【台北】創業30年以上！ いちどは食べたい老舗グルメの有名店５選

■大三元酒樓（ターサンユエンチョウロウ）

はじめに紹介する台北・老舗グルメの有名店は「大三元酒樓（ターサンユエンチョウロウ）」。金融街でもある城中區にある「大三元酒樓」は「金融餐廳=金融レストラン」と呼ばれています。金融業界の人が多く集まるという意味ですが、もう一つ、幸運レストランという意味もあるのだそうです。常連さんの中にはとんとん拍子に出世した人もいるらしくとても縁起のよいお店。

伝統を重んじる一方で革新的な料理の開発にも余念がなく、広東料理をベースに若者にも受け入れられるようなおいしくて健康的な「新創作中華料理」を開発しています。その一つが名物でもあるパパイヤ海鮮グラタンです。ほかにもフカヒレや伊勢えびを使った海鮮料理メニューも豊富です。座席数は1000、個室も15ありますが事前に予約が必要です。

■東門餃子館

次に紹介する台北・老舗グルメの有名店は「東門餃子館」。1961年にとある親子が開いた一台の古い屋台から始まったお店です。1968年に現在の場所に店を構え、半世紀以上に渡り地元民をはじめ多くの人々に親しまれています。店の外観は中華風ですが、入ってみると意外とシンプルで、まるで我が家に帰ってきたかのようなアットホームな雰囲気が感じられます。

人気メニューはもちろん餃子です。皮も餡もスープもそれぞれこだわりが感じられ、かつリーズナブルに味わえるんです！ 肉類を使用していない餃子ならテイクアウトして日本に帰ってから味わうことも可能です。また、山東地方の白菜の漬物と豚肉を中心とした、鶏がらスープの具だくさん鍋「白菜鍋」も大人気メニューです。

■小南鄭記台南碗粿

続いておすすめの台北・老舗グルメの有名店は「小南鄭記台南碗粿」。龍山寺市場の小さな屋台が発祥のお店で、龍山寺市場が取り壊された後に現在の場所に店を移しました。MRT龍山寺駅を出てから右へ曲がるとすぐ目に入る真っ赤な看板が目印です。メニューは2つのみで、1つは米ともち米をすりつぶしたものに何種類かの具を加え蒸した「碗粿」で、付け合せの醤油だれとの相性は抜群！

もう1つは、つみれ状にした虱目魚にタケノコの細切りなどを加えたとろみのあるスープの「虱目魚焿」。虱目魚は英語でミルクフィッシュと呼ばれる台湾ではごく一般的な栄養価の高い大衆魚のことで、砂糖を使用していないのに口いっぱいに広がる虱目魚の自然な甘みは癖になること間違いなしです。