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「静岡県立美術館」の概要&魅力
風景画・彫刻を所蔵する「静岡県立美術館」
「静岡県立美術館」では2,600点以上の美術作品を収集しており、「東西の風景画」・「ロダン彫刻・近代彫刻」・「静岡県ゆかりの作家作品」の3つを中心としています。収蔵作品の展示はもちろん、さまざまなテーマを扱う企画展や講演会、シンポジウムなども開催し、「開かれた美術館」を目指しています。
新館・ロダン館
「ロダン館」は1994年にオープンした新館です。ロダンの彫刻作品32点を中心に、ロダン以前・以後の彫刻作品を展示しています。ガラス天井の明るい展示室は階段状のスキップフロアになっており、さまざまな彫刻作品が並ぶ様は壮観。「静岡県立美術館」に行くなら絶対に訪れておきたい展示室です。
体験を通してアートに親しむ
「静岡県立美術館」の魅力のひとつは、ワークショップや講演会、子供向けの体験イベントなどを多く開催しているところです。単に作品を鑑賞するだけでなく実際に創作活動を行ったり、美術の講座や講演会に参加したり、体験を通してより身近にアートを感じられます。
「静岡県立美術館」の見どころ①: 多彩な企画展&充実の収蔵作品展
さまざまな企画展
「静岡県立美術館」では、年に5〜6回企画展を行っています。テーマは日本画・洋画・人形・写真・ピラミッドの至宝など、多彩なジャンルに渡ります。訪れるたび、さまざまな作品に出会えるはず!
「静岡県立美術館」が誇る収蔵品展
「収蔵品展」は、「静岡県立美術館」が誇る2,600展の作品をテーマを変えて年に5〜6回公開する展覧会です。
特に、江戸中期の画家・伊藤若沖(いとう じゃくちゅう)の「樹花鳥獣図屏風(じゅかちょうじゅうずびょうぶ)」は人気の高い作品。ただし、作品を保護するため年間2カ月以上の公開は出来ず、常設展示ではありません。もし展示されていたら、必ず見に行っておきたいレアな作品です。
来館者を迎える屋外彫刻
「静岡県立美術館」へのアプローチとなる遊歩道には、国内外のさまざまな作家による12点の彫刻作品が展示されています。緑にとけこむように配置され、自然とアートの一体感を感じながら散策できるスポットです。毎晩20時までライトアップされているので、昼と夜で違った雰囲気を楽しめます。
大人も子供も楽しめる実技室プログラム
「実技室プログラム」とは、館内の実技室で来館者に創作活動を楽しんでもらうためのイベントです。たくさんの粘土や絵の具を使って自由に遊んだり、木工やシルクスクリーン、切り絵など、指導を受けながらアートの技法を体験したり、子供も大人も夢中になれるテーマばかり。
内容によって対象年齢や参加費、予約の有無が異なるため、参加したい場合はあらかじめプログラム情報をチェックしておきましょう。
「静岡県立美術館」の見どころ②: 彫刻を集めたロダン館
近代彫刻の父 オーギュスト・ロダン
オーギュスト・ロダンは(1840-1917) 、「近代彫刻の父」と言われるフランスの彫刻家。ロダンの名前は知らなくても、「考える人」の彫刻は誰もが1度は見た事があるはずです。
ロダンは1840年に生まれ、イタリア旅行の際に「ダビデ像」や「最後の審判」の壁画で知られるミケランジェロの作品に感銘を受けました。1880年に作成した彫刻作品「青銅時代」が出世作となりましたが、人体から直接型をとったのではないかと不当な批評を受けてしまうほど精巧な出来栄えでした。
ロダンはその後、「カレーの市民」、ダンテの「神曲」を表した「地獄の門」、「考える人」など数々の作品を残していきました。
力強いロダンの彫刻作品
ロダンが活躍する以前の彫刻は「どれだけ実際の造形に近づけるか」を重要視していましたが、ロダンの作品は写実性にはこだわらず「どれだけ生き生きとした魂を吹き込むか」を追求しました。その力強い質感の表現は革新的なもので、その後の芸術や日本の彫刻家たちにも大きな影響を与えたのです。
「ロダン館」では、ロダンならでは彫刻表現をしっかり観察してみましょう。フラッシュなしであれば写真撮影が可能なため、「考える人」と一緒に記念撮影もできます。
ロダン以前のフランス彫刻 第2展示室
「ロダン館」の「第2展示室」では、ロダン以前のフランス彫刻のほか、ロダンの初期の彫刻作品やデッサンを展示。「考える人」などのロダンの力強い作風と、ロダン以前に流行していた写実的な作風を見比べてみましょう。ロダンの登場前と後の作風の違いを見つけることができるはずです。
ロダン館デッサン会
「ロダン館デッサン会」は、美術館の現場で「考える人」などのロダンの彫刻を素描できるという人気のプログラムです。イーゼル・いす・カルトンは美術館からの貸し出しがあり、中学生以上なら誰でも応募できます。
デッサンすることで作品としっかり向き合い、より深い鑑賞ができる特別なチャンス。開催スケジュールは公式ホームページから確認しましょう。
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「静岡県立美術館」での食事・ショップ情報:ロダングッズをお土産に
レストラン:Rodin Terrace(ロダンテラス)
「Rodin Terrace」は、本館1階にあるおしゃれなレストラン。パスタメニューが豊富で、カレーやハンバーグといった洋食メニューも人気です。
その他、パフェ・ケーキなどのデザートメニューも充実しており、アイスコーヒーやカラフルなスムージーがかわいいドリンクジャーで出て来るのが魅力。ランチやお茶におすすめのレストランです。
<営業時間>11時〜17時
カフェ:café Rodin(カフェ ロダン)
「café Rodin」は、「Rodin Terrace」に隣接するカジュアルなカフェ。セルフサービス式で、ちょっとした待ち時間や休憩に気軽に立ち寄れます。コーヒーなどのカフェドリンクのほか、ベーグルやパウンドケーキ、マカロンといった小腹が空いた時にぴったりの軽食を用意しています。
<営業日時>美術館開館日の土・日・祝日 11時30分〜15時
ミュージアムショップ
ミュージアムショップでは、「静岡県立美術館」の顔となっているロダン作品を元にしたオリジナルグッズが豊富。絵葉書やレターセットのほか、ミニチュアのロダン像なども購入できます。
<営業時間>10時〜17時30分
「静岡県立美術館」観光の基本情報&アクセス
車・タクシーでのアクセス
■東名高速道路「静岡IC」・「清水IC」、新東名高速道路「新静岡IC」より約20分。
■タクシーを利用する場合、JR「静岡駅」南口から約20分、JR「草薙駅」から約5分が所要時間の目安です。
<駐車場について>約400台収容可能な無料駐車場と、無料駐輪場があります。利用時間は9時〜20時まで。
電車・バスでのアクセス
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■JR「静岡駅」の北口11番バス乗り場から、県立美術館線「県立美術館行き」に乗車し約30分、「県立美術館」停留所下車すぐ。
■JR「草薙駅」の県大・美術館口から徒歩25分。バスを利用する場合は、草薙瀬名新田線「県立美術館行き」バスに乗車し約6分、「県立美術館」停留所下車すぐ。
■静岡鉄道「県立美術館前駅」の南口から徒歩15分。バスを利用する場合は、「静鉄美術館駅前」停留所より、草薙瀬名新田線「県立美術館行き」に乗車し約3分、「県立美術館」停留所下車すぐ。
<静岡県立美術館>
- <静岡市駿河区谷田53-2>
- <054-263-5755>
- <10時〜17時30分(入館は17時まで)>
- <月曜日(祝日の場合開館し、翌日休館)>
- <>
「静岡県立美術館」のバリアフリー・子供向けサービス
バリアフリー情報
館内にはスロープや車いす対応エレベーターが設置され、全館バリアフリー対応になっています。車いす・電動カート・シルバーカーの無料貸し出しも利用可能です。
視覚障がい者向けのタッチツアー
「タッチツアー」とは、全盲・準盲・弱視など目が不自由な人向けのプログラム。「静岡県立美術館」が所蔵する多くの彫刻作品を、触って鑑賞できます。美術館といえば目で見る展示が中心であるため、触感でアートに親しめるのは貴重な体験。電話かファックスで申し込みが必要なので、利用する場合は1週間前までに連絡をしておきましょう。
無料託児サービス
「静岡県立美術館」では、日曜・祝日のみ予約不要・無料で託児サービスが利用できます。本館1階の授乳室を託児室として使い、6カ月以上小学校就学前の子供を2時間まで預かってもらえます。小さな子供がいてもゆっくりと美術館賞が楽しめるうれしいサービスです。
<利用時間>日曜日・祝日の10時〜15時30分(2時間以内) <定員>7名
乳幼児向け設備
本館1階に授乳室があり、託児サービス実施日以外は自由に利用できます。ベビーカーの無料貸し出しも行っており、館内3カ所のトイレにおむつ替え台を設置しています。
「静岡県立美術館」の周辺観光情報
静岡市立日本平動物園
「静岡市立日本平動物園」は、「静岡県立美術館」から車で10分程度の距離。2013年にリニューアルオープンし、トラやホッキョクグマなど肉食獣を間近で見られる「猛獣館299」などが新設され人気を集めています。そのほか、生き物と触れ合えるコーナーやミニ遊園地もあり、たっぷりと遊べる動物園です。
<静岡市立日本平動物園>
- <静岡市駿河区池田1767-6>
- < 054-262-3251>
- <9時〜16時30分(入園は16時まで)>
- <毎週月曜日(祝日、振替休日のときは翌平日)・年末年始>
- <>
「静岡県立美術館」のまとめ
「静岡県立美術館」は、有名なロダン作品に加え、求心力の高いテーマの展覧会を豊富に開催しているところが人気のひみつ。鑑賞後はカフェや買い物を楽しんだり、周囲のプロムナードを散策したり、1日ゆったりと過ごせます。1度は見ておきたいロダンの「考える人」に会いに、「静岡県立美術館」を訪れてみてはいかがでしょうか。
※本館の改修工事に伴い、2018年3月1日〜6月30日の間はミュージアムショップ・カフェ・レストラン・図書館閲覧室・県民ギャラリー・講堂・託児サービスは休止になります。
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