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「バンコク」観光の見どころ
三大寺院巡り
バンコク観光でまず外せないのが、三大寺院とよばれる「ワット・アルン」「ワットポー」「ワット・プラケオ」です。3つの寺は近い距離にあるので、徒歩で移動することもできます。
ただし、このエリアのそばに鉄道の駅はありません。タクシーなどでアクセスすることになりますが、渋滞に巻き込まれると思わぬ時間がかかります。そこで、「スクンビット」周辺からアクセスするなら、河を走るボート「チャオプラヤーエクスプレス」もおすすめです。
「ワットアルン」は、「暁の寺」とも呼ばれています。日本では三島由紀夫の小説「豊穣の海」第3巻の「暁の寺」でもよく知られています。チャオプラヤー川のほとりにあり、5つの仏塔には精密で見事なレリーフが彫られています。
「ワットポー」では、全長46メートルの黄金の涅槃仏に圧倒されます。「ワット・プラケオ」はエメラルド寺院とも呼ばれ、「エメラルドブッダ」が必見です。
絶景バンコクを空から楽しむ「ルーフトップバー」
バンコクで近年ブームなのが「ルーフトップバー(屋上バー)」、高層ビルやホテルの最上階で夜景が眺められるオープンエア形式のバーです。5星クラスのバーやレストランが多く、人気店は予約必須、ドレスコードもあって、料金も高額というところが多いのですが、中にはカジュアルなバーもあります。地上にいると雑然としたバンコクの喧噪も、高いところから眺めた夜景はまさに宝石のようです。
ショッピングを楽しむ
バンコクには、様々なタイプのショッピングモールやマーケットがあり、ありとあらゆるものが買えるショッピングタウンでもあります。
大規模な屋内型のモールにも、様々なタイプがあります。現地の富裕層が集まる超高級モール「サイアムパラゴン」「セントラルエンバシーショッピングモール」などでは高級スポーツカーから世界のハイファッションブランドまで、「超」がつく高級品がそろっています。
もっとお気軽なショッピングならば、お土産も買いやすい「MBK サイアム」、世界中の都市を集めるというコンセプトの「ターミナル21」などがあります。
一方、もっとバンコクらしいものを求めるならば、「チャトゥチャック・ウィークエンドマーケット」や「アジアティーク・ザ・リバーフロント」がおすすめです。
「チャトゥチャック・ウィークエンドマーケット」は、アジア雑貨やタイオリジナルブランドなど、お土産にも最適なタイグッズを販売する店が15,000店以上も集まったマーケットです。広さは東京ドームの2.5倍、土日のみに開催されています。
「アジアティーク・ザ・リバーフロント」は、19世紀の船着き場だった場所に、当時の建物を修復して開発されたショッピングエリアです。こちらも広さは東京ドームの2.5倍、1500のショップと40のレストランがあります。川に面しているので、散策エリアとしても楽しめます。
バッグパッカーの聖地「カオサン通り」
かつては路地の両サイドに小さな旅行代理店が並び、格安チケットや情報を求めて世界中からバックパッカーが集まってきた町、カオサンですが、近年はインターネットの普及によってその役割も終え、若者や観光客が集まる町へと変わってきました。
安宿から高級ホテルまで、屋台からおしゃれなレストランまで、様々なものが混沌と存在するストリートです。
「バンコク」の食を知る
タイ料理の特長
トムヤムクンやタイカレーなど、タイ料理は日本でも、西欧諸国でも一ジャンルとして認知されているメジャーな存在です。主食はタイ米(インディカ米)ですが、地域によってはもち米も食べられています。主食を中心に、おかずを数種類用意するという食事スタイルは日本と似ていますね。
いちばんの特徴は、5つの味と香りによる複雑な味付けです。「辛み」「酸味」「甘み」「塩味」「うまみ」。これらが複雑に混じり合っているのがタイ料理の特徴です。
食卓にも、日本のテーブルコショーのような感覚で、砂糖、ナンプラー、唐辛子の酢漬け、粉唐辛子を入れたセットが用意され、各自で味付けをして食べるようになっています。
タイ料理の代表的なメニュー
●「トムヤムクン」: 日本でもなじみのある、エビの入った辛くて、酸っぱいスープです。日本ではエビが入ったものが主流ですが、タイではエビの代わりに魚やスペアリブなど、様々なバリエーションがあります。
●「タイカレー」: タイカレーはインドカレーのようなスパイスは使わず、唐辛子やエビ味噌などを使用しています。
●「パッタイ」: 米の平麺を使ったタイ風焼きそばです。屋台を代表する料理で、昼食によく食べられます。
●「タイスキ」: 魚介類を使った鍋料理です。名前は日本の「すき焼」に由来するようで、第2次大戦後に考案された比較的新しい料理です。
「バンコク」のおすすめのお土産
タイは伝統的な雑貨の宝庫であり、タイテイストを取り入れた現代的なブランドもたくさんあります。コスメ、食べ物、雑貨、など、安くて喜ばれるお土産をピックアップしてみました。
タイパンツ/サルエルパンツ/アラジンパンツ
タイシルクと並んで、様々なファブリック製品もタイにはたくさんあります。古くはタイパンツ、最近ではサルエルパンツ/アラジンパンツなど、ラフなエスニックパンツに人気があります。日本での外出着にはラフすぎるかもしれませんが、部屋着としてもおすすめです。
タイ調味料
大都市圏では、タイの調味料キットなども気軽に買えるようになりましたが、大抵はスタンダードなパッケージのもの。現地の高級料理店、ブルーエレファントの調味料は、味はもちろん、パッケージもモダンで高級感があり、お土産におすすめです。スーパーなどで入手できます。
アロマグッズ
古くはお香、最近ではアロマディフューザーやアロマキャンドル、マッサージオイル、ボディローション、ナチュラルソープなど、暑い国だけに、香りに関わる製品がタイにはたくさんあります。
デパートやショッピングセンターでは、モダンでおしゃれなブランドがたくさんあるのでのぞいてみてください。
ナチュラル石鹸が有名な「HARNN」、スパグッズの「PANPURI」「BATH & BLOOM」などが人気があります。
ヤードム
タイ以外にはないのに、タイ人にとってのマストアイテムがこの「ヤードム」です。「ヤー」は薬「ドム」は嗅ぐという意味、スティック状のものを鼻で嗅いで使うものです。
タイの人たちは、町中でもカフェでも、どこでも「ヤードム」を取り出して嗅いでいます。中にはスティックを鼻に突っ込んだまま歩いている人もいるくらいです。
メンソールなど数種類の薬用成分からなり、疲れたときや暑いとき、頭痛がしたり、蚊に刺されたりしたときなど、気分転換に鼻から吸ってすっとする、というのが基本的な使い方です。コンビニなどで簡単に手に入るので、タイ滞在中にはぜひ一度体験してみてください。
「バンコク」観光の基本
バンコクの交通
バンコク市内は高架鉄道「BTS」、地下鉄「MRT」や路線バスといった公共交通機関が発達していて、ほとんどの場所へ鉄道で移動できます。駅から離れた観光地などへはタクシーを利用するのが一般的です。
三輪タクシーの「トゥクトゥク」や川を航行する「エクスプレスボート」など、バンコクならではの交通手段も楽しめます。
料金は、電車は約60円から、バスは約40円から、タクシーの初乗りで約120円からとなっています。「トゥクトゥク」は事前に料金の交渉が必要ですが、140円から700円程度です。
バンコクの言葉
タイの公用語はタイ語です。大きなホテルや空港など観光地では英語も通じますが、タクシーの運転手などは片言の英語程度と考えておいた方がよいでしょう。
英語が通じやすいシンガポールやマレーシアと比べると、英語が通じるエリアは観光エリアに限定されるという印象です。
バンコクの気候
年間平均気温は約29度、最低気温は23度~27度程度と、1年を通じて常夏の気候です。季節は11月~3月の乾期、3月~5月の暑期、6月から10月の雨期に分かれます。観光のベストシーズンは乾期ですが、雨期でも一日中雨が降ることはないので、季節を選ばずに観光が楽しめます。
「バンコク」観光の注意点
治安について
バンコクの治安は概ね良好で、むしろプーケットなどの観光地の方が、バンコクよりも犯罪率は高くなっています。観光客が被害を受ける犯罪は、ほとんどがひったくりやスリなどです。人混みの中での荷物の持ち方や管理には注意してください。
また、夜間の一人歩きは避けた方が無難です。そのためには、ホテルの立地にも注意しましょう。地下鉄駅に直結しているホテルであれば、夜間に人気のない道を歩く必要もありません。繁華街の人気のない道や、有名でないお店なども注意が必要です。
「バンコク」のホテル事情
ホテルの相場
バンコクのホテル料金は、他のアジアリゾートと比べるとリーズナブルです。5星クラスで1万円代~、4星クラスで1万円弱がおおよその目安です。
場所の選び方
街の喧騒を逃れてゆっくりしたいのならば、5星クラスのシティリゾートがおすすめです。チャオプラヤー川沿いには「シャングリ・ラ ホテル バンコク」「マンダリン オリエンタル ホテル バンコク」「ザ・ペニンシュラバンコク」などラグジュアリーなホテルが集中しています。
一方、アクティブにバンコク観光を楽しみたいのならば、電車の便がよいエリアがおすすめです。「スクンビット通り」は外国人が居住する高級住宅街で、高級ホテルも多くあります。
「シーロム」はクラッシックな建築物が建ち並ぶエリア。デザイナーズホテルも多数あります。「サイアム周辺」は、若者にも人気のモールが集中するショッピングエリアです。
「バンコク」の歴史
1782年、現王朝であるチャクリー王朝の開祖、ラーマ1世がバンコクを都として制定、それまで何もなかったバンコクの都市開発が始まります。
ラーマ1世の前王「タクーシン」は、晩年に精神が錯乱し、国が混乱に陥りました。そのさなか、ラーマ1世がタイに帰国、民衆の声に応えてタクーシンを処刑、チャクリー王朝を創設しました。その際に、首都を「トンブリー」から「バンコク」へ遷都、約3年をかけて王宮を建設しました。
その後、経済の発展とともにバンコクは拡大していきます。19世紀から始まる西欧の植民地時代、第2次世界大戦を経ても、タイは一度も占領されることはなく、現在もチャクリー王朝が続いています。2016年にはラーマ9世が死去し、ラーマ10世が即位したのは記憶に新しいところです。
「バンコク」観光のまとめ
世界的な大都市の顔と、仏教国としての敬虔な生活。10世紀から続く、寺院や王宮の数々と、現代的で、混沌としたアジア的な大都市。
異なるふたつの顔をもつバンコクを、心ゆくまでおたのしみください。