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トマト祭りとは？
トマト祭りは、スペイン・バレンシア州の町ブニョールで、8月の最終水曜日に行われる収穫祭です。舞台となるブニョールは人口1万人足らずの小さな町ですが、トマト投げ祭りの時期になると、毎年5万人以上の観光客が訪れます。
そんなたくさんの人をひきつけるトマト祭りは、世界中から集まった人々が、互いに熟したトマトをぶつけ合うというとってもエキサイティングな祭りです。街中が真っ赤に染まる光景は、ココでしか見られない衝撃的な思い出になることでしょう！
祭りの始まり～前夜祭～
トマト祭りの本番は、8月の最終水曜日の1日のみ。しかし、トマト祭りを余すところなく楽しみたいなら、前夜祭からの参加がおすすめです。前夜祭は、本番前日の夜から当日の朝にかけて行われ、すでに大勢の人でかなり盛り上がります。
前夜祭にはトマトは登場しませんが、チリンギートと呼ばれる屋台がでたり、音楽隊の演奏にあわせて歌ったり踊ったりと、祭り当日とはまた違った楽しみ方ができます。本番まで体力を温存しつつ、前夜祭から思い切り楽しみましょう！
トマト祭りの開始！～パロ・ハボン～
楽しい前夜祭が終わると、とうとう祭りの始まりです！ トマト投げ祭りの開始には伝統のイベントがあります。それは、市庁舎前のプエブロ広場で行われる「パロ・ハボン」です。
開始時間になると、広場に一本の木の棒が立てられます。長さ数メートルもあるその棒の先端にはハムがくくり付けられていて、そのハムを参加者の誰かが取ったときが、トマト投げ開始の合図となります。しかし、木の棒にはたっぷりと石鹸が塗られていて、棒の先端までよじ登るのが一苦労！しかも、棒を登ろうとする人に放水したりと妨害もあるので、なかなかハムが取れないんです。そのため、トマト祭りが始まるまでに数十分かかる年もあるとか。
パロ・ハボンから参加できる機会があれば、ぜひハムを取って「英雄」になりましょう！
トマト投げ開始！
パロ・ハボンでハムが取られると、「トマトコール」が町中に鳴り響きます。すると、トマトを大量に乗せたトラックが現れ、とうとうトマト投げ祭りスタートです！ トラックの荷台からは市の職員がトマトをトラックの外に投げてくれるので、とにかくそれを誰彼構わず互いに投げ合うのみ！それがトマト祭りの楽しみ方なんです。
とにかく体中、町中があっという間にトマトだらけになります。町にいはトマトの湖もできるほど。ここまで真っ赤にそまる町の景色を見られるというのも、トマト祭りでできる貴重な経験のひとつですね。
トマトがなくなり、合図があったら、トマト投げは終了です。エキサイティングな祭りは、あっという間に終わってしまいますね。終了後は、近隣の住民がホースで水をまいてくれたり、仮設のシャワーでトマトまみれになった体を洗います。とにかく片付けは大変です。
トマト祭りの必需品1．水着・水中眼鏡
世界一エキサイティングなトマト祭りにぜひ参加してみたい！とお思いの方も多いはず。そこで、祭りの参加に必要な準備を紹介します。
まず、水着と水中めがねです。体中トマトだらけになるので、洋服だけだと着衣泳をしているようなイメージになります。もちろん顔にもトマトがあたるので、水中眼鏡も必須。用意しておかないと、目も開けられない大惨事になります。
トマト祭りの必需品2．ガムテープ
ガムテープは、所持品をなくさないようにするのにも、防犯にも使えます。祭りの最中は、かなりの人ごみと大量のトマトで会場はひっちゃかめっちゃかになります。足にはいていたサンダルが、気づいたらなくなっていた、なんてことはよくあります。そこで、サンダルを足にガムテープでぐるぐる巻きにしておけば、サンダルがなくなることもありません。
また楽しい祭りではありますが、悲しいことに人ごみに乗じたスリが多発します。お金などの貴重品は、ジップロックにいれ、腰にガムテープでぐるぐる巻いて固定しておくのがおすすめです。ポケットにいれているだけだと、かなりの確率で盗まれてしまいます。
公式ツアーで行く！ブニョールのトマト祭りツアー＜8月26日限定／日本語／バルセロナ発＞
- 毎年8月末にトマトで真っ赤に染まるブニョール。有名なトマト祭りの日になると世界各国から大勢の観光客で街は大賑わい！そして、今年からみゅうは、日本語ツアーで唯一の公式ツアーになりました！地元っ子に混ざってトマトを思い切り投げよう♪
いかがでしたでしょうか。世界中探しても、こんなにエキサイティングな祭りはほかにないのではないでしょうか？ ぜひスペインの夏祭りに参加してみてくださいね！
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