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シベリア鉄道とは?
シベリア鉄道は、全長9,259km、ロシアの首都モスクワと極東ウラジオストクの間を結ぶ、世界で最も長い鉄道です。その歴史も古く、1891年にロシア帝国アレクサンドル3世が東アジア進出を目的として建設を開始したのがはじまりです。
モスクワとウラジオストクを結ぶシベリア鉄道ですが、その長距離の中には、モンゴル国のウランバートル経由で北京まで結ぶ路線 「モンゴル鉄道」 、中国東北部経由で北京まで結ぶ路線 「東清鉄道」が含まれています。一口にロシアのシベリア鉄道といっても、さまざまな人種や文化、景色が広がる地域を走っているのですね!
一般的な列車は、2人部屋の1等クラス・4人部屋の2等クラスに分かれていて、約7日間かけてモスクワからウラジオストクまでを進んでいきます。
シベリア鉄道を走る豪華列車「ゴールデン・イーグル号」
シベリア鉄道といえば、寝台列車のような普通の列車が走っているようなイメージですが、中には民間企業が運営する豪華な列車があります。そのなかでも最高級と言われているのが、イギリスの鉄道旅行会社GOLDEN EAGLE LUXURY TRAINSが運営する「ゴールデン・イーグル号」です。
ゴールデン・イーグル号は、レトロな雰囲気の漂う豪華列車です。終着駅モスクワまでは、通常の倍である15日をかけて旅していきます。車内ではシャンパンがだされ、24時間無休体制で接客サービスがあるなど、5つ星ホテル並みの最高のサービスが魅力。
それでは、ひとつひとつ、ゴールデン・イーグル号の豪華な特徴を探っていきましょう。
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豪華な特徴1.蒸気機関車による牽引
モスクワーカザン間のバイカル湖畔をゴールデン・イーグル号が走る時は、なんと蒸気機関車がゴールデン・イーグル号を牽引します。その機関車はP36型という、現役で最も古い蒸気機関車。そんな貴重な蒸気機関車が牽引する列車に乗ることはとっても贅沢な経験ですね!
豪華な特徴2.5つ星ホテル並みの個室
ゴールデン・イーグル号の個室は、すべてのシベリア鉄道列車の中でも最大のサイズ。しかも、旅を快適にしてくれるたくさんの設備が整っています。ゴールド・クラスの客車は、座席部分を夜間にベッドとして使用するタイプで、寝台列車の旅のイメージどおりでありながら、細部にわたって豪華さが散りばめられています。
2012年に導入されたばかりの最高級の客車「インペリアル・スイート」は超豪華。部屋は、ゴールデン・イーグル号のカラー、鮮やかなブルーが印象的な上品なつくりになっています。キングサイズベッドに専用のエアコンつき。床暖房の設備も整っているので、寒いロシアを横断する旅もとっても快適に過ごせますね。
個室だけでなく、食堂車も予想を裏切らない豪華さ。車窓から望む美しい景色を楽しみながらの食事は最高の思い出になりそうです。
豪華な特徴3.車窓からの景色
シベリア鉄道を走るゴールデンイーグル号に乗っていると、車窓からさまざまな美しい景色を見られます。朝日、雪景色、夕焼け、広大な海・・・流れていく景色を眺めているだけで、飽きることはありません。
いかがでしたでしょうか? ゴールデン・イーグル号に乗って、シベリア鉄道でロシアをただ横断するだけではなく、15日間かけて豪華な鉄道旅行をゆっくり楽しんでみてはいかがでしょうか。
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