おすすめ旅行を探すならトラベルブック(TravelBook)

ホテル・航空券の料金比較・予約サイト

富山湾のホタルイカ情報:青白い発光が幻想的と話題の春の風物詩!

3月~6月頃の春先の夜に見られるホタルイカの身投げ。青白く発光する無数のホタルイカが海面に浮かび、幻想的な世界を生み出します。産卵時期にしか見られない貴重な現象は富山湾のみで見ることができ、国の特別天然記念物に指定されています。 今回はそんなホタルイカの身投げの時期や条件、どこで鑑賞できるのか、どんな美味しい食べ方があるかなどをまとめてみました。あまり食卓に並ばないホタルイカですが、ボイルしたホタルイカはプリプリでその魅力にハマってしまうはず。ぜひ一度身投げの時期に、富山に観光に出かけてみてはいかがですか?

続きを読む

更新日: 2023年11月21日

広告

本ページではプロモーションが含まれます
当サイトでは施設やサービス(以下、サービス等)の掲載にあたり、ページタイトルに規定された条件に合致することを前提として、当社編集部の責任においてサービス等を選定しおすすめアイテムとして紹介しています。

なお当サイトではユーザーのみなさまに無料コンテンツを提供する目的で、オンライン旅行代理店やレストラン予約サイトが提供するアフィリエイト・プログラムに参加し、サービス等の紹介を通じた手数料の支払いを受けています。掲載の順番はサービス等の提供会社により支払われる報酬も考慮されている場合があります。

富山湾に生息するホタルイカの生態とは?

ホタルイカの生態は、小型の発光イカでありながら、体内に腕発光器、眼発光器、皮膚発光器や1000以上の小さな発光器をもっています。富山湾の深海にすむホタルイカは暗い海の中で生活できるよう、大きなヒレと目を持ち、青白い光を放つのが特徴です。また、春の産卵期になると水深200~600mから、海面近くに浮上してきます。

ホタルイカはなぜ発光するの?

ホタルイカは皮膚と第4腕の先端と眼球部分にそれぞれ発光器をもっており、それぞれに反射板やフィルター、導光域、レンズなどを備えています。光を放つことによってさまざまな役割があります。例えば、薄明かりの中で体の影を隠し身を守ったり、外敵に対する威嚇や雄雌の識別、求愛、光で会話しながら集団行動をしているのではないかともいわれています。

ホタルイカが富山湾に、わんさか集まる理由

ホタルイカは新潟県や兵庫県、京都府など全国各地で水揚げされますが、その中でも群を抜く多さは北陸地方北東部に位置する富山湾です。富山湾ほどホタルイカが集まってくる場所は世界中にもないといわれています。その理由に富山湾のすり鉢のような形と底から上に向かって流れる海流から、ホタルイカが岸近くまで押されるためです。

国の特別天然記念物に指定されている富山湾のホタルイカ

ホタルイカの旬は産卵期の3月から5月といわれ、多くのホタルイカが水揚げされます。全国の中でも富山湾の水揚げ量は日本1といわれています。常願寺川河口近くから魚津港付近までの約15km、富山市常願寺川河口から魚津港までの沖合1.3kmまでが「ホタルイカ群遊海面」として、1952年(昭和27)国の特別天然記念物に指定されています。

広告

ホタルイカが定置網漁業で捕獲されるのは富山湾だけ!

富山湾では約400年前の江戸時代に始まった越中式定置網漁業が現在でも行われています。定置網漁の特長は、沿岸に網をしかけてホタルイカが入るのを待ち、入ってきたものだけをとる漁法です。ホタルイカを傷つけたり、とりすぎないよう網の目に工夫がされています。他の漁法に比べて、継続的に行っても海に与える影響が少なく、環境に優しい漁法といわれています。

ホタルイカの身投げとは?

ホタルイカは通常、水深200~600mの深い海域に生息している生き物です。3月から6月の産卵期のみ、メスが集団で海面近くにあがってきます。ホタルイカは海流によって一気に海岸に押し寄せられ、産卵が終わると打ち上げられるのが身投げと呼ばれている風景です。ホタルイカの大群は青白く光り、暗い海を照らす姿が神秘的です。

ホタルイカが身投げする理由

ホタルイカは通常深海に生息していますが、3月~6月頃の産卵期にだけ海面にあがってきます。浅瀬まで産卵に来たメスのみが海岸に打ち上げられる姿から身投げと呼ばれています。ホタルイカの身投げする理由ははっきりと解明されていませんが、月のない夜に方向を見失ったイカが誤って岸を目指してしまい、結果的に身投げになってしまうという説もあります。

広告

ホタルイカの身投げが鑑賞できる時期

ホタルイカの身投げを鑑賞するなら、3月~5月頃がもっとも見物しやすい時期といわれています。ホタルイカの産卵の時期は一般的に2月~6月ごろといわれていますが、いつでも見られるわけではありません。時間帯や天候、新月の夜などの気象条件に左右されます。ネットなどで新月カレンダーなどをチェックしてから行くといいでしょう。

ホタルイカの身投げの鑑賞が見れる条件

ホタルイカの身投げを鑑賞する時期は、3月~5月頃の見頃時期に加え、いくつかの条件が重なった時のみといわれています。例えば、天候がよい日で波がゆったりと穏やかな時が絶対条件だとか。水面がよく見える時にホタルイカは集まってくるからです。ほかには新月の夜やその前後の日の22時~翌朝6時頃までの時間帯が最もみられると記録されています。

ホタルイカの身投げが鑑賞できる漁港のスポット

富山湾で見られるホタルイカの身投げですが、漁港や防波堤のある場所が見物しやすいでしょう。富山湾の広い範囲の海岸線で見られ、滑川市の富山市水橋沖合いから魚津沖合・魚津港までの約1.3キロまでが国の特別天然記念物に指定されている場所です。地元の人にも人気の定番スポットは四方漁港をはじめ、岩瀬漁港・滑川漁協、魚津港になります。

ホタルイカは鑑賞だけじゃない!すくって楽しめる

ホタルイカは身投げを遠くから見物するだけでなく、富山湾の漁港や防波堤などから、すくって楽しむこともできます。すくうには柄が長めタモ網を使うのがいいでしょう。タモ網には柄が収縮するものや折り畳み式などもありますよ。砂浜に打ち上げられたものは、砂を噛んでいるため食用に適していないので、海中のものをとって食べるようにしましょう。

採れたてホタルイカのおいしい食べ方

採れたてのホタルイカを食べる場合、生食は控えた方がいいと報告されています。イカにはアニサキスという寄生虫がいる場合があるからです。食べるなら必ず火を通すよう注意してください。ボイルや焼いたホタルイカは柔らかく、むっちりとした独特の甘みがたまらない美味しさです。低カロリー、低脂肪、高タンパク質とダイエットにもよく、栄養価の高い食材です。

まとめ

いかがでしたか。今回は富山県の春の風物詩であるホタルイカの身投げについて紹介しました。ホタルイカの身投げを見るなら産卵期の春先の3月~6月が狙い目。春休みやGWなどのお出かけシーズンにもぴったりですよね。世界でも珍しいと言われる、なかなか見られない幻想的な景色を見にぜひ一度、富山湾に足を運んでみて下さいね。

富山の観光でおすすめの記事

詳しく

【富山】黒部峡谷を120%楽しめるトロッコ電車の観光ガイド

立山・黒部・魚津・宇奈月 - 自然・景勝地

日本三大渓谷・日本の秘境100選のひとつ、黒部峡谷。夏でも涼しげな万年雪や黒部川のエメラルドグリーンなど自然を肌で感じられるスポットが満載の風光明媚な観光地です。この黒部渓谷では、かつての貨物運搬車であるトロッコ電車に揺られながら絶景を楽しむツアーが人気です。 「トロッコ」とは、トンネルやダムなどの工事現場から資材を運搬するために使用した貨車。現在では観光用に利用され、トロッコ電車という愛称で親しまれています。いくつもの橋を渡り、トンネルをくぐり抜ける電車は多くの人々を魅了し続けています。 今回は、そんな乗るだけでも楽しいトロッコ電車での黒部観光の見どころを紹介します。おすすめシーズン、アクセス、電車の楽しみ方など旅を楽しむためのポイントをまとめているので、初めて訪れる人も安心。トロッコ電車の魅力をたっぷりお伝えします。

詳しく

【富山】八尾でおすすめのお出かけスポット6選

砺波・庄川・五箇山 - 散歩・街歩き ,観光名所

富山県にある八尾町は富山市南西部の山あいにあります。実は、タレント・柴田理恵さんの出身地でもあるそうです。八尾が賑やかになるのは5月と9月です。5月には八尾曳山祭があり、三味線、笛、太鼓の奏でる山囃子にのせ、若者凛々しいが凛々しい法被姿で絢爛豪華な6本の曳山を曳きます。夜になると、1,000余の灯がともる堤灯山車になりあまりの美しさに息を飲んでしまいます。 9月には『おわら風の盆』が開催され、越中おわら節の哀愁漂う旋律に乗せ洗礼された踊りが優雅で、編笠から少し覗ける姿も神秘的です。『おわら風の盆』は3日間開催され合計25万人前後の見物客が訪れるそうです。八尾の魅力はそれだけではありません。他にも魅力的なスポットがあるのでご紹介したいと思います。

詳しく

【富山】高岡でおすすめの観光地12選:情緒ある町並みが広がる人気スポットを堪能しよう

高岡・氷見 - 観光名所

富山県は北陸新幹線の開通によって、首都圏からのアクセスが格段によくなりました。今まではあまりなじみがなかった人も出かけてみようと思っているのではないでしょうか。一方を海、三方を山脈で他の県と区切られた富山県には、魅力的な観光スポットが沢山あります。その中でも県の西部の中心都市である高岡市には見逃せないスポットが沢山あります。 元は加賀藩主の前田利長が築いた高岡城の城下町として栄えていました。現在は鋳物の生産が盛んで、豊かな水と電力を背景にアルミニウム工業も発達しています。特に鋳物の高岡銅器は伝統工芸品に指定されています。元々名古屋や大阪からのアクセスもよかったところに加え、東京からも北陸新幹線で2時間半程(新高岡駅 最速2時間21分)で行けるようになった高岡市の見どころを5か所紹介します。

詳しく

【富山】豪雪地域の世界遺産、合掌造りの里・五箇山周辺のおすすめ観光地7選

高岡・氷見 - 文化遺産

富山県の五箇山は岐阜県の白川郷と並び、合掌造りの集落があることで有名です。1995年には白川郷と共にユネスコの世界遺産に登録されました。合掌造という名前は、急勾配の屋根の最上部が手の指を組み合わせて合掌しているような形になっていることからつけられています。 屋根の角度が急な理由は、雪下ろしの労力を少しでも減らすためと、雨の多い地域故に水はけの問題を解消するためだと言われています。また、合掌造り家屋の中では、いわゆる「屋根裏」と言われる場所で養蚕などが行われていました。五箇山は美しい自然の景観を背景に合掌造の集落や資料館などがあり、見どころが満載です。その中でもおすすめのスポットを7か所紹介します。

詳しく

【富山】城端で行きたいおすすめの観光スポット5選

富山 - 観光名所

富山県にある城端は、越中の小京都とも言われ今もレトロな街並み。城端の一番の目玉は、国の重要無形民俗文化財にも指定されている江戸時代から300年も続く城端曳山祭です。他にも砺波平野を一望する高台にある桜ヶ池では、アウトドアなどでファミリーでも楽しめる場所もあります。 しかし城端の魅力はそれだけではありません。城端は、アニメや漫画の聖地としても人気があります。城端にはピーエーワークス本社があり、そしてピーエーワークスが手掛けるアニメ『true tears』は城端が舞台で、町も一体になって観光タイアップしています。でもでも、城端の魅力はこれだけではありません。それでは城端のおすすめスポットをご紹介したいと思います。

詳しく

日本一の高さ! 黒部ダムの見どころや行き方、放水情報総まとめ

立山・黒部・魚津・宇奈月 - 山・渓谷,滝・河川・湖

最近はダムの写真集が出たりダムのツアーが組まれたりなど、その美しさに注目が集まっているダム。生活のために必要な施設というイメージから観光地へと変わりつつあります。そのなかでも特に人気で多くの人が集まるのが、富山県にある黒部ダムです。日本最大級の大きさを誇り、日本を代表するダムとしてたくさんの人々の生活を支えています。 立山黒部アルペンルートの人気スポットとして観光にも力を入れていて、登山と合わせて観光を楽しむ人や社会見学として家族連れでやって来る人など、連日多くの人で賑わっています。ダムという建物としての美しさはもちろん、黒部湖や力強い山々の景色などの自然をたっぷり味わえるスポットとしても人気です。ぜひ、黒部ダムに足を運んでみましょう。

詳しく

富山観光でおすすめのスポット50:名所観光地一覧

富山 - 観光名所

富山県は加賀藩の一部として江戸時代から栄え、フランスに本部がある〝世界で最も美しい湾クラブ″に属する富山湾や山岳信仰で有名な立川連峰、世界遺産に登録されている五箇所村など自然環境に恵まれています。日本海に面しているので、白エビや鱒・ブリなどの海の幸も有名で、近年は映画の題材にもなった黒部ダムや周辺の渓谷も観光地として人気が高いです。 そこで今回は2015年に北陸新幹線の開通で注目される富山でおすすめの観光スポットを50ヶ所紹介していきます。先述した渓谷や連邦も細かく説明しているのはもちろん、国民的人気キャラクターに因んだ観光スポット、富山の自然が学べる施設など多彩なジャンルをそろえています。読めば富山の魅力に惹かれること間違いなしです。

詳しく

【富山】山の魅力満載! 憧れの立山で初めての山小屋泊登山にチャレンジ

立山・黒部・魚津・宇奈月 - 山・渓谷

立山は、北アルプス北方に連なる三峰を合わせた総称で、ほかに立山三山や立山連峰とも呼ばれています。この立山周辺は、黒部渓谷から伸びる黒部アルペンルートがよく知られ、ケーブルカーで手軽に高原地帯まで登れることもあって、登山者だけでなく一般の観光客の方々にも人気の観光地となっています。 この山々にはいくつもの山小屋があり、一晩宿泊すれば、山肌が赤く染まる絶景の夕景が見られ、星空や朝日のご来光も一緒に楽しめます。まだ山小屋で泊まるような大変な登山はしたことがないという人にも、挑戦しやすい登山ルートもあれば、北にそびえる日本一の難所剱岳まで、山のバリエーション豊かな環境の立山。多くの山の魅力を味わえる立山は初めての山小屋泊登山にぴったりですよ。

広告

広告

のおすすめホテル

トラベルブックの今週のおすすめ

広告

運営会社