたい方にはぴったりです。
このエリアには、ストリップ劇場やアダルトショップ、買春宿などもあります。興味がある方は覗いてみるといいかもしれません。
ハンブルクの絶品郷土料理
ハンブルクはハンバーグの故郷と言われており、ドイツではフリカデレという名前で親しまれています。日本のハンバーグより丸っこいかたちで、ハンバーグとミートボールの間のようなイメージです。
ハンブルクの郊外が発祥の地とされているカレイのソテーにベーコンをかけた料理、フィンケンヴェルダーショレもおすすめです。
他にも、塩漬けされた牛肉にジャガイモやピクルス玉ねぎなどを合わせたラプスカスや、塩漬けした骨付き豚肉料理、アイスバインなどもあります。
予算としては、メインディッシュは10から15EURO程度と考えておくと良いでしょう。そこにさらに前菜や飲み物をつけると、20から30ユーロ程度で気軽に本格ドイツ料理を楽しめます。
ハンブルクではビールのレモネード割りであるアルスターヴァッサーと呼ばれるお酒が人気です。南ドイツではラードラーと呼ばれているので、そちらの呼び方の方がピンと来る方もいるかもしれません。
ドイツではビールはジュースと同じ程度の値段で楽しめるので、ハンブルクに行ったらぜひ、アルスターヴァッサーも試してみましょう。
喜ばれること請け合いのお土産
ハンブルクには、オエローパ・パサージュというショッピングセンターがあります。地下にはレーヴェというスーパーがあり、そこではドイツの定番お土産であるハリボーやミルカ、リッタースポーツなどのお菓子をリーズナブルに買うことができます。
ミルカやリッタースポーツの板チョコは、1枚1ユーロ程度です。
同じくショッピングセンターに入っているブドニコフスキーというドラッグストアでは、美容コスメやスキンケア商品、入浴剤などを買うことができます。こちらも比較的リーズナブルなので、お土産として大量買いするにはぴったりです。
ハンブルク観光のおすすめシーズン
ハンブルクは、夏は比較的涼しく、雨が降ることが多いことで知られています。真夏でも平均最高気温は25℃以下で、平均最低気温は12、13℃程度です。
そのため、ほかのヨーロッパ都市と同じく、夏の観光がいいでしょう。夏は日照時間が長く夜も出歩きやすいので、ナイトライフが充実しているハンブルクを観光するのであればぴったりのシーズンです。
真冬になると平均最高気温が5℃を切り、平均最低気温が氷点下を下回ることもあります。ですがドイツの中では比較的温暖なので、防寒対策さえしていれば冬の観光でも問題ないといえるでしょう。
クリスマスマーケットで有名なドイツの中でも、ハンブルクのクリスマスマーケットは有名です。
街の中に何ヶ所かクリスマスマーケットがあるので、ハンブルクだけでクリスマスマーケット巡りができるのも魅力の一つです。夜景を楽しみたい方や写真撮影が好きな方は、クリスマスマーケットの時期を狙うのもいいでしょう。
ハンブルク観光でおすすめホテルエリア&値段の相場
ハンブルクは大きな街で、ホテルも街中に点在しています。多くのホテルが軒を連ねるのは中央駅のそばです。中央駅からアルスター湖までは歩ける距離なので、交通のアクセスとハンブルク観光を考えるのであれば、中央駅付近のエリアの宿泊がいいでしょう。
夜景を楽しみたいのであれば、エルベ川沿いのホテル、ナイトライフを楽しみたいのであればレーパーバーン近くのホテルを探してみることをおすすめします。
ハンブルクにはリーズナブルに泊まれるホテルからリッチなラグジュアリーホテルまで、様々な価格帯のホテルがあります。グレードにあまりこだわらないのであれば、大人2人1泊2日するとして、1万円あれば充分と言えます。
少しグレードをあげるのであれば、1万円から2万円程度の予算で考えておくといいでしょう。
気になるハンブルクの治安は?
ハンブルクは比較的治安がいいと言われてはいますが、大都市であるため、注意をしておくことに越したことはありません。スリや置き引き対策として、貴重品からは目を離さず、鞄はしっかり身につけておくようにしましょう。
歓楽街という性質上仕方のないことなのかもしれませんが、レーパーバーンエリアはあまり治安がよくないといわれています。
ですがやはり観光客としては、夜のドイツを楽しみたいと思いますよね。その際はホテルの人に聞いて、行かない方がいいエリアや道をあらかじめ頭に入れておきましょう。
レーパーバーンに夜行くのであれば、女性同士や一人で行くのではなく、数人で行くことをおすすめします。
日本からハンブルクまでのアクセス
日本からハンブルクへは、残念ながら直行便は運行していません。そのためフランクフルトやミュンヘン、デュッセルドルフといった日本から直行便が出ている空港を経由していくといいでしょう。
フランクフルト国際空港からハンブルクの国際空港までは空路で約1時間程度なので、乗り換えはあるもののアクセスは比較的良いといえます。
ハンブルク空港からハンブルクの市内へは、バスや電車、タクシーの利用が可能です。エアポートエクスプレスというバスに乗ると約30分程度かかり、Sバーン(路面電車)を利用する場合も、所要時間は30分程度です。Sバーンの駅は空港ターミナルの真正面にあるので、Sバーンを利用すると便利です。
タクシーを利用しても所要時間は変わらず、約30分ほどです。値段はタクシー会社によって違いますが、25ユーロ少々かかると見積もっておきましょう。
楽しみ方いっぱいのハンブルク観光
ベルリンに注ぐドイツ第2の都市であり、ヨーロッパの中でも最大規模の港を持っている大都市ハンブルク。観光スポットも多く、美しい風景とモダンな娯楽を楽しめるスポットとして、ドイツでも人気観光地となっています。
日本から直行便は出ていないもののドイツ国内でのアクセスは良いので、ドイツに向かうのであれば是非立ち寄ってみましょう。