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この記事を監修するのは
rongwu
- 日系航空会社の国内・国際線にパーサー・チーフパーサーとして乗務経験を持ち、主にNYやパリ、ドイツ路線を担当。いろんなクラスの接客サービスを行い、多種多様なお客様と出会う。急病人やタービュランス(乱気流)その他機内で起こる様々な事例に遭遇したある意味イレギュラーな元CA。
航空会社選び
雰囲気を重視するなら外資系の航空会社!
飛行機での移動が決まってまずすることは航空会社選びです。路線によっては選択肢が少ないこともありますが、はじめから候補を日系航空会社だけに絞ってはいませんか?最近は外資系の航空会社にも日本発着路線には日本人乗務員が乗務していることもあります。また外資系の航空会社の便に搭乗すると機内に足を踏み入れたその時から外国のような雰囲気を楽しめることもポイントの一つです。
例えばある外資系航空会社ではエコノミークラス搭乗でも一人一人に靴下・アイマスク・ハンドクリーム・歯ブラシがアメニティバッグに入って座席にセットされていたり、また別の航空会社では離陸前の非常用設備案内がとてもユニークなもので旅客からの視聴率を上げる工夫がなされたりしています。
特に欧米系の航空会社では乗務員がウインク付きでサービスを提供してくれたりと日系の航空会社では予想もつかない事(いいこともそうでないことも)がたくさん起こります。
機内食と安心感を重視するなら日系の航空会社
もちろん日系の航空会社を選ぶメリットは大いにあることもお伝えしておきます。
まず機内食は外資系と比べ格段に日本人の口に合うよう工夫されています。機内のエンターテイメントももちろんすべて日本語対応。ほとんどの乗務員が日本人もしくは日本語での会話が可能な外国人乗務員ですので、リクエストなどで苦労することはほぼありません。到着後の空港でも地上係員の責任者は日本人もしくは日本語が堪能な現地人ですので、もしもの事があってもケアは万全です。
結局どの席がいいの?
飛行機に搭乗するときに気になるのが座席の指定ではないでしょうか?ここではそれぞれのタイプにあった座席の選び方を紹介します!
ゆっくり休みたい派には「窓側座席」と「最前列座席」!
移動時間を休息タイムに充てたい方は「窓側座席」がおすすめです。隣の人が離席するときに自分が立たなくて良い事はもちろんですが、壁にもたれかかれることも体への負担軽減につながります。また窓のシェードもある程度は窓側座席の人に優先権がある事も、ゆっくり休みたい方へのおすすめポイントです。
またエコノミー座席でゆっくり休みたい派の方に人気なのは「最前列座席」です。
特に非常口付近の最前列座席は足を伸ばすことができ、ゆったりとくつろぐことができるのでおすすめです。ただし、トイレが近くに設置されている事が多いため食事サービス後はトイレ待ちの行列が発生するデメリットも。待ち時間に非常口の窓から機外の景色を楽しまれる方も多いので、意外と話し声が気になります。
しかし足を伸ばすことができるという最大のメリットがあるので、耳栓などで対策をしておくと休息に最適な座席といえます。
「最前列座席」で非常口座席の次に人気なのが「隔壁前座席」です。
こちらは壁の前にある座席です。こちらも他のエコノミークラスの座席と比べると足を伸ばせる利点はありますが、ほとんどの機材ではこちらの壁にベビーベットやベビーコットが取り付け可能となっているため、ほとんどが子連れの方で埋まります。
運良く座席指定ができてもお隣は赤ちゃん連れという事も往々にしてあるのでご注意くださいね。
機内を楽しみたい派には「通路側座席」!
欧米のフライトや深夜便でない限り、機内では寝ない!というアクティブ派の方にはもちろん「通路側座席」がおすすめです。
自分の好きなタイミングで離席もできますし、アイドルタイムの時でも客室乗務員に飲み物などのリクエストもしやすい座席ですね。
最近は新しい機材が次々に発表され、様々な航空会社が購入しているので機内散策もおすすめです。
B787のとある機材ではトイレに窓がついていて、上空からの景色を望む事ができます。
また通路側座席の最大の利点はいつでも頭上の物入れから物の出し入れができる点にあります。
お子様連れの方はおもちゃやお菓子などの頻繁なものの出し入れが必要になりますよね?そういった方には通路側座席がおすすめです!
機内でやっていいこと悪いこと
アルコールの過剰摂取はNG!
気圧の関係で機内での飲酒は地上での飲酒に比べ約3倍ほど酔いが回りやすいとされています。
「機内でなかなか寝付けないからお酒を飲む」という方はごく少量に抑えるよう心がけてください。意外とお酒よりホットミルクやハーブティーなどの方が入眠効果があるようです。
ビーチサンダル着用はNG!
機内は様々な要因によって、私たちには少し肌寒く感じる程度の室温に設定されています。素足だとさらに体感温度は下がります。また食事を運ぶカートは何十kgという重さがありますので、通路側に着席し通路にビーチサンダルの足を投げ出すと思わぬ怪我に繋がりかねません。極力ビーチサンダル着用での搭乗は控えましょう。
機内食の持ち帰りはNG!
機内食の持ち帰りはまず衛生面よりおすすめできません。また国によっては持ち帰った食材が検疫対象となることがあり、入国出来なかっったりと思わぬ大惨事に繋がります。機内食は機内でおいしくいただきましょう。
こまめな水分補給はOK!
機内の湿度は10~20%以下といわれています(ボーイング787機は湿度を高く保つ機能が備わっています)。そんな過酷な状況の中においては機内サービスで出される水分だけでは足りません。サービスの後にも乗務員が飲み物を持ち回ったり、ギャレー(食事などを用意するエリア)で飲み物をセルフで飲めるスペースがあったりと飲み物を確保できる環境は整えられているので、こまめに水分補給をしましょう。トイレに行く回数を減らしたいから飲み物の量を減らすなんてことはもってのほかです。
マスクやクリームでお肌の保湿はOK!
前述の通り機内の乾燥は想像を上回ります。長距離路線に搭乗すると文字通り機内の乾燥を肌で感じます。
シートマスクや保湿クリームなどで適宜保湿を行うようにしましょう。ただし、シートマスクの着用時間は地上にいる時より短くしてください。乾燥した中での長時間のシートマスク着用は逆にお肌の乾燥を促進させます。
スカーチョ、ガウチョ、スカンツはNG!
着脱も楽で着心地も抜群なスカーチョ・ガウチョ・スカンツですが、実は機内では思わぬ落とし穴があります。
それはトイレ。基本的に機内のトイレは男女用の区別はありません。そのため上記のような物を着用していると裾が床に着いてしまい不衛生です。これらの洋服は旅行中に着用し、機内では着脱がしやすいマキシスカートやジャージ素材のボトムスをおすすめします。
機内に持って行くと便利なアイテム
国際線だと液体類の制限があるし、機内に持ち込む荷物は少なくしたい!
特に女性は男性より機内持ち込み荷物が多くなるかと思います。ここでは少ないアイテムで効率良くより快適に機内を過ごせるアイテムを紹介します。もちろん男性の方にも役立つアイテムもありますのでぜひ参考にしてくださいね。
S字フック
日本の航空会社以外だと座席前にジャケット用フックがない事が多くあります。ただでさえ温度調節が難しい機内、上着はすぐ手元に置いておきたいですよね。またスーツで搭乗される男性の方もジャケット用フックはありがたいものです。
設置されていない場合はぜひ「S字フック」を活用してみてくださいね。ジャケット用フック以外にもレジ袋を下げて簡易ゴミ箱を作ることができたりと便利な品です。
■S字フック
ニッサチェイン ファミリーフック 黒 75mm A-745
コットンと小さめのチャック付きポリ袋
機内でメイクを落としたい!洗顔をしてさっぱりしたい!という方も多いと思います。しかしこの時のためにメイク落としシートや洗顔シートを購入したりするのは面倒ですよね。また意外とかさばります。そんな時はコットンと小さめのチャック付きポリ袋が役に立ちますよ。コットンにたっぷりメイク落としを染み込ませて小さめのチャック付きポリ袋に入れます。洗顔目的の場合は化粧水やお水をたっぷり含ませておきましょう。小さめの袋を用いる事で液体の蒸発を防ぐ事ができます。
■ジャパックス チャック付きポリ袋 無地タイプ ヨコ50×タテ70mm 透明 AG-4
ジャパックス チャック付きポリ袋 無地タイプ ヨコ50×タテ70mm 透明 AG-4
■資生堂 ビューティーアップコットン F 108枚入
資生堂 ビューティーアップコットン F 108枚入
目薬
機内はご存知の通り乾燥しています。普段コンタクトを着用していない方もぜひ目薬を持参して瞳を潤しましょう。海外では日本のように目薬は簡単には手に入らないことが多いです。デリケートな部分をケアするものはやはり日本から持ち込んだ方が安心です。さらに使い切りタイプだとかさばらなくて◎!
■アイリスCL-Iネオ 30本
【第3類医薬品】アイリスCL-Iネオ 30本
万能クリーム
前述の通り機内はとても乾燥しています。ハンドクリームにリップクリーム、アイクリームにヘアクリーム。いろいろな保湿クリームを備えておきたいですよね。しかしかさばる上に国際線搭乗の場合は液体類の持ち込み制限があります。そんな時はオールマイティに使える万能クリームがおすすめです!
■LOCCITANE ロクシタン ピュア シアバター
LOCCITANE ロクシタン ピュア シアバター
日焼け止め
日焼け止めは南の国に到着する前に使用すればOK!、、、と思っていませんか?
飛行機は雲の上を飛行し地上よりも太陽からの紫外線を浴びています!こまめに対策が取れるように日焼け止めはぜひ機内へ持ち込んでくださいね。
■KOSE サンカットR 日焼け止めジェル (スーパーウォータープルーフ)
KOSE サンカットR 日焼け止めジェル (スーパーウォータープルーフ)
アイマスク
国内線は基本的に客室内のライトダウンは実施しない航空会社が多いですが、フライトタイムは貴重な睡眠時間と考えていらっしゃる方も多いと思います。そんな時に便利なのがアイマスクです。ライトダウンまで時間のかかる国際線のデイフライトでも有効活用できますね。国際線に持ち込む場合はアイマスクに冷却剤など液体が入っているものは機内持ち込み液体類対象となるので注意が必要です。
■VENEX アイマスク
VENEX アイマスク
ボールペン
国際線に搭乗する際に必ず必要となるのが「入国書類」等の記入です。多くの航空会社では一斉に書類が配布されることが多いので、乗務員に借りるにしても時間がかかります。慣れない書類の記入にはどうしても時間がかかってしまうので、ゆっくり余裕を持ちたいですよね。そのために必ず1本はボールペンを持参しておきましょう。キャップタイプは落としたりする危険があるので、ノック式がおすすめです。
ノック式 ボールペン
MITSUBISHI JETSTREAM
靴下
機内は冷房が効いていて寒いです。ギャレー(食事などを用意するエリア)近くだと食品保管の為に冷蔵庫が稼働しておりさらに寒く感じます。そんな時は靴下で足元を温めましょう。むくみ防止の為、ゴムの締め付けがきついものは避けるようにしてください。機内専用の靴下を用意しておけば座席にいる間はスリッパも必要ないですね。