更新日: 2023年11月21日
ぎばさは、ホンダワラ科のアカモクという海藻で古くから秋田で食べられてきた郷土食です。ヌルヌルとした粘りとシャキシャキの食感で、癖がないく食べやすいのが特徴。ヌルヌル成分のフコイダンやミネラル、ビタミンが豊富に含まれており、免疫力向上、腸内環境を良くしダイエット効果も期待できることから、最近ではテレビや雑誌などでも取り上げられ、健康食として人気上昇中なんです。そこで今回はスーパーフードのぎばさの栄養価やおいしい食べ方など魅力をたっぷりとご紹介します。まだ食べたことない方もぜひ一度試してみてくださいね。
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「ぎばさ」って何?
ぎばさはホンダワラ科のアカモクという海藻で、秋田・山形・新潟など日本海側の地域で古くから愛される食材の一つ。もとは赤褐色をしていますが、茹でると鮮やかな緑色へと変化します。冬から春にかけて成熟するので、4月~5月が旬の時期といわれています。癖がなく、ヌルヌルの非常に強い粘りとシャキシャキした食感が楽しめます。
「ぎばさ」は採れる地域で呼び名が違う?
アカモクの名で全国に広まっている海藻ですが、地域ごとに呼び名が異なります。日本海沿岸でよく食べられていたことから、秋田では「ぎばさ」、山形では「ぎんばそう」、新潟では「ながも」、山陰地方では「じんばそう」と呼ばれています。太平洋側では大きく成長する海藻が漁の妨げになると捨てられていたため、今でも「じゃまもく」と呼ぶ地域もあります。
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「ぎばさ」は平安時代にも食べられていた?
飛鳥時代の薬草園から発掘された日本最古の薬草事典の「本草和名 ほんぞうわみょう」にもアラメは婦人病を治す、昆布は13種の水腫を治し、さらに黒焼きにすると口・舌・歯牙の病を治すと海藻類の薬効が記述されています。また奈良時代の歴史的書物「万葉集」には美しいもの「玉藻 たまも」と表現され、玉藻を歌ったものは100首近く残されています。
秋田の郷土食「ぎばさ」
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日本海側は厳しい冬の影響で海藻類が育ちにくく希少なものであったことから、秋田や新潟、山形などでは古くからアカモクを食用として珍重されてきたといわれています。秋田ではアカモクを「ぎばさ」と呼び、郷土食として伝統的に食べられてきたものです。茹でて刻んだものを味付けして食べたり、ご飯にのっけたりするのが一般的です。
「ぎばさ」がスーパーフードと言われる理由
ぎばさなどの褐藻類に含まれるフコキサンチンは抗酸化作用があるといわれ、細胞の老化や血管の炎症を防ぎ、肥満や動脈硬化などの生活習慣病を予防します。他の食べ物よりも優れた栄養素があることからスーパーフードと言われ、注目されているのです。また、海藻は栄養満点でカロリーが少ないのでヘルシーでダイエット中の方でも安心して食べられます。
「ぎばさ」が持つ栄養の種類
ぎばさはワカメや昆布などの褐藻類に含まれる「フコキサンチン」が豊富です。食物繊維が腸の調子を整えたり、免疫細胞を活性化する働きがあります。また、ネバネバ成分のフコイダンやビタミンK、鉄分、ミネラルなど人間の体に大切なものがたくさん含まれています。海藻類の細胞にある緑色の色素にはポリフェノールがあり、女性にうれしいアンチエイジングにも効果的です。