なお当サイトではユーザーのみなさまに無料コンテンツを提供する目的で、オンライン旅行代理店やレストラン予約サイトが提供するアフィリエイト・プログラムに参加し、サービス等の紹介を通じた手数料の支払いを受けています。掲載の順番はサービス等の提供会社により支払われる報酬も考慮されている場合があります。
アルコバサ修道院
アルコバサ修道院はポルトガル西部にある中世ヨーロッパ有数の修道院で、カトリック教会に属するシトー会の修道院です。
1178年にポルトガル初代国王アフォンソ1世により建築が始められました。修道会正面の外観は18世紀に改築されたバロック様式ですが、内部には多くのゴシック様式が残っています。
アルコバサ修道院には、1357年から1367年までの間ポルトガル王位に就いていたペドロ王が眠っています。
ペドロ王は妻の侍女イネス・デ・カストロとの悲恋物語で知られています。ペドロ王は1334年に2番目の妻としてコンスタンサ・マヌエルと結婚しています。
しかしペドロは妻コンスタンサ・マヌエルの侍女イネスと恋に落ち、それを良く思わなかったペドロの父であるポルトガル王アフォンソ4世に仲を引き裂かれてしまいます。
1345年に妻コンスタンサ・マヌエルが死去すると、ペドロとイネスの2人の仲は公然化し子供も生まれたものの、ペドロに絶望したアフォンソ王は重臣たちにイネス殺害を命じ、1355年にイネスは涙の館と呼ばれる場所で暗殺されてしまいます。
その後父の死により王位に就いたペドロは、イネス暗殺に関わった重臣を自らの目の前で処刑しました。その後二度と結婚することなく1367年に死去し、アルコバサ修道院にイネスと並んで葬られています。
細かな彫刻が施されたペドロ一世の石棺です。この石棺はゴシック様式の傑作としても有名です。
広告
アルコバサ修道院の場所
アルコバサ修道院は、ポルトガル西部レイリア県の街、アルコバサにあります。
ポルトガル旅行に行かれる際は、ぜひアルコバサ修道院にも立ち寄ってみてください!
広告
観光のおすすめ記事
【ポルトガル】ポルトでおすすめ観光地18選:心ときめく港町を遊び尽くせ
ポルト - 観光名所
リスボンに次ぐポルトガル第二の都市ポルト。ポートワインの積出港として知られています。ローマ時代にはポルトゥス・カレ(カレの港)と呼ばれ貿易で栄え、ポルトガルの国名の由来にもなりました。旧市街地は、1996年、「ポルト歴史地区」としてユネスコの世界遺産に登録されています。歴史地区の建築群は、エンリケ航海王子が道を開き、大航海の成功がもたらした莫大な富のあかしです。ドウロ川の両岸に建つ、白壁にオレンジ屋根の家々の風景は、ポルトガルの風景として有名です。一本路地を入れば洗濯物を干した家や通りで遊ぶ子供たち等、穏やかな生のポルトを感じる事も出来ます。そんな魅力たっぷりの港町ポルトの、ここだけは外せないおすすめ観光地をご紹介いたします。
リスボンでおすすめ観光地40選:ポルトガルの首都で歴史を感じよう
リスボン - 観光名所
ヨーロッパの中でもちょっと地味な印象があるポルトガル。しかし、その歴史とリスボンの美しさを知れば俄然興味が湧いてくるはず。大航海時代にはエンリケ航海王子やヴァスコ・ダ・ガマなど超有名人を輩出したポルトガルの首都であるリスボンには、彼らを称える記念碑が建ち並び、ジェロニモス修道院などの壮麗な建造物は香辛料貿易で得た莫大な富を基に築かれました。 華やかな歴史の一方、18世紀の未曾有の災害「リスボン地震」も碁盤の目状に並んだ近代的な街並み生み出すきっかけになっています。街を歩けばその街の歴史が見えてくる、今回はそのことがよく実感できるリスボンで絶対見逃せない人気の観光地を紹介します。
【ポルトガル】川沿いに広がるブドウの段々畑!世界遺産「アルト・ドウロ・ワイン生産地域」
ナザレ - 世界遺産
ポートワインの生産地として有名なポルトガル。ポルトガル北部に広がる美しい景色を誇るブドウ畑は、2001年に世界遺産「アルト・ドウロ・ワイン生産地城」として登録されました。川沿いに広がる段々畑と、織りなす山々が安らぎの風景にかえてくれています。そんな「アルト・ドウロ・ワイン生産地城」をご紹介します。ワインの生産地として栄えてきた歴史や、その面積の広さや気候、また3000年もの前からこの地域で行われていた農業に、雄大な景色などが見て取れますので、どうぞご覧下さい。