山口に行ったら食べなきゃ損！おすすめ瓦そばの名店１０選

更新日: 2024年4月20日

山口県下関市の郷土料理、瓦そば。人気ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」で瓦そばの存在を知った方も多いのではないでしょうか。
瓦そばとは、熱した瓦の上に茶そばを乗せ、その上に錦糸卵や牛肉などの具材を乗せた食べ物で、めんつゆにくぐらせて食べます。瓦の上で焼かれたそばのパリパリ食感と具材、めんつゆの組み合わせが絶妙で、舌はもちろん目や耳でも楽しめるので大人気のお料理です。
見た目にインパクトもあり、フォトジェニックなので山口に訪れたらぜひ食べたいお料理です。
そこで今回は、山口で有名なおすすめの瓦そばの名店を紹介します。ぜひ、参考にしてくださいね。

山口の名物「瓦そば」とは？

瓦そばとは、もともとは川棚温泉の名物料理として出されていた料理で、その評判で下関から山口県内各地にご当地料理として広まったものです。
明治10年の西南戦争の際に、薩摩軍の兵士たちが野戦の合間に瓦を使って野草や肉を焼いて食べていたという話を参考にし、下関市豊浦町の旅館「たかせ」を営んでいた高瀬慎一氏が考案し、宿泊者向けの料理として振る舞われたのが起源だそうです。

熱した瓦の上に茶そばを乗せ、その上に錦糸卵や甘辛く味付けされた細切りの牛肉などの具材を乗せ、最後に小ネギやスライスしたレモン、海苔、紅葉おろしなどの薬味がトッピングされています。
それを温かいめんつゆにくぐらせて食べるのが一般的な瓦そばとされています。山口県内では、家庭向けのセットなども販売されていて、家庭でも食べられているそうですよ。

■元祖瓦そば たかせ 本館（がんそかわらそば たかせ）

山口の瓦そば店の最初におすすめしたいのは「元祖瓦そば たかせ 本館（がんそかわらそば たかせ）」。瓦そば発祥のお店で、築約100年の当時の面影を残したまま改装した歴史あるたたずまいで食事を楽しめます。

まるでタイムスリップしたかのような懐かしい雰囲気です。瓦そばの麺には京都の最高品質の宇治抹茶を練り込み、つゆは昆布とかつおがたっぷりと使用された秘伝の甘めで上品な味わいになっています。また、薬味のネギも下関安岡産のものにこだわった、贅沢な瓦そばになっています。

見た目にもインパクトのある瓦そばは、大きな瓦に人数分まとめて盛り付けられます。そばが瓦に触れている部分はカリカリ食感、触れていない部分はふんわり食感を楽しめるので、飽きることなく完食できると評判です。

また、瓦そば以外にも「うなめし」という、お出汁をかけて食べるひつまぶしのような名物メニューもあります。瓦そばと一緒にぜひ味わってくださいね。

■瓦そば本店 お多福

次に紹介する山口の瓦そば店は「瓦そば本店 お多福」。こちらは、瓦そばはもちろん、お料理が絶品と評判の川棚グランドホテルの敷地内にある、瓦そばが有名な食事処です。「劇場旅館」をテーマにして造られたモダンな空間になっています。

客室は和モダンでおしゃれな雰囲気。温泉も評判で、うれしい食事と立ち寄り湯のセットプランなどもあります。瓦そば以外にも、ひつまぶしや郷土料理、定食、会席料理などメニュー豊富に揃っています。

こちらの瓦そばは、一般的な錦糸卵と細切り牛肉がトッピングされたもの以外にも、山口らしい下関名物のふぐの天ぷら「ふく天」がトッピングされた瓦そばも楽しめます。お出汁にもこだわって作られた濃い目のおつゆとそばとの絡みも絶妙と評判です。

盛りつけも美しく、フォトジェニックと人気です。また、こちらではお土産用に箱に入った瓦そばのセットも販売されています。

■秋芳館 湧水亭（しょうほうかん わきみずてい）

続いておすすめの山口の瓦そば店は「秋芳館 湧水亭（しょうほうかん わきみずてい）」。秋芳洞バスセンターの正面に位置するお店で駐車場も広く、秋芳洞を観光した際に立ち寄りやすい老舗レストランです。
広々としたお土産屋さんも併設されており、山口県内のお土産品が多数取り揃えられています。秋芳洞まで徒歩5分とアクセスも良好です。

秋芳館湧水亭の瓦そばのトッピングは錦糸卵、牛コマ肉、ネギ、もやし、スライス玉ねぎ、刻み海苔、青ネギとボリューム満点です。綺麗な縞のように並べられており、インパクト抜群です。固形燃料で瓦を温めながら食べられるので、瓦が冷めることなく食事を楽しめます。

また、瓦そば以外にもメニュー豊富で、「洞丼」や「洞そば」など秋芳洞をイメージして作られた一風変わった名物メニューも楽しめます。どのお料理もボリューミーでおいしいと評判です。