更新日: 2023年11月21日
福島県白河市は中央通り南部に位置する、かつて奥州山関の一つとされる「白河の関」があった場所でみちのくの玄関口として有名な地です。奥州の名城と呼ばれた白河小峰城は、1369年に築城し慶応4年に戊辰戦争白河口の戦いで陥落。現在は、江戸時代の絵図を基に、三重櫓と前御門が忠実に木造で復元されています。また、享和元年に12代白河藩主松平定信が湿地帯に堤を築いて造られた南湖公園は、大正13年に国の史跡名勝となっています。
今回紹介する白河ラーメンの元祖は「とら食堂」のご主人が編み出したスタイルだそうです。手打ちの、こしがある幅広ちぢれ麺が特徴で、オーソドックスな澄んだしょうゆスープにからんで絶妙な風味を描くラーメンとなります。
現在は、白河ラーメンを受け継いだお店が市内に100軒以上あります。職人気質のご主人たちが、日々おいしさを追求し、白河ラーメン文化を発展させ続けています。地元の人たちに愛され続けている白河ラーメンですが、最近は評判が広がり、県内外からお客さんが訪れるようになりました。強烈な味ではないけれど、思い出す度にまた食べたくなり、リピーターもどんどん増えている白河ラーメンをご紹介していきます。
目次
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■田中屋(たなかや)
はじめに紹介する白河のラーメンは「田中屋(たなかや)」。手打ちラーメンと手打ちワンタンのお店。店内を見回すと大盛りを食べている地元の方や常連さんが目に付きます。正統派白河ラーメンはもちろんおいしいのですが、ワンタンがまた、おいしいです。生姜の効いたあんを巨大薄皮が包み、つるつるもちもち食感でのど越し最高です。チャーシューとメンマも手作りです。ぜひ、食べてみてください。
田中屋 (たなかや)
- 福島県白河市横町21
- 0248-22-3054
- ランチ11:00~14:00、ディナー15:30~19:00
- 不定休
- 白河駅から約8分
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■二代目 いまの家
続いておすすめの白河のラーメンは「二代目 いまの家」。二代目 いまの家は白河ラーメンにオリジナリティーを加えたお店です。まず、トッピングに3種類の部位のチャーシュー、こちらは違う触感が楽しめます。他に煮卵、ワンタン3個、メンマ、ナルト、のりと全部乗せがうれしいですね。
麺は太さ、食感ともに他店とはちょっと違います。スープも醤油味の他に、魚介スープを加えた支那味、辛みそ味などがあります。気になる味を、試してみてください。
二代目 いまの家
- 福島県白河市中町65番地 楽蔵 内
- 0248-24-7410
- [平日] 3番目におすすめする白河のラーメンは「鈴木食堂(すずきしょくどう)」。11:00~16:00[日・祝]11:00~18:00
- 火曜日
- JR白河駅から3~4分程度
■鈴木食堂(すずきしょくどう)
鈴木食堂は王道白河ラーメンのお店です。元祖「とら食堂」で修業を積んだご主人が、自家製にこだわって作ったラーメンを、気取らない雰囲気の食堂でいただけます。
白河ラーメンの特徴の太麺はよく熟成されているため、透き通っていてコシがあります。自家製もも肉のチャーシューと太いメンマが真ん中にある、シンプルだけどこだわりの具と、麺と、上品なスープが絶妙に調和しています。
鈴木食堂 (すずきしょくどう)
- 福島県白河市道場小路71-32
- 0248-22-8721
- 11:30~18:30
- 水曜日
- 白河駅から約8分
■茶釜 本店
続いておすすめの白河のラーメンは「茶釜 本店」。茶釜 本店は、とら食堂系ではなく茶釜系の元祖のお店です。鶏ガラスープの醤油味スープに手打ち太ちぢれ麺、ほうれん草をのせるのが白河風で、この昔懐かしい日本の味を守っています。
麺は手打ちの平打ち麺で、よりスープに絡むよう太く、さらに手もみでちぢらせる工夫がされています。自慢のラーメンスープを味わうためと、寒い東北だからこそ、より暖かく食べていただきたいとの思いがあったのではないでしょうか?
茶釜本店
- 福島県白河市本町55
- 0248-23-2638
- 11:00~18:30
- 火曜日
- 白河駅から約5分
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