直島からのフェリーはどこへ行く？ 直島から行く船の旅

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直島は香川県の小さな島で、島全体がアートの舞台となっている観光地です。直島の玄関口といえばフェリーや高速船が発着する宮浦港が有名ですが、ターミナルの横にはアーティストの草間彌生さんがデザインした赤いカボチャがあったり、建築家の藤本壮介さんがデザインした「直島パヴィリオン」という白いモニュメントがあったりします。直島には宮浦港の他にも家プロジェクトや「ANDO・MUSEUM」に近い本村港や工業地帯の風戸港もあり、船も高松港・宇野港へ行く航路があったり豊島経由で犬島に行く航路もあります。そんな直島発着のフェリー・高速船について航路や正規運賃、お得なパック料金・等級料金などをご紹介します。港によっては予約しておくとフェリーで到着後すぐに使えるレンタサイクルもあるので島内観光に便利です。

直島に就航するフェリー路線

■四国汽船株式会社

【四国汽船株式会社】直島（宮浦）ー高松

直島（宮浦）から高松まではフェリーと高速船が運行しています。フェリーは1日5便あり、朝から夕方までおよそ2時間に1本のペースです。所要時間は片道50分で、一般客の他に自転車や自動車も積載できます。船の旅客定員数は500人、積載可能車両は乗用車は61台、そして船内は無料 WiFiが利用できます。運賃は片道大人520円、小人260円、自転車は310円、自動車は3m未満は3230円、4m未満は4320円、5m未満は5400円です。大人の運賃は往復割引があり、990円で購入できます。さらに15名以上で団体割引適用で片道大人470円、学生370円、小人240円で乗船できます。高速船の場合は3月から11月までの金・土・日・祝日は1日4便運行しています。主に朝の時間帯に2便、夕方に2便で所要時間は片道25分です。それ以外の日は19時台の1便しかありません。運賃は片道大人1220円、小人610円です。高速船には自転車や自動車は積載できません。

【四国汽船株式会社】直島（宮浦）ー宇野

直島（宮浦）から宇野まではフェリーと旅客船が運行しています。フェリーは便数が多く、朝から夕方まで1時間におよそ1本のペースで1日13本運行しています。旅客の他に自転車、自動車も積載可能で船内では無料 WiFiが利用できます。直島から宇野までの所要時間は片道20分で、運賃は片道大人290円、小人150円です。自転車は片道310円、自動車は3m未満で1500円、4m未満で1930円、5m未満で2480円です。自動車運賃にはドライバー1人分の運賃も含まれています。同乗者がいる場合は別途運賃が必要です。大人運賃は往復割引があり、560円で往復券を購入できます。15名以上の利用で団体割引が適用となり、片道大人270円、学生210円、小人140円で乗船できます。旅客船の場合は3月から11月の金・土・日・祝日は1日4便でそれ以外は1日3便です。主にフェリーが運行していない日中の時間と夜に運行しています。所要時間は片道15分で、運賃はフェリーと同様です。旅客船には自転車や自動車は積載できません。

【四国汽船株式会社】直島（本村）ー宇野

直島（本村）から宇野には旅客船が運行しています。運行ペースは1日5便で、主に朝1本、昼1本、夕方3本です。始発は直島を6時45分、宇野の場合は7時25分です。最終便は18時台で、この便を逃すと宮浦まで行かないと宇野に渡れません。観光で行く際は時間に気をつけてください。旅客船の所要時間は片道20分で、旅客の他に自転車や自動車は積載できません。運賃は片道大人290円、小人150円です。15名以上の利用で団体割引が適用され、片道大人270円、学生210円、小人140円で乗船できます。大人運賃に関しては往復割引があり、560円で往復券を購入できます。有効期限は翌日までなので直島で一泊する際におすすめです。直島から宇野間を何度も行き来するという時には回数券の購入がお得です。11回分を2900円で購入できます。仕事で行き来が多いという方や観光で何度もリピートする方にお得です。

【四国汽船株式会社】直島（宮浦）ー豊島（家浦）ー犬島

直島（宮浦）から豊島（家浦）経由の犬島へは高速旅客船が運行しています。乗船できるのは旅客だけで自転車や自動車の積載はできません。運行ペースは時期や島の美術館の休館により変動します。まず、基本の運行ペースは3月から11月までは火曜日以外は1日3便運行します。時間帯は朝1便、日中2便で、所要時間は直島から豊島までは22分、豊島から犬島までは25分です。豊島では10分ほど停泊します。12月から2月までは運行するのは月・金・土・日・祝日のみです。運賃は直島から豊島までは片道大人620円、小人310円、豊島から犬島までは片道大人1230円、小人620円、直島から犬島までは片道大人1850円、930円です。直島から犬島のチケットで豊島で下船したら、同切符で再乗船はできないので注意してください。全シーズンにおいて豊島美術館が運休の場合は豊島には停泊せず、豊島美術館と犬島精錬所美術館が休館のときは運休になります。

【四国汽船株式会社】直島（風戸）ー宇野

直島（風戸）から宇野まではフェリーが運行しています。ただ、このフェリーは宮浦からのフェリーや高速船などと異なり、徒歩の一般旅客のみの乗船はできないので注意してください。主にトラックや危険物車両の乗船です。自転車や二輪自動車も乗船できません。運行ペースは1日8便で、主に朝から夕方まで1時間に1本のペースです。所要時間は15分で、時間帯によっては危険物車両優先の場合もあります。6時15分宇野発のフェリーと16時半直島発のフェリーが危険物車両優先です。そして危険物車両や毒物の搬送は運賃は通常の2倍です。運行は月曜から土曜までの間だけで日曜・祝日は運休です。船内では無線Wi-Fiが利用できるので乗船中にネット接続をして待ち時間を過ごせます。船内にはトイレも完備で自動販売機も設置されています。車両運賃にはドライバーの運賃も含まれていますが、同乗者がいる場合は別途運賃が必要です。

四国汽船株式会社の就航ターミナル

直島　宮浦港

直島の宮浦港ターミナル横には草間彌生さん作の赤いかぼちゃがあり、目立ちます。ターミナル内には切符売り場、トイレ、公衆電話、ロッカーがあり、直島内を散策する際に荷物が多いという場合は、大・中・小のロッカーがあるので荷物を預けいれてから出かけられます。チケット販売は5時半から20時25分で、外にはバス停もあり、バスでの島内巡りもできます。駐車場もあり、1日200円で利用できます。

直島　本村港

直島の本村港は船の発着場とトイレのみで発券機や切符売り場がありません。乗船する場合は船員に直接払って乗船します。駐車場はあり、無料なのでしばらく駐車して徒歩で散策もできます。本村港にレンタサイクルはありませんが、近くの「CafeRestaurantGarden」や、「T.V.C.SERVICE（T.V.C.直島レンタルサービス本村店）でレンタサイクルを借りられます。旅客船で到着して気軽に直島内を散策したい時に便利です。

直島　風戸港

直島の風戸港は三菱マテリアルの工業地帯に隣接する港で、主に工業車両の利用がメインで観光客の利用が少ない港です。直島はアートが有名な島ですが、風戸港は下船しても観光名物となるようなものはありませんが、車で10分も移動すると赤いかぼちゃで有名な宮浦港に到着します。車で混雑がないフェリーに乗船するなら風戸行きのフェリーはおすすめです。ただし、徒歩だけの旅客や自転車での乗船はできないので注意してください。

高松港

高松港はフェリー切符売り場と高速船切符売り場が別々です。フェリー切符売り場は出航時間の40分前から販売しており、周りにはトイレと公衆電話がありWi-Fiも繋がります。高速船の場合は出航の30分前から購入できます。最終の19時50分の切符だけは船員が直接販売するので乗り場に行く必要があります。旅客船の切符は高速船と同じ窓口で購入できます。施設にはトイレ、ロッカー、公衆電話があり、 Wi-Fiも繋がります。

宇野港

宇野港もフェリーと高速船の切符売り場が別々です。フェリーは赤い看板が目印で、5時半から20時25分まで切符購入ができます。施設内にはトイレと公衆電話があり、ロッカーはありませんが荷物預かり所があり、6時から19時半まで利用できます。高速船の切符は10時宮浦行き、11時55分本村行き、13時半宮浦行きに関しては出航20分前から販売しており、フェリー切符売り場でも営業時間内なら高速船の切符を購入できます。それ以外は乗り場で直接船員から購入します。

犬島港

犬島港のチケット売り場は10時から15時20分です。施設内には切符売り場の他にロッカー、トイレがあります。ロッカーは小さめのサイズが30個あり、返却式なので無料でレンタルできます。それでも入らない場合は荷物預かり所が利用できます。時間は10時から17時です。そして犬島観光に来る方の多くは犬島精錬所美術館や家プロジェクトを見学する場合は高速船乗り場奥に見える黒い建物でチケットが購入できます。

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