【六本木】デザインや建築が好きならチェックしたい専門ギャラリー５選

■TOTOギャラリー・間（ま）

六本木の専門ギャラリーの最初におすすめしたいのは「TOTOギャラリー・間（ま）」。東京メトロ千代田線乃木坂駅3番出口より徒歩で約1分のTOTO乃木坂ビル3階にある、1985年10月に開設された小さなギャラリー。

人間・時間・空間それぞれの間合いという、日本特有の概念を象徴する「間」より名づけられた、建築とデザインの専門ギャラリーです。TOTOが運営し、国内外の建築家やデザイナーの個展にこだわった展示がされています。出展者の個性が存分に発揮できるよう展示デザインからすべて展示者に委ね、空間そのものを「作品」として楽しめるのが特徴です。

館内では写真撮影（フラッシュ、三脚は禁止）可能で、マガジン・ライブラリーがあり、建築・インテリア雑誌などをソファーに座ってゆっくりと見られます。また、ショップもあり、本はもちろん素敵な小物やノートなど思い出に残るアイテムが並んでいます。第一線で活躍する展示者の思想や価値観を体で感じてみてはいかがでしょう。きっと、いつもとは少し違う芸術と出会えること間違いなしです。

■21_21 DESIGN SIGHT （トゥーワン トゥーワン デザイン サイト）

次に紹介する六本木の専門ギャラリーは「21_21 DESIGN SIGHT （トゥーワン トゥーワン デザイン サイト）」。都内で最高層ビルの東京ミッドタウンのガーデン内にある、地上1階地下1階の低層建築のデザイン専門施設。一枚の巨大な鉄板の屋根が地面に向かって遮光するスタイリッシュな外観が印象的な施設です。

設計は日本が誇る建築家、安藤忠雄によるものです。さらに先を見通すデザインの発信の場として「21_21 DESIGN SIGHT」と名付けられました。展覧会を中心に、トークイベントやワークショップなどが行われ、デザインという視点から日常的な出来事や物事に目を向けた、生活が楽しくなるデザインを提案しています。

ディレクターはファッションデザイナーの「三宅一生」、グラフィックデザイナー「佐藤卓」、プロダクトデザイナー「深澤直人」、アソシエイトディレクターの「川上典李子」の4人がてがけています。デザインを通して普段何気なく過ごしている日常の見方が変わり、「何気ない日常をかっこよくキメる！」そんな何かと出会えるアートスポットです。

■アクシスギャラリー (AXIS GALLERY)

次に紹介する六本木の専門ギャラリーは「アクシスギャラリー (AXIS GALLERY)」。六本木交差点から徒歩で約8分に位置し、1981年に誕生した日本で数少ないデザインに焦点をあてたギャラリー。

世界のデザインを紹介する雑誌「AXIS」の出版をはじめ、デザインや商品開発をてがけるアクシスが、「デザインある社会」を目指して作ったギャラリーです。独自で企画した年数回の展示をはじめ、レクチャーやイベントも随時開催されています。またレンタルスペースでは、個人の作品発表から、イベント、パーティーなど、多目的に使われています。

都会的でクリエイティブな雰囲気の中、優れたデザインとその思想を見るために、外国の方も訪れています。デザインを巡る多彩なコミュニケーションから生まれた、優れたデザインに囲まれる素敵なひとときをどうぞ。