国産ジーンズ発祥の地！児島ジーンズストリートでお気に入りのジーンズを探そう！

岡山県倉敷市児島地区にある児島ジーンズストリートについて、いろいろとまとめてみました。児島地区は日本のジーンズ発祥の地として知られていて、ジーンズ生産量日本一の岡山県でも特にジーンズ生産が盛んな地区です。2009年に街の活性化のために「児島ジーンズストリート」計画が提案されて、すぐに実行されました。現在このストリートには古い景観を保存しながら40店舗ものジーンズショップ・飲食店・雑貨店が建ち並び、倉敷観光のひとつの目玉となっています。倉敷に観光で訪れる時には児島ジーンズストリートに立ち寄って、気にいったデニム生地やジーンズなどを選んでみることをおすすめします。

児島ジーンズストリートとは

児島ジーンズストリートは、岡山県倉敷市の児島地区にある多くのジーンズショップが集まっている長さ400mほどのストリートのことです。2019年2月時点で、およそ40店舗ほどのジーンズショップや飲食店などが営業しています。児島商工会議所や地元ジーンズメーカーで構成されている協議会がジーンズショップ・飲食店・雑貨店などの誘致活動をしていて、商店街の賑わい再生を目標にしています。

児島地区とジーンズ

児島地区は「繊維の町」として明治時代から発展してきましたが、国産ジーンズ発祥の地でもあります。1960年代に、日本で初めてジーンズ生産をてがけています。児島地区を含む岡山県は、現在でも日本で最もジーンズ生産の多い県です。児島地区にあるマルオ被服（現在はビッグジョン）という店舗がジーンズ生産の技術を開発したことで知られていますが、ビッグジョンももちろん児島ジーンズストリートの中に含まれています。

児島ジーンズストリート誕生の背景

児島ジーンズストリートは、味野商店街を中心として構成されています。味野商店街は以前には百貨店や映画館などで賑わっていましたが、1988年のJR児島駅開業に伴って駅前に多くの都市機能が集中した結果かつての勢いが衰えてシャッター商店街になりつつありました。2009年にジーンズストリートの計画が立ち上がり、かつての勢いを取り戻すために児島ジーンズストリートが誕生しました。

アクセス

児島ジーンズストリートは、JR瀬戸大橋線児島駅から北西に700mほどの場所にあります。電車でJR児島駅まで行き、そこから徒歩で12分ほどです。児島駅からはバスが運行していて、最寄りの「児島文化センター前」・「大正橋」・「野崎家旧宅前」などのバス停までは2分～6分ほどです。児島駅からはジーンズが車内に装飾された「ジーンズバス」も運行されていて、児島のジーンズの歴史を学びながら児島ジーンズストリートを訪れることもできます。

営業時間・定休日

児島ジーンズストリートには40店舗ほどのジーンズショップや飲食店などが集まっていて、営業時間や定休日はそれぞれのジーンズショップによって異なります。例えばビッグジョン児島本店では営業時間は9:00～17:00、定休日はなし（年始年末は除く）です。ジーンズショップは多くの場合営業時間は10:00～19:00になっています。公式ホームページ（http://jeans-street.com/smp/shop_search/index.html）で、それぞれの店舗の営業時間・定休日をチェックできます。

児島ジーンズストリートの楽しみ方

児島ジーンズストリートには多くのジーンズショップのほかに、飲食店や雑貨屋も入店しています。数多く出店しているジーンズショップでお好みのジーンズを選んだ後は、デニムで作られたのれんやコースターなどを売っている雑貨屋で欲しいものを見つけたり、20:00頃まで営業しているラーメン店やカフェなどの飲食店で食事などを楽しく味わったりできます。

歴史的な景観も楽しめる

児島ジーンズストリートには「Womb」という小道具屋があって、そこは昔の銀行の建物内部を改装して造られていてレトロな景観を今に残しています。多くのショップは古民家を改装したり、昔の郵便局を内部改装したりして営業しています。児島ジーンズストリートには昔の景観があふれていて、歩いているだけでも明治時代からの伝統ある歴史を感じられます。そして児島ジーンズストリートの最も北側には国の指定重要文化財である「旧野崎家住宅」があって、江戸時代後期にこの地に大規模塩田を開いた野﨑武左衛門の広々とした古民家が一般に公開されています。6棟ある土蔵のなかには、塩づくりに関する資料として「野﨑家塩業歴史館」という形で展示されているものもあります。

個性的なジーンズショップや雑貨店がいっぱい

児島ジーンズストリートには、様々な個性を持ったジーンズショップがそれぞれのスタイルで営業しています。日本ジーンズのパイオニアとして有名な「ビッグジョン児島本店」、都会的で上質なリアルクローズ（現実性のある服）を提案している「エッジ・オブ・ライン」、アメリカンなカジュアルウェアにこだわりを持つ「クラクション児島本店」など、訪問し甲斐があるジーンズショップが勢ぞろいしています。

世界が注目「桃太郎ジーンズ」

「桃太郎ジーンズ 児島味野本店」は、東京や大阪など全国に8店舗を展開している「桃太郎ジーンズ」の本店で、2006年にオープンしました。デニムの「青」にこだわって、単なる流行でなくずっと愛されるリアルクローズブランドを目指しています。児島ジーンズストリートでは最も北側に位置しています。営業時間は10:00～19:00で、年末年始を除いて定休日はありません。

古民家が目印「JAPAN BLUE JEANS」

「JAPAN BLUE JEANS」は、古民家を改装して造られたジーンズショップです。店内には100数類以上のジーンズが並んでいて、デニム生地は旧式シャトル織機を使った手作業で生産されています。時間がかかりますが、太い糸で織られているために独特の手触り感が出ていると海外からも好評です。児島ジーンズストリートでは北側のエリアに位置しています。営業時間は10:00～19:00で、年末年始を除いて定休日はありません。

レディース専門「Denim Closet from KURASHIKI」

「Denim Closet from KURASHIKI」は、20代後半から40代までの家事や仕事などに忙しい女性のために作られた、レディース専門のジーンズショップです。日本女性の体型を研究していて、着用しているときのストレスを解消する立体的なデザインを肌触りの良いデニム生地で表現しています。児島ジーンズストリートでは北側のエリアに位置しています。営業時間は10:00～18:00で、年末年始を除いて不定休です。

シャツ専門店「Seventh Sense Folklore」

「Seventh Sense Folklore」は、シャツを専門にしているショップです。自社工場では1年間に5万枚以上の一流ブランドのシャツを縫製していて、本物の日本製シャツを低価格で提供しています。カジュアルなものから作業用まで、あらゆるタイプのシャツを扱っていて、デニムジーンズに合うシャツを探し出すことができます。児島ジーンズストリートでは、南側のエリア中央に位置しています。営業時間は10:00～19:00で、不定休（平日休みの場合あり）です。

個性的な小道具が並ぶ「Womb」

「Womb」は、昔の銀行の内部を改装して造られた古物商です。テーブル・椅子・棚などのアンティークな家具や壁時計や古い鳥かごなどのインテリアが所狭しと並べられています。実際に使えるテーブルランプなども販売されています。ジーンズとは無縁ですが、どこか愛着を感じる古物がそろっています。児島ジーンズストリートでは北側のエリアに位置しています。営業時間は12:00～19:00で、水曜日と年末年始は定休日です。

おなかがすいたら「わいわい家」

「わいわい家」は、居酒屋ラーメン店です。昼間はラーメンを提供していて、醤油ラーメン・塩ラーメンなどの定番のラーメンのほかに、青い麺が印象的な「ジーンズラーメン」などが楽しめます。夜には居酒屋として営業していて、明太マヨや刺身盛り合わせなどをお酒と一緒に味わうことができます。児島ジーンズストリートでは、南側のエリアの最南部に位置しています。営業時間は11:30～14:00（昼）・18:00～2:00（夜）で、定休日は昼は火曜日・夜は不定休です。

ほっと一息「NEIGHBOR COFFEE COMPANY」

「NEIGHBOR COFFEE COMPANY」は、80年の伝統を誇るイタリアのコーヒー機器ブランド「LA MARZOCCO」の機器を使って淹れたエスプレッソやカプチーノなどのコーヒーを主に提供しているカフェです。メニューにはダージリンティーやアサイースムージーなども用意されています。児島ジーンズストリートでは、南側のエリアの最南部に位置しています。営業時間は8:00～20:00（冬季は19:00）で、定休日は木曜日と年末年始です。

まとめ

児島ジーンズストリートについて、児島のジーンズの歴史や児島ジーンズストリートができるまでの軌跡などをまとめて、そこで営業しているジーンズショップ・飲食店・雑貨店などを具体的に紹介しました。ジーンズ生産日本一の岡山県でも、児島地区は特にジーンズで有名です。児島ジーンズストリートで、個性的なジーンズショップをめぐってみることをおすすめします。

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