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調神社(つきじんじゃ)とは?
埼玉県さいたま市に位置している「調神社(つきじんじゃ)」は地元の人には通称「つきのみやさん」と呼ばれ親しまれています。伊勢神宮の創起者・倭姫命が、この地に蔵を作り神宮への貢物(=調(ツキ))を集めたのが始まりと言われ2000年以上の歴史を持つ古社です。調神社の神の使いはウサギとされているため、境内のあちこちにウサギが祀られています。
勝負運アップのパワースポット!
調神社という社名は調(ツキ)=運がある!ということで、勝負事や金運などのパワースポットとしても有名な神社です。地元浦和のサッカーチーム浦和レッズは新年に毎年必勝祈願をしています。選手だけでなく、浦和レッズのサポーターも多く訪れて祈願しているため、多くの熱い思いが集まりパワーが高いスポットともいわれています。
入り口に鳥居がない!
調神社の大きな特徴の一つに普通、神社にある「鳥居」がないことが挙げられます。実は神社の始まりが、伊勢神宮への貢物を集めるための蔵として出来たことが理由です。倭姫命によって、搬入の邪魔にならないように鳥居を建設しないように決められたとされています。ちなみに手水舎の奥に位置する、裏門には鳥居はあります。
狛犬の代わりに狛ウサギがお出迎え!
調神社の「調」と「月」の読み方が同じことから中世に月待信仰と結びつき、月の動物であるウサギを神の使いとするようになったといわれています。神社の入り口ではにらみをきかせた狛犬ではなく、かわいらしい狛ウサギがお出迎えしてくれます。子ウサギを抱いて座っているかわいらしい姿の狛ウサギに癒されます。手水舎には大きなウサギもいますよ。
他にもあちこちにウサギが!
調神社の境内には狛ウサギの他にもいろいろな場所にウサギがいます。手水がウサギの口から流れ出ていて、この井戸水は「幸運(開運)の霊水」とも呼ばれています。また御手洗池の噴水や拝殿正面の絵馬、拝殿の彫刻、拝殿の灯篭、稲荷社(旧本殿)の彫刻などいたるところにウサギがいます。お守りにもウサギが付いていてかわいらしいものもあります。
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神様の使いがウサギ?
伊勢神宮への貢物を集めるために造られた蔵から始まった調神社。貢物は、別名「調(つき)物」と呼ばれていました。その調(つき)と、月が同じ読みであるため、中世に広まった「月のもつ神秘を尊び、月に祈る」という月待信仰と結びついて、月の動物であるウサギ)が神の使いとされました。そのため、江戸時代には月読社という愛称もあったそうです。
調神社の七不思議
調神社には七不思議があるといわれています。1つは鳥居がないことです。貢物の搬入に邪魔にならないように作らなかったともいわれています。また日本でも珍しい神様の使いがウサギであること、ほかにも境内に松の木がない、蠅が居ない、蚊が居ない、日蓮上人駒つなぎのケヤキ、御手洗池に住む片目の魚といった7つの伝説です。
御朱印にもウサギが!
調神社の授与所でいただく御朱印は兎の印がおされるかわいらしいものです。御朱印のみなら500円、兎の刺繍がされた御朱印長と御朱印込みで2000円で授与されます。ただし他の神社と違う点があるので注意も必要です。1つは書置きの御朱印がないので、御朱印帳の持参が必須であること、もう一つは持参の御朱印帳にお寺の朱印が混ざっているとタブーとのことです。
お守りもウサギがモチーフ!
調神社のお守りはウサギがモチーフとなっています。交通安全御守りも伝統的な長方形の御守りスタイルにウサギが跳ねている柄でとてもかわいらしいものです。一般的な布のお守りから、キーホルダー型やウサギ型などまでいろいろなデザインもあり選ぶのも楽しくなります。また大変珍しいので、持ち歩いていると注目されることもありますよ。
調神社の社殿
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調神社の社殿は、1858年(安政5年)に造営されたもので本殿・拝殿が一体となっている権現造です。また境内には神池のウサギ、手水舎のウサギ、狛ウサギなどいたるところでウサギの彫刻等をみることができます。また稲荷神社の社殿となった旧本殿は総欅の一間社流造りという建築様式でできていて、屋根についた家紋にはウサギの彫刻がある歴史深いものです。
調神社の摂末社
調神社の境内には複数社が鎮座していて、主な社が稲荷神社、調宮天神社、金毘羅神社です。稲荷神社の社殿は調神社の旧本殿で一間社流造と柿葺き(こけらぶき)屋根で出来ている歴史あるものです。商売繁盛・五穀豊穣といったご利益があります。「調宮天神社」は
学問の神様である菅原道真公がお祀りされています。航海安全・海難救済のご利益がいただける「金毘羅神社」もあります。
調神社の歳末市「十二日まち」
調神社で毎年12月12日に開催される「十二日まち」というお祭りがあります。「ミニ熊手」の販売が最大の特徴で、毎年多くの人でにぎわいます。商売繁盛の後利益があり、浦和近辺の住宅やショップ、レストランには高確率で飾られています。いろいろなデザインの熊手が売り出され、見ているだけでも楽しいでしょう。露店も毎年1000店ほど出店される大きなお祭りです。
調神社の初詣
浦和駅から徒歩7分ほどでアクセスできる調神社は初詣にも人気があり、大変混み合います。車を利用の場合は神社には駐車場がないため、周辺のパーキングを利用することとなります。歳旦祭が行われ、参拝社数は約17万人に上ります。混雑を避けたい場合は夜がおすすめです。屋台などは閉まっていますが、比較的空いていて参拝しやすいそうです。ご利益のあるうさぎ達が新年を迎えてくれますよ。
調神社と隣接する「調公園」
調神社を訪れるなら、ぜひ隣接している調公園にも立ち寄ってみてはいかがでしょうか。春の桜の時期にはお花見スポットとしても有名な公園です。大木があり、落ち着いた雰囲気の中に滑り台や、砂場、子供用の遊具などが設置されているほか、大人も利用できる健康遊具などもあります。広場や水が流れるゾーンもあります。十二日まちの会場にもなっている場所です。
調神社へのアクセス
調神社へのアクセスには、車の場合は神社に駐車場がないため、周辺のパーキングを利用することとなります。電車ではJR浦和駅が最寄り駅です。駅から徒歩7分で神社に到着します。また初詣や歳末の十二日まちなどのイベント時には大変混雑するため、駐車場の確保も難しくなります。スムーズに参拝するには公共交通機関を利用するのが便利でしょう。
調神社
- 埼玉県さいたま市浦和区岸町3-17-25
- 048-822-2254
- 9:00~16:00
- 無休
- JR浦和駅 7分
まとめ
埼玉県さいたま市にある調神社を紹介しました。日本全国的に見ても珍しい、兎を神の使いとした神社です。勝負運、ツキを手に入れたいときは、ぜひお参りしてみてはいかがでしょうか。また歳末の十二日まちもさまざまなデザインの熊手や多くの露店もあり楽しいお祭りでおすすめです。かわいいウサギにも会える調神社へ行ってみましょう!
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