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和歌山城観光ガイド:そびえる天守閣に無料の動物園も!

「和歌山城」は、和歌山県和歌山市にある徳川御三家の居城としても知られる城です。和歌山県の中心都市、和歌山市内にあり、アクセスも便利な立地から、観光やお出かけの際にも足を運びやすい観光スポットです。国の史跡にも選ばれた広大な敷地の城で歴史覧策を楽しみましょう。 こちらの城にはしっかり現在もなお天守閣が残り、荘厳な外観で訪れた人々を出迎えてくれます。城をぐるっと囲んだ石垣にも見どころがいっぱいです。その他にも、敷地内に入場無料の動物園まで兼ね備えているなど、お城だけにとどまらない観光の魅力があります。 そんな見どころ豊富な「和歌山城」を観光をより楽しめる耳寄りな情報や注目スポットを掘り下げて紹介していきます。

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更新日: 2023年12月5日

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「和歌山城」ってこんなところ!

「和歌山城」は、和歌山県和歌山市のほぼ中心部に位置する虎伏山に建てられた徳川御三家の居城です。城の側を流れる紀の川を天然の堀にし、本丸、二の丸、三の丸まで建てらた平城です。

遠くから見ても鮮明にその形が分かるほど、大きく立派な天守閣は、日本の城の中でも屈指の規模です。櫓と天守が連なったその形は、姫路城、松山城とならび「日本三大連立式平山城」の一つにも数えられています。

そんな「和歌山城」の始まりは、1585年に紀州を平定した、豊臣秀吉が弟の秀長に建築を命じたことです。
築城の名人ともいわれる藤堂高虎によって築城された城は、城主を何度か変え、江戸時代には徳川頼宣が入場し、徳川御三家の城として栄えていきます。

石垣には紀州特産の青石と呼ばれる石がふんだんに使われています。地元の素材を使って作られた城から、紀の川や和歌山市街を眺めれば、観光気分をグッと盛り上げてくれます。

「和歌山城」観光の魅力!

「和歌山城」ならではの魅力の一つが、日本に3つしかない、大天守、小天守の2つが連立して作られた「日本三大連立式平山城」という点です。櫓と合わせた大規模で壮大なその天守閣は眺めているだけでも、圧倒されそうな存在感です。
まっしろで気品あふれる城壁、重厚感のある瓦など、細部にいたるこだわりも感じられます。

その他にも天守閣がある本丸に加え、景勝地としても楽しめる庭園を兼ね備えた西の丸など、広い敷地内には日本らしい趣を感じられるスポットがいくつもあります。
歴史好きな方はもちろん、歴史が苦手な方も楽しめる景色と荘厳な建築が出迎えてくれる「和歌山城」に足を運んでみましょう。

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「和歌山城」観光の見どころ

四季を感じられる「和歌山城」

「和歌山城」は、豊かな自然に囲まれたお城です。城の周辺の遊歩道に植えられたイチョウの木々は、秋になると華やかな黄色に色付きます。綺麗に染まった葉が舞い落ちる並木道は、歩くだけで非日常を感じさせます。
左右に木々が植えられた長い一本道は、写真に撮ればフォトジェニックな一枚に仕上がります。

秋だけでなく春にも「和歌山城」は、鮮かな景色を訪れた人に見せてくれます。春になると敷地内に植えられている梅や桜の花が一気に咲き誇ります。ピンク色の花びらで満たされた城は、観光客だけでなく地元の方のお花見スポットとしても人気です。
日本らしい建築の城と豊かな自然を「和歌山城」で一度に楽しみましょう。

ひそかにブームの珍スポット「石垣の小人」

テレビ番組に取り上げられ話題になった珍スポットが「和歌山城」にはあります。城の中を進んでいくと「二の丸広場」と呼ばれる緑あふれる広場が見えてきます。
珍スポットと呼ばれる場所があるのは、「二の丸広場」すぐ近くにある裏坂という坂の真ん中あたりにある石垣です。

坂を上って石垣までたどり着き、見えてくるのはまるで小人のような形をした木の根っこです。一生懸命石垣を登っているかのようなその姿に思わず目が止まってしまいます。
この場所そのものは、重要な観光スポットというわけではなく見逃しがちですが、観光の際にマニアックな楽しみ方を満喫したい方におすすめです。

天守閣から見える絶景!

「和歌山城」の中でも、一番観光客の目を引くメインスポットといえば天守閣です。やぐらや小天守、大天守が連なった壮大な姿を見るだけでなく、実際に登れるのがこの城の大きな魅力です。
標高50mの高さに建てられた天守の頂上からは、市内や城周辺の豊かな自然を見渡せます。

こちらの天守は、築城当初は黒板張りで真っ黒でしたが、1798年に、現代まで引き継がれる白亜の天守に生まれ変わりました。一度は落雷により消失したものの、現在では復元された姿で訪れる人を魅了しています。
晴れた日には、澄み渡る青空、紅葉や桜といった季節の景色など、思わず写真を撮りたくなるような絶景を鑑賞しましょう。

神出鬼没の忍者が登場!

「和歌山城」内を歩いていると、黒装束に身を包んだ忍者に出くわします。忍者たちは「おもてんし忍者」と呼ばれ、和歌山城内やその周辺で、訪れた人を歓迎するパフォーマンスを行っています。観光で困ったことや記念撮影がしたいときに話かければ、快く応じてくれる優しい忍者ばかりです。

中には城の城壁に溶け込んで、隠れ蓑術を披露している忍者もいるので、観光の際は、探してみましょう。この忍者たちの修行スケージュール、出没スケージュールはHPで確認できます。忍具を使ったアクションたっぷりのショーも行うサービス精神あふれる忍者もこの城の魅力です。

■御橋廊下

「和歌山城」の中には、城の他にも歴史を感じられるスポットがたくさんあります。その一つが「御橋廊下」です。こちらの廊下は、外からは見えない屋根付きの渡り廊下です。
その昔は、西の丸と二の丸を結ぶ通路として使われ、藩主や付き人といった限られた人のみ使える場所でした。そんな廊下も現在は一般の観光客が利用できます。

木造の廊下は、歩くとわずかな傾斜があるのに気付きます。斜めに掛かった橋のような廊下は、日本全国を探しても珍しい作りだそうです。無料で入場できるので、「和歌山城」を訪れた際は、廊下を歩いてみましょう。

無料で入園できる!「和歌山城動物園」

「和歌山城」の敷地の中には、歴史資料館やメインとなる城など、さまざまな施設があります。その中でも意外性のある場所が「和歌山城動物園」です。全国的に見ても、お城の敷地内に動物園があるのは非常に珍しいです。加えてこちらの動物園は、誰でも気軽に無料で入園できます。

園内には、すべて合わせて130種類にもおよぶ動物たちが飼われています。のんびりと過ごしているヤギ、小さくてかわいいリスザルなど、見ているだけで癒されます。その中でもツキノワグマのベニスは、動物園の100周年を記念した園長選挙に当選した看板娘クマです。「和歌山城動物園」を訪れた時は、会いに行ってみましょう。

2015年オープン!「わかやま歴史館」

「和歌山城」内の一角にある「わかやま歴史館」は、2015年にオープンした和歌山県の郷土の人物、歴史に関する資料を見学できる場所です。また1Fには、観光案内所や観光土産品センターもあり、観光スポットの案内から旅の思い出の一品の購入までを、一か所で行えます。

こちらの2Fでは、和歌山に関する資料を各部屋で観覧できます。シアタールームでは「よみがえる和歌山城」と題した、江戸時代後期の天守閣や本丸を忠実に再現したバーチャルショーを楽しめます。
その他にも徳川家にまつわる金印、和歌山城の歴史絵巻など、種類豊富な展示物をみて歴史を学びましょう。

情緒あふれる静かな空間 茶室「紅松庵」

目の前に庭園がある趣ある和の空間でお茶を楽しめるのが、茶室「紅松庵」です。こちらの茶室は1973年に、和歌山市の名誉市民である実業家、松下幸之助の寄付によって建築された数寄屋造りの茶室です。茶室の周りだけ時間が止まったかのような静かな空間が広がります。

こちらの茶室は、一般の方でも利用できます。茶会やお茶の練習の際には、日本庭園が広がり、和を感じられる空間を贅沢にも貸し切り利用しましょう。貸し切り利用客のない日は、お茶とお菓子が合わさった「一服セット」450円で、程よい甘みの和菓子と香り高い抹茶をいただけます。

藩主が余生を過ごした「紅葉渓庭園」

「和歌山城」の西の丸と呼ばれる場所には、四季折々の景色を楽しめる「紅葉渓庭園」という日本庭園があります。天守閣から北側にある坂を下っていくと見えてくるこちらの庭園は、名前通り、秋には彩り豊かな紅葉を鑑賞できます。

庭園の中心付近にある「鳶魚閣(えんぎょかく)」からは、池の水面の波紋や舞い落ちる木の葉を眺めまれます。雨の日は叙情的な雰囲気があり、雨の日の観光スポットとしてもおすすめです。
秋だけでなく緑あふれる新緑、雪の積もる冬ならではの景色など、一年を通してさまざまな姿を、訪れる人に見せてくれます。

重要文化財にも選ばれた「岡口門」

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「和歌山城」内には5か所城への入り口があります。その中で、南東に位置する岡口門は、国の重要文化財にも選ばれています。その堂々たる門構えは思わず見ているだけで圧倒されます。

門のすぐそばには重厚感ある石垣、草木が生い茂り和を感じさせる雰囲気が漂っています。春には新緑、秋には紅葉、雪が積もった冬など、季節ごとの景色も楽しめるのがこの門の魅力です。

「和歌山城」観光の基本情報&アクセス

和歌山城観光の基本情報を紹介していきます。利用時間は、「和歌山城天守閣」が午前9:00~午後5:30となっています。
そのほか施設ごとに前後しますが9:00~17:00前後が目安です。施設以外の敷地は基本入場自由になります。
休館日は、基本無し、天守閣や庭園といった施設は年末年始となっています。

入場料は、「和歌山城」そのものは無料です。「和歌山城天守閣」に登る場合、大人410円、子供200円です。施設ごとの入場料はHPで確認しましょう。

「和歌山城」のアクセス情報を紹介します。「和歌山城」へは、電車、もしくは車でのアクセスが便利です。
電車の場合、JR和歌山駅からバスの0系統、25系統に乗り、公園前下車、もしくはタクシーに乗り5分程で到着です。南海本線南和歌山駅からは徒歩10分で「和歌山城」に着きます。

車の場合、阪和自動車道、歌山ICから国道24号の三年坂通り経由、もしくは国道26号線、国道24号線、国道42号線を通り「和歌山城」まで向かいましょう。駐車場は、和歌山城公園駐車場をはじめ、周辺に市営駐車場、有料駐車場が豊富にあるので、そこを利用しましょう。

「和歌山城」観光のまとめ

「和歌山城」は、和歌山市の中心に位置する天守閣を備えたお城です。壮大な眺めの天守、四季折々の景色を楽しめる日本庭園など、観光の見どころも満載なので、ぜひ足を運んでみましょう。

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