【京都】山科周辺でおすすめの観光スポット10選

■毘沙門堂

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最初に紹介する山科周辺でおすすめの観光スポットは、毘沙門堂です。 七福神の融通招福の神として崇められる毘沙門天を本尊とする、天台宗五箇室門跡寺院一つとされる毘沙門堂。1195年平親範が創建。慶長年間の火災により荒廃後、1611年に天海大僧正が再建に着手し、1665年に弟子の公海僧正が完成しました。その後、後西天皇の皇子公弁法親王が受戒し、晩年隠棲したことから門跡寺院のなったと言われています。江戸と京都を結ぶ東海道の交通要所として賑わった山科にあり、毘沙門堂にも多くの人々が訪れていました。

諸堂が立ち並ぶ伽藍は格式高い寺院らしく厳かな雰囲気に包まれています。霊殿・宸殿内には多くの天井画や襖絵があり、中でも狩野益信が描いた「九老之図」は見る角度によって机の長さや形が変化する手法で描かれています。今で言うトリックアートです。春には見事な枝垂れ桜、秋の境内はもみじが見事に紅葉し華麗に彩ります。勝負事などにご利益がある毘沙門天を祀る寺院を訪れて、紅葉狩りを楽しむのも一興です。

■琵琶湖疏水

続いての山科周辺でおすすめしたい観光スポットは、琵琶湖疏水です。国の史跡に指定される琵琶湖の水を京都市へ流すために作られた水路です。四ノ宮から日ノ岡までの約4kmに疎水沿いには遊歩道があり、桜や新緑、紅葉など四季折々の風景を楽しめます。中でも春の桜の季節は、山桜を中心に約660本の桜並木が続き、遊歩道を散策する人でにぎわいます。

また、琵琶湖疎水の完成100周年を記念して開設された琵琶湖疎水記念館もあり、疎水の歴史を動画やパネルで紹介されています。入場無料なので散策がてら寄ってみてはいかがでしょう。

■随心院

3番目に紹介する山科周辺でおすすめの観光名所は、随心院です。991年に建立された真言宗善通寺派の大本山で、平安朝で才色兼備で名高い小野小町ゆかりのお寺です。小野小町が用いた化粧井戸や文塚など遺跡も残されています。小野小町が住んでいたといわれ、いくつもの部屋の縁側からは美しい庭を見られます。書院の襖も保存状態がよく見応えがあります。本堂やお庭は美しくドラマや映画の撮影にも使われているようですよ。

また、境内には小野梅園の梅が綺麗に咲き誇ることでも有名で、約200本の八重紅梅が植えられています。はねずの梅と呼ばれるうすい色の美しい梅も見る価値ありです。梅の時期にははねず踊りも行われ、華やかな衣装を身に着けた童女姿の子供たちによる舞が披露されます。境内をゆっくり廻って小野小町ゆかりの寺院を満喫してください。