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■バイカル湖とは?
バイカル湖は、ロシア南東部・シベリア連邦管区にあるブリヤート共和国とイルクーツク州、チタ州に挟まれた三日月型の湖です。長さは約636km、幅は平均で48kmもあり、世界第7番目の広さを誇り、琵琶湖のおよそ47倍もの大きさがあります。大小約360の河川が流れこみ、最大水深は東京湾よりもはるかに深い1741mで、水量は約2万4000㎦といわれています。驚くことに世界の淡水の約2割はバイカル湖に集まっているのです。
世界自然遺産への登録も1996年にされており、湖の規模もさることながら、世界最古の湖として古くから環境があまりかわらず固有種が多い点からも価値が認められています。湖水には1200種以上の水生生物が、湖と湖岸には約600種もの植物が生息しています。動物の大半は、この湖だけで見られる固有種で、世界で唯一淡水に生息するバイカルアザラシがとくに有名です。湖に浮かぶ最大の島オリホン島では、その愛らしい姿が見られることもあります。
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■バイカル湖の観光シーズン
夏
夏は気温が20度ほどになるため、湖で泳ぐことができるほど水温も高くなります。綺麗な水と自然豊かな環境によりガラパゴス諸島と並ぶ"生物進化の博物館"と言われているほど多くの生物が生息しています。例えば、バイカル湖固有種であり唯一淡水に生息するバイカルアザラシや同じく固有種のオームリなどがいます。動物観察はもちろんのこと、バードウォッチングや釣りなどでも楽しめます。
冬
冬季である1月から5月は最低気温がマイナス20度になるほど極寒であり、水面が全面凍結します。氷の厚さは1m前後ととても分厚く、車で氷の上を走行することもできるばかりか、3月には氷の上を走るバイカルアイスマラソンまで実施されます。湖の透明度がとても高いこともあり、氷の上から水深40mほどまで見られます。4月下旬になると解氷がはじまり、氷の切れ目を見られるのでそちらもおすすめです。
■バイカル湖の3つの世界一
世界一の透明度
バイカル湖といえば、その透明度の高さが大変有名です。40メートル先まで見通せる程のその透明度は世界一といわれ、あまりの透き通る美しさから「シベリアの真珠」とも呼ばれています。夏のバイカル湖の美しさもさることながら、冬はさらに美しく変化します。気温が-30℃を下回る冬の時期になると、湖面はすべて氷に閉ざされます。しかしその氷が、あまりの透明度の高さにクリスタルのように美しい氷なんです!
そんな透明すぎるほど透明で美しい氷の上には道路標識が立てられるので、クルマで走ることもできます。バイカル湖でしかできない、貴重な体験ですね。
さらに春が近づいて解氷の時期になると、キャンドル・アイスという現象を見られます。バイカル湖の分厚い氷が、ツララのように細長い氷の束になって縦に並ぶ光景はまさに、この世のものとは思えない幻想的な美しさ! 人々を魅了するのも納得です。
世界最古の湖
バイカル湖は、約3,000万年前に形成された世界最古の湖。もともと海溝であったところが、長い時間をかけて淡水化してできたと言われています。
その歴史の長さそのものにも驚きですが、現在では、湖ができていく際に海から取り残されて環境に適応していった、さまざまな水生生物がバイカル湖の魅力のひとつになっています。バイカル湖に生息する約1,500種類のうち、なんとその3分の2が固有種。そこから別名、「ロシアのガラパゴス」とも呼ばれています。
バイカル湖で出会える生き物の代表としては、サケ科のオームリ、チョウザメなどなど。中でもバイカル湖の生態系の頂点に立つバイカルアザラシは、世界中の人々の興味を集めています。バイカルアザラシは、唯一淡水に生息するアザラシで、バイカル湖には7~9万頭と生息するとされています。体が小柄で、くりっとした目がとってもかわいいですよね。バイカル湖を訪れる機会があれば、その湖の美しさとともにぜひバイカルアザラシにも会いたいものですね♪
世界一深い湖
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バイカル湖は、深さでも世界一。最大水深は1,741メートル。そのうえ、貯水量も世界最大で、世界中の淡水の17~20%がバイカル湖にあると言われています。バイカル湖を形成する海溝はいまだに広がっているそうで、今後さらに深くなるかもしれません。その深くて大きな懐が、バイカル湖の3つ目の魅力です。
■バイカル湖の見どころ
シャーマンの岩
バイカル湖から水が流れる唯一の川「アンガラ川」の源流に小さなシャーマン岩の断崖があります。その岩の周りの川底には貨幣が溜まっていた、という言い伝えがあり古代の住民はシャーマン岩に奇跡の力があると信じていました。"白い神が宿る岩"とも言われており、バイカル湖のパワースポットとして今なお人気があります。
展望台
ロシア語で「スマトラヴァーヤ・プラシャートカ」もしくは「カーメン・チェルコヴォ」と呼ばれている展望台からはバイカル湖が一望できます。バイカル湖博物館の横から出るケーブルカーに乗って展望台まで行けます。晴れた日にはとても美しいバイカル湖を望むことができ、雨雲が少ない午前中がおすすめの時間帯です。
バイカル湖博物館
バイカルホテルの近くには、バイカル湖周辺に生息する動植物や鉱石に関する資料が展示されている博物館があります。1階は水族館、2階は地学、生物学、生態学の展示がされています。バイカル湖を深く知るためには最適なスポットになっています。また併設されている水族館ではバイカルアザラシやオームリを見ることもできます。
■バイカル湖で食べておきたい料理
オームリ
バイカル湖にしか生息しない幻の魚と言われています。サケ科ですが白身で脂肪分が少なく、臭みもないので食べやすい魚でもあります。食べ方は色々あり、マリネにした生のオームリ「スカダイ」、「オームリ・ジャーレン・オリギナーリ」(焼きオームリ)、「カプチョーヌイ」(燻製)などが代表的です。幻の魚と言われていますがバイカル湖近くの市場にも売られています。
■バイカル湖のアクセス情報
難易度:★★☆☆☆(公共交通機関で行けます)
バス利用
バイカル湖へは、イルクーツクからリストビャンカまで行くのが最短です。イルクーツクからは70kmほどの距離があり、バスで2時間ほどで行くことができます。そのほかにもシベリア鉄道や水中翼船で行くことも可能です。
シベリア鉄道利用
シベリア鉄道でバイカル湖まで行く際は、イルクーツク駅からリストビャンカ駅まで乗車します。所要時間は片道約4時間です。線路は湖畔沿いを通っており、琵琶湖の約46倍にもなる大きさであるので、いつまでも車両の窓からその美しい湖の景色を眺めることができます。列車に揺られながら自然を満喫してみてはいかがでしょうか。
オプショナルツアー
世界一位の深さを誇るバイカル湖と、その周辺を観光します。リストヴャンカ村、バイカル博物館、18世紀建立の聖ニコライ教会、フィッシュマーケット、アザラシ博物館、タリツィ木造建築博物館など、数多くの観光地を巡ります。なお博物館入場料は別途となります。
バイカル湖周辺観光
- 催行日:毎日/料金:1万5500円~(参加人数によって異なります)/催行会社:ユーラスツアーズ/電話番号:03‐6453‐6632(東京)/日本語:OK
後世まで残したい!バイカル湖の美しさ
3つの世界一をもつ、美しすぎるバイカル湖ですが、近年は周辺のパルプ工場から流れ込む汚染水などで水質が悪化しているそう。その美しさが失われる前にこの目で見たい! と思うのと同時に、後世まで美しい景色と固有の生態系をいつまでも残したいものですね。
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