【岩手】復活したマルカン食堂とは？人気メニューやアクセスは？花巻市の大食堂をご紹介！

更新日: 2023年11月21日

東北の東部に位置し、太平洋に面している岩手県。国立公園や国定公園、自然公園などが豊富に存在し、豊かな自然を有しているのが特徴ながら、市街地には商業施設なども多い傾向にあります。そんな岩手県の花巻市には、長く営業を続けて近年閉店したマルカン百貨店がありました。その6階で営業していた大食堂は百貨店とともに地元の人から絶大な支持を得ており、百貨店の閉店後も存続することが決定。今回は、現在も賑わいを見せているマルカンビル大食堂について歴史を含めた情報を集めるとともに、おすすめメニューなども紹介していきます。

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地元に愛された「マルカン百貨店」の大食堂

マルカンビル大食堂は、1973年に岩手県花巻市にオープンしたマルカン百貨店の6階で営業していた大食堂がルーツ。マルカン百貨店は2016年6月に閉店し、大食堂も同時に閉店が決定しました。地元の人による移転存続署名活動が行われるなど、地元で根強い人気を誇っていた大食堂は、当時曜日を問わず営業していて常に賑わいを見せていました。

マルカン百貨店の大食堂から「マルカンビル大食堂」へ

マルカン百貨店の閉店とともに大食堂の閉店も決定する中で、花巻駅前の開発を手がけていた会社である花巻家守舎がマルカン大食堂運営存続プロジェクトを立ち上げます。運営存続にかかる費用などは、近年知名度が高くなってきているクラウドファンディングによって調達。数々の苦難を経て2017年2月20日に復活してオープンしました。

マルカンビル大食堂は復活してから大賑わい

マルカンビル大食堂は昔から地元の人々に愛されてきた食堂であり、多くの人が存続を願っていたため再オープンの日は開店前に行列ができたほど。昔からの姿をできるだけ残した形で営業を続けているため、懐かしい雰囲気の中で食事ができるということでオープン後も岩手の人々が多く訪れます。ランチから早めのディナーまで、営業時間は客で賑わっているのが特徴。

マルカンビル大食堂には昔懐かしい空間がある

存続が決定して新たにオープンしたマルカンビル大食堂の特徴は、長く続いてきた百貨店の食堂時代と大きく変わらない空間が広がっていること。食堂で提供されるメニューはもちろん、テーブルや椅子といった内装もほとんど当時のままです。食器や箸立てなど細かな部分からも以前の食堂の雰囲気が感じられるということで、懐かしい雰囲気を求めて多くの客が訪れます。

マルカンビル大食堂の営業時間

マルカンビルは9時から19時30分まで営業していますが、マルカンビル大食堂の営業時間は11時から18時に設定されています。定休日は毎週水曜日と年末年始であり、行事の際には変則的な営業時間が取られることも。11時からオープンしているため、少し早めや遅めのランチなど混み合う時間帯をずらしての食事に利用することが可能です。

マルカンビル大食堂の店内のようす

マルカンビル大食堂の店内の特徴としては、まず広い面積と高い天井によって開放感ある空間が広がっていることが挙げられます。食堂に入ると、まず券売機で食券を購入する必要があります。テーブルや椅子を含め、店内は昭和の雰囲気を残しているのが特徴。百貨店時代のインテリアや制度、メニューに店員をできるだけ多く残している空間です。

マルカンビル大食堂のメニュー1:看板商品のナポリかつ

マルカンビル大食堂の看板メニューとして多くの人に愛されているのがナポリかつ。昔ながらのナポリタンの上にソースのかかったとんかつを乗せ、横にたっぷりとサラダがのったワンプレートです。ナポリタンはしっかりと味がついていて懐かしい味わいが特徴であり、とんかつも口当たりがよく食べやすいのが特徴。商標登録もされている大人気のメニューです。

マルカンビル大食堂のメニュー2:10段巻のソフトクリーム　

マルカンビル大食堂を代表するデザートメニューが10段巻きのソフトクリーム。昔から提供されているメニューであり地域の人々だけでなく観光客からも人気のあるアイスクリームなため、待ち時間が発生することもあるほどです。通常のアイスクリームと同じように手に持って食べるわけにはいかず、箸を使って食べる人もいます。見た目も食べ応えも満点の一品。

マルカンビル大食堂のメニュー3:懐かしいマルカンラーメン

マルカンビル大食堂の人気メニューの一つがマルカンラーメン。醤油を基本としてピリ辛なあんかけのようなスープが使用されているのが特徴であり、麺としっかり絡みます。たっぷりの具材も使用されており、かまぼこやウズラの卵、玉ねぎにネギなど食べ応え抜群の一品。一般的なラーメンとは少し異なるラーメンですが、昔懐かしい食堂のラーメンとして愛されています。

マルカンビル大食堂のメニュー4:新鮮な海鮮のちらし寿司

太平洋に面した三陸海岸を有する岩手県では、良質でおいしい海鮮が収穫されます。その新鮮な海鮮を利用して提供されるのが「ちらし寿司セット」。丸い器に入ったご飯の上に、マグロやエビなどの魚介やかまぼこ、野菜などがたっぷりとのったちらし寿司が魅力であり、吸い物や漬物などが定食形式で味わえ、海鮮付きの人に人気のある一品です。

マルカンビル大食堂のメニュー5:1日40個限定のワッフル

マルカン百貨店時代から人気のデザートメニューであるのがワッフル。1日40個の数量限定であり、1家族につき2つまで購入することが可能です。ふわふわのワッフル生地に餡や生クリームが挟まれていてあっさりとした味わいで食べやすいのが特徴。長く地元の人に愛されてきたオリジナルのデザートであり、現在でも販売後は売り切れてしまうことの多い人気商品です。

マルカンビル大食堂のメニュー6:季節限定

マルカンビル大食堂では、昔から変わらず愛されているメニューの他に季節ごとに登場する限定メニューが存在します。夏にはさっぱりと食べやすい冷やし茶漬けが提供される他、冬には岩手県ならではの芋の子汁などを味わうことができます。懐かしい味わいの郷土料理が食べられるため、観光客などからも人気の高いメニューです。

お土産にピッタリな物が販売されている

マルカンビル大食堂では、料理の他にお土産としてぴったりなグッズが販売されています。定番メニューをモチーフにしたかわいらしいデザインのものが多く、手軽に購入できるグッズが揃っているのが特徴。10段アイスクリームのストラップや、缶バッヂが出てくるガチャポン、Tシャツにマスキングテープなど使いやすいアイテムばかりです。

マルカンビル大食堂の最寄り駅は花巻駅

マルカンビル大食堂へアクセスする際に最寄りの駅としては花巻駅があります。駅からマルカンビル大食堂までは徒歩20分圏内であり、タクシーなどを利用すれば10分もかからずにアクセスすることが可能。花巻は宮沢賢治ゆかりの地であるため、駅では賢治弁当が販売されているのもポイント。東北の駅百選に選ばれており、鉄道ファンを中心に人気の高い駅です。

まとめ

いかがでしたか？長きにわたって岩手を代表する商業施設であったマルカン百貨店の大食堂としてスタートし、百貨店の閉店後も地域の力で存続しているマルカンビル大食堂。和食や洋食、中華を問わず昔ながらの名物メニューを今でも味わうことができ、連日多くの客で賑わっています。岩手県を訪れた際は、ぜひマルカンビル大食堂に立ち寄ってみてください。

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