琵琶湖の絶景を眺めよう！天空のリゾート・蓬莱山の楽しみ方ガイド

蓬莱山とは

蓬莱山は、滋賀県大津市にある標高1,173mの山で、山頂にはスキー場などが点在する「びわ湖バレイ」というリゾート地も。眼下には琵琶湖が見渡せ、日本三百名山のひとつ。比良山地の中では二番目に高い山で、冬には雪に覆われます。古代中国で仙人が住み不老不死の力が得られるとされる「蓬莱」の名にふさわしい神秘的な雰囲気が特徴です。

蓬莱山の気候

蓬莱山は、標高1173mと日本の他の山と比較してもそれほど高い山ではありません。しかし、冬には雪が降り積もり、冬登山をするにはそれなりの冬装備が必要です。観光名所の一つでもある小女郎池付近を歩くこともできますが、気温が氷点下7℃ほどに下がります。山頂北側にはスキー場もあり、多くのスキー客が訪れます。

蓬莱山へ登る方法は2つ

蓬莱山は、1年中登山が気軽に楽しめる山としても人気ですが、ロープウェイを利用すれば、山頂までわずか4分程度で到着。日本最速と言われるロープウェイは、秒速12m。1年のうち4月から11月の景色を楽しめる季節は、秒速7mとゆっくり運行しています。キャビン内にはガイドが常駐し、観光の案内までしてくれます。最大121人乗れる広々としたキャビンは、360度ガラス張りで、眺めも最高です。

蓬莱山へのアクセス

人気の登山地としても知られる蓬莱山は、連休や土日は周辺の道路が混雑します。そのため周辺の駐車場も満車になることが多いので、公共交通機関を利用するのがおすすめ。車で向かう場合は京都東インターを降りて県道558「びわ湖バレイ口」交差点を右折。駐車場は棚田状に設置されており、9番から15番駐車場からはロープウェイまでのシャトルバスを利用可能。電車を利用する場合、湖西線志賀駅で下車しバスを利用すれば約10分でロープウェイ乗り場に到着します。

登り方1：登山

蓬莱山は、子供連れやカップルなど、登山初心者でも比較的チャレンジしやすい標高1173mの山。とはいえ、サンダルやスニーカーではなくちゃんとした登山靴の用意は必要です。生い茂ったたくさんの木の間から降り注ぐ木漏れ日を全身で浴びながら、登山道をのんびり歩くのもおすすめ。上り始めてから山頂までは初心者のペースで約3時間。3時間歩いた後に見える琵琶湖や、眼下に小さく見える街並みは絶景です。

登山はキタダカ道がおすすめ

蓬莱山は比較的初心者でも上りやすい山として知られ、登るルートもいくつか存在します。人気の観光スポット「小女郎池」を巡るルートなどを通って山頂に向かう人も数多く存在します。中でもおすすめなのは「キタダカ道」。その他のルートは、現在のところ朽ちた木や倒木で歩きにくかったり危険なルートもあるので、注意が必要です。

登り方2：ロープウェイ

蓬莱山のロープウェイは日本最速を誇る約120人乗車可能なキャビン。往復の利用料金は大人2,500円、小学生1,000円、幼児600円。JCBやVISAなどのクレジットカードや一部の電子マネーも利用可能。12月の下旬から3月末まで営業中で、運行時間は平日8:30～17:00、土日祝・年末年始は8:00～17:00です。ただしロープウェイで登れるのは蓬莱山の隣の打見山までで、蓬莱山にはロープウェイを降りてから徒歩で向かうかリフトを利用する必要があります。

打見リフトとホーライリフト

ロープウェイ山頂駅から歩いて1分の場所にある打見リフトは、全長400mと少し短めなので、ちょっとだけ楽しみたい方におすすめ。リフトの隣を歩くこともできます。蓬莱山の山頂にかかるホーライリフトは比叡山や京都の街並みまで見渡せます。営業は4月下旬から10月下旬で10:00～16:15の営業。片道400円で、小学生以下の子供は大人の同伴が必要です。

楽しみ方1：絶景を楽しむ

登山やロープウェイで人気のある蓬莱山は、山頂からの眺望がすばらしいことでも注目されています。山頂にあるCafé360からは眼下に広がる秘琵琶湖や広い空を眺められる贅沢な空間。開放感のあるアーチ状のデッキには寝転べるほど大きいソファが設置されており、のんびり絶景を眺めることができます。12月下旬から3月下旬までの冬季は休業していますのでご注意を。

楽しみ方2：アクティビティを楽しむ

琵琶湖を望める「びわ湖バレイ」は、ふもとからロープウェイで約5分で行けるネイチャーリゾート。4月から11月に営業するサマーランドは、ロープウェイ山頂駅のすぐ隣にあり、そり遊びやカベ横歩きなど小さな子供も安心して遊べる施設。なぞ解きアドベンチャーは、森に隠された謎を解きながら進んでいくワクワク体験ができます。また、数十種類の手作りの遊具が無料で楽しめる「遊びの広場」も人気。さらなるスリルを望むなら、ジップラインやスカイウォーカーもおすすめです。

びわ湖の絶景をひとりじめ「ジップライン」

森に張り巡らされたロープを滑る「ジップライン」は、びわ湖の絶景を見下ろしながら、7つのコースを順番に回る2時間のツアーです。一人ではちょっと不安という方には二人で飛べる「ダブルライン」が4コース用意されています。ロープウェイ山頂駅センター1Fで受付ており、1名3,800円で体験可能。小学生以下の子供の参加には、保護者の同伴が必要です。

標高1,100mのアスレチック「スカイウォーカー」

天空ウォーク「スカイウォーカー」は、グラグラ揺れる橋や丸太渡り、くもの巣ネットなど地上5mの高さで挑む絶景・絶叫アドベンチャーアスレチック。地上5mのアスレチックは17アイテムの上級コース、10アイテムの中級コース、地上2m・6アイテムのちびっこコースに分かれています。所要時間は用具装着からプレイ終了まで約90分。制限時間内であれば何度でもチャレンジできるのも魅力のひとつです。

楽しみ方3：グルメを楽しむ

びわ湖バレイにある食事どころのひとつ「Lake View」は、夏はブッフェ、冬はステーキやシチューなどのアラカルト料理の楽しめるレストラン。冬季は週末のみの営業です。もうひとつの「エキナカキッチン」は、ロープウェイの山頂駅にあるカフェ。蓬莱山やびわ湖を眺めながら、麺類や丼をいただけるのが魅力です。冬季は無休で営業しています。

楽しみ方4：買い物を楽しむ

びわ湖バレイにあるお土産ショップ「びわ湖ストリート」は、ロープウェイ「山麓駅」にあります。通年営業しており、営業時間は9:20～17:30です。びわ湖テラスオリジナルのフィナンシェは2018に発売された人気のお菓子。その他にも近江の人気の地酒や、琵琶湖の定番土産「えび煎餅」、食物性たんぱく質が多く含まれる「丁字麩」など、人気のお土産がそろっています。

冬季はスキー場がオープン

びわ湖バレイは、冬の期間はスキー場に変身します。小さな子供がそり遊びや雪遊びもできるスノーランドもあり、ファミリーにも人気。スキー場は初心者にも滑りやすい打見ゲレンデや、山頂からの絶景を望める中級者コースのホーライパノラマゲレンデ、林間コースで上級者に人気のジャイアントコースなど、9コース用意されています。

まとめ

蓬莱山は、山頂のカフェやアクティビティが豊富なリゾート施設が人気です。初心者でも登れる山としても注目されており、近年の登山人気もあいまって登山客も多く訪れる山です。登山が苦手でもロープウェーで簡単に登れるので、山頂のアクティビティを体験しに気軽に訪れることもできます。山頂からの景色は圧巻なので、一度絶景のリゾートに遊びに行ってみませんか。

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