マルシン飯店とはどんなお店？おすすめメニューや人気の理由を紹介

更新日: 2023年11月21日

京都・東山区や清水寺や八坂神社、三十三間堂など多くの寺や神社があり、観光スポットとしても名高い場所。祇園や三条といった繁華街もあり、連日多くの観光客でにぎわっています。たくさんの飲食店がひしめきあう中、古都京都らしく老舗が多いのも特徴。今回はそんな老舗の中でも、マルシン飯店をピックアップします。マルシン飯店は40年以上続く大衆中華料理店。深夜を通して営業しているため、昼夜問わず行列ができる店としても知られています。また最近テレビや雑誌でも紹介され、その人気により一層拍車がかかりました。記事ではマルシン飯店の背景やアクセス方法、そして驚きの営業時間の他、おすすめメニューなど徹底解析。さまざまなお役立ち情報をまとめました。

マルシン飯店とはどんなお店？

マルシン飯店は京都の東山区にある、天津飯と餃子が絶品との声の高い中華料理店。赤い文字で店名が書かれたガラス戸を始め、昭和を彷彿とするレトロなたたずまいも合わせて人気です。それもそのはずマルシン飯店は1977年、昭和52年創業。40年以上の歴史を持つ老舗中華料理店です。店は父親から息子に引き継がれ、昔からの味を守りつつも新しい味への挑戦に気概を見せています。

マルシン飯店と書かれた赤くて大きな看板が目印

マルシン飯店はそのレトロな外観の上にどんと構える大きな看板も特徴です。店頭にはショーケースがあり、中にはメニューのサンプルが。メニューが手書き表示されているのも味がありますね。値段が書かれていないので入りにくいかもしれませんが、高い店ではないので安心を。メニューのイメージが視覚的に見られるので、何が食べたいのか悩んでしまったらこれを見るのもおすすめです。

マルシン飯店へのアクセス

マルシン飯店へ行くには京都市営地下鉄「東山駅」が便利。2番出口からは徒歩で約1分で到着します。その他、同じく京都市営地下鉄「三条京阪駅」1番出口からもアクセス可能。徒歩5分程度かかりますが、三条京阪駅は京阪電車と連絡しているのでこちらから来る場合はおすすめです。マルシン飯店は三条通と東大路通が交差する東山三条の南東側。特徴的な看板と行列が目印となるので迷うことはないでしょう。

11:00～翌06:00までの驚きの営業時間

京都のマルシン飯店の最大の特徴はその長い営業時間。なんと昼の11時から翌朝6時まで営業しています。ラストオーダーは5時半。飲んだ後の〆はもちろん、昼食を食べ損ねた観光客や終電を待つサラリーマンなどにも重宝されています。そのため深夜にもかかわらず行列ができることも珍しくありません。この朝まで営業という頼もしさもマルシン飯店の人気の秘密です。

店内は町のおいしい中華屋さんという雰囲気

レトロなガラス戸を一歩入ると、そこは町の大衆中華料理店というイメージ。もともと初代はこの店を蕎麦屋の居抜きからスタートさせており、店内はピンクのテーブルを始め、どことなく蕎麦屋のイメージも残っています。ですがいまやその昭和な空間が味とともにマルシン飯店の名物に。壁に無造作に張られたメニューもその雰囲気をより一層アップさせています。

看板メニュー1：天津飯

マルシン飯店と言えばこれ。餡はお皿のフチぎりぎりまでたっぷりと注がれており、かなりのボリューム感。あっさりした醤油ベースの餡にはしっかりした出汁の風味も感じられます。卵は人参とネギが入っていてカラフル。そのふわふわした食感とトロトロの餡が素晴らしく調和し、お互いの味を引き立てています。ボリューミーながらも意外にさらりと食べられてしまう逸品。値段は700円です。

看板メニュー2：餃子

ほとんどの人が注文するという餃子は、息子である現在のオーナーが父親である初代の味を引き継ぎ、なおかつそれを改良しました。天津飯とセットにする人も多くいます。タレには酢とコショウをあわせたものがおすすめ。もちろん通常のタレや変り種のマヨネーズもあるので、好みによってチョイスしてください。またマルシン飯店の餃子へのこだわりはそれだけではありません。餃子にこだわるあまり、餃子専用ビールも作ってしまいました。京都の醸造所で作られるマルシン飯店餃子専用ビールは、その名も「GYO-SEN」。「GYO-SEN」は公式ホームページから購入可能です。ぜひ餃子と一緒に味わってみてください。値段は普通の餃子が300円、熟成豚肉餃子が380円、「GYO-SEN」が980円です。

マルシン飯店の餃子へのこだわり1：餃子の材料はすべて国産

マルシン飯店の餃子は隣接している「マルシン生餃子直売店」で作られます。公式ホームページによると、マルシン飯店の餃子の材料は100%国産。野菜は京都中央卸売市場で仕入れ、新鮮なうちに「マルシン生餃子直売店」で刻まれます。さらに豚肉は三重県産の厳選された豚肉を使用。食材の洗浄には水道水ではなく電解水を使っています。食の安全が叫ばれる現在に即したこだわりと言えるでしょう。

マルシン 飯店の餃子へのこだわり2：残り物は決して使わず毎日新鮮な野菜を使用

マルシン飯店の餃子の餡に使われる材料はすべて当日に仕入れられます。そしてそのまま隣接する「マルシン飯店生餃子直売所」に持ち込まれ、加工。その日使い切る分のみの仕入れしかしないため、下準備ももちろん当日。決して翌日に持ち込まないことをモットーとしています。そのためその餡は口に入れた瞬間から風味高くジューシー。マルシン飯店の餃子のおいしさの秘密と言えるでしょう。

マルシン飯店の餃子へのこだわり3：青森産の臭いにくいニンニク

マルシン飯店の餃子には青森県産のニンニクを使用しています。青森県産のニンニクは中国産に比べればその価格差は実に7倍から10倍。ですがその風味は青臭さなどの雑味は一切なく、うまみが豊富で鮮烈です。しかも青森県産のニンニクは翌日に特有のニオイが残りにくいことも特徴。そのためマルシン飯店の餃子はスケジュール関係なく食べられると、人気の理由の1つともなっています。

マルシン飯店の餃子へのこだわり4：熟成肉専門店の熟成肉を使用

マルシン飯店にある餃子の種類「普通」と「熟成豚肉」があります。値段は熟成豚肉の方がわずかに80円だけ上。そのため何となくそちらの方を選ぶ人が多いようですが、実はこの「熟成豚肉餃子」、熟成肉のパイオニア「京都中勢以」の厳選された熟成豚肉を使用したぜいたくな逸品です。うまみと熟成した独特の芳香をしっかりと感じられる餃子は他に類を見ません。そのため他では味わえない餃子として知られています。

お取り寄せ可能なマルシン飯店の餃子

マルシン飯店の餃子は公式ホームページからお取り寄せが可能です。テレビ放送などで人気が高まり、インターネットでの販売を一時休止していましたが2019年1月から再開。現在は生餃子をはじめ、熟成豚肉餃子、この2つがセットになった食べ比べセット、またマルシン飯店名物餃子専用ビールもお取り寄せできます。リンクしてあるレビューサイトの高い口コミ評価も必読。

マルシン飯店のおすすめメニュー1：酢豚

大衆中華店の一般的な酢豚は脂身ばかり感じる豚肉を使っていることが多いですが、マルシン飯店の酢豚は違います。肉をしっかり感じられる食べ応えの秘密は、バラ肉とモモ肉を使用しているから。一緒に炒められたピーマンや玉ねぎの歯ごたえも絶妙です。マルシン飯店秘伝の甘酢ダレはご飯と好相性。そのため定食としても人気です。豚肉に絶対の自信を持つマルシン飯店らしいおすすめメニュー。値段は900円です。

マルシン飯店のおすすめメニュー2：エビの天ぷら

天津飯や餃子などに比べれば少し地味なメニューですが、これも隠れたファンの多い逸品です。マルシン飯店のエビの天ぷらは衣自体に味がついているので、醤油などなにもつけずにシンプルに塩やカラシで食べるのがおすすめ。プリプリしたエビとサクサクした衣の歯ごたえのコントラストが楽しく、いくつでも食べられそう。しっかり味なのでビールにもぴったりです。子供にも大人気。値段は950円です。

マルシン飯店のおすすめメニュー3：担々麺

マルシン飯店は麺類のメニューも豊富。四川ラーメンや天津麺、チャンポンなど全部で17種類もあります。中でも人気は担々麺。冬季限定メニューではありますが、季節になると多くの人がこれ目当てに訪れます。マルシン飯店の担々麺はパンチのある辛さの中にうまみとコクが感じられ、やみつきになる味わい。担々麺の季節になるとSNSで話題になるほど人気です。値段は750円。

まとめ

京都・東山のマルシン飯店をいろいろな方向から紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。マルシン飯店は40年以上続く中華料理店。先代の頃から通い続け、現オーナーが子供の頃を知るファンも多くいます。味はもちろん、店から感じるアットホームさもマルシン飯店の魅力の1つ。これからもずっと続いてほしいですね。皆さんも京都に訪れた時には、ぜひマルシン飯店に立ち寄ってみてください。

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