【岐阜】世界遺産「白川郷」には魅力が一杯！合掌造り集落などおすすめ観光スポットを紹介

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「白川郷」はユネスコの世界遺産に登録されている

岐阜県大野郡白川村の荻町地区には、大小合わせて100棟以上の合掌造りが現在でも残っていて、そこでは人々の生活も営まれています。「白川郷」は白川村のことを指しています。1995年には富山県にある五箇山と共に「白川郷・五箇山の合掌造り集落」としてユネスコの世界遺産に登録されています。日本の原風景を残している場所として知られていて、また日本の故郷であるとも言われています。

「白川郷」はライトアップも紅葉も楽しめる観光名所

白川郷には毎年多くの観光客が訪れていますが、毎年2月頃の週末になると夜間ライトアップが行われていて、白川郷独特の冬の景観を楽しめます。冬だけでなく、秋でも紅葉スポットとして人気です。日本の原風景として知られている白川郷は日本国内の観光客だけでなく、外国人観光客からも日本文化を伝える観光名所としてとても注目されています。

「白川郷」おすすめ観光スポット1: 合掌造り集落

「合掌造り集落」は、日本の原風景を今に残している代表的なもので、白川郷の定番観光スポットになっています。日本独自の建築様式である「合掌造り」で造られた集落には人々の生活が今でも営まれています。白川郷の集落は「切妻合掌造り」でできていて、屋根の急勾配は特に冬に積雪を防ぐために作られています。そして白川郷では「結の心」が大切にされていて、子供から大人まで人と人のつながりを大切にしています。

「白川郷」おすすめ観光スポット2: 和田家

「和田家」は1573年から続いていた家柄で、火薬の原料（塩硝）を扱って繁盛していました。合掌造りの内部を見学することができる定番観光スポットです。現在は1階の一部と2階が一般に公開されていて、広々とした内部には囲炉裏などの昔の設備がそのまま残っています。国の重要文化財に指定されている「和田家」には、日本文化に関心のある外国人観光客も多く訪れています。

「白川郷」おすすめ観光スポット3: 明善寺

「明善寺」は、合掌造りの寺として有名です。1801年に創建された「鐘楼門」、1817年に創建された「明善寺庫裏（みょうぜんじくり）」、1827年に建築された「本堂」などはすべて合掌造りでできています。「鐘楼門」にある鐘楼はサイズがとても大きく、見ごたえがあります。「本堂」はすべてヒノキ造りで、全国でも珍しい茅葺寺院です。「明善寺庫裏」の内部は「明善寺郷土館」として使われていて、当時使われていた機具などを見学できます。囲炉裏は実際に火が入っていて、歴史ある白川郷で人々が暮らしていた様子がよく分かります。明善寺では本堂・鐘楼門・庫裏がバランス良く配置されていて、しかもそれらがすべて合掌造りでできているところに日本文化の美が感じられます。

「白川郷」おすすめ観光スポット4: 白山白川郷ホワイトロード

「白山白川郷ホワイトロード」は、石川県白山市と岐阜県大野郡白川村を結ぶ全長33.3kmの観光有料道路です。1977年に開通した「白山スーパー林道」が2015年に改称されました。白山国立公園の中にあって、ブナ原生林の樹海や白川郷付近の迫力ある山岳地形を眺めながらドライブできます。特に秋には美しい紅葉で有名です。なお、毎年11/10から翌年6月上旬までは冬季閉鎖になっています。

「白川郷」おすすめ観光スポット5: 大白川露天風呂

「大白川露天風呂」は、白川郷の美しい景色を楽しみながら入浴できる人気の露天風呂です。このかけ流しの天然風呂からは、エメラルドグリーンで知られている「白水湖」などを眺めることもできます。岐阜県にある絶景スポットのひとつとして人気です。なお、大白川露天風呂が通っている「県道白山公園線」は11/1～翌年6月上旬は冬季閉鎖になるので、この期間は営業を休止しています。

「白川郷」おすすめ観光スポット6: 天生三滝(あもうさんたき)

「天生三滝（あもうさんたき）」は、白川郷の東に位置する天生峠の西側斜面にある三つの滝の総称です。上流から「天生の高滝」・「天生の中滝」・「天生の木滝」と名付けられています。「天生の高滝」は一番落差が大きくおよそ50mです。「天生の中滝」は国道360号線を東に進むと目に入ります。「天生の木滝」は落差10mの小さな直瀑です。観光客は少なく、穴場スポットとして知られています。

「白川郷」おすすめ観光スポット7: 荻町城跡展望台

「荻町城跡展望台（おぎまちしろあとてんぼうだい）」は、白川郷を上から見下ろす絶景スポットとして観光客に人気です。新緑・紅葉・雪景色など、合掌造り集落の四季の移り変わりを一望できます。特に1月と2月には夜間にライトアップされて、その美しさは一見の価値があります。荻町城跡展望台へは白川郷からシャトルバスが運行されていて、およそ5分で到着します。

「白川郷」おすすめ観光スポット8: 白山

「白山（はくさん）」は白山国立公園内にある標高2702mの活火山です。富士山や立山とともに日本三霊山のひとつで、古くから山岳信仰が盛んです。豪雪地帯に位置していて、雪渓や万年雪などが見られる自然は絶景スポットとして知られています。三つの登山道が整備されていて、どの登山道からもクロユリなどの高山植物を眺めることができます。

「白川郷」おすすめ観光スポット9: 白川八幡神社

「白川八幡神社」は白川郷にある神社で、和同年間（708～714）に創建されたと言われています。境内にあるスギは、村指定の天然記念物です。毎年10月には「どぶろく祭り」が行われていることで有名です。「どぶろく祭り」では祭りで使われる祭具などを神社内で間近にすることができて、白川郷の歴史ある祭事が実際に経験できます。

白川郷合掌造りの「ベストショットポイント」を知っておこう！

「天守閣展望台」は荻町城跡展望台のことで、ここから見下ろす合掌造りの風景は観光パンフレットなどでもおなじみになっています。白川郷全体を見渡すことができる一番のショットポイントです。「三つ子の合掌造り」はメイン通り（白川街道）の東の外れにあるスポットから眺めることができるベストショットポイントで、三棟の合掌造りがまるで三つ子のように見えることから名付けられています。「明善寺横小路」は明善寺のすぐ近くにある小路のことで、そこから明善寺郷土館にカメラを向けると手前にある水田には「逆さ合掌造り」が写っていて、とても面白いショットを撮ることができます。冬のライトアップ期間にも「逆さ合掌」は撮ることができて、それはベストショットポイントのひとつに数えることができます。

白川郷の「裏話満載の観光ツアー」で旅をもっと満喫

世界遺産である白川郷の「ガイド付見学ツアー」は、「高山グリーンホテル」の宿泊とセットになって実施されています。飛騨の文化歴史案内人であるインタープリターが合掌造りに隠された様々な知恵などを解説しながら、白川郷を主に午前中に3時間30分ほど散策します。2名から催行していて、定員は15名です。2019年は4/1～12/31まで実施される予定です。

白川郷には「ご飯プロジェクト」もある

築167年の合掌造り名主住宅である「旧遠山家民俗館」では、「ご飯プロジェクト」を実施しています。古い屋敷で囲炉裏を囲みながら、白川産古代米を始め豆腐・山菜などの地元食材をふんだんに使用した新鮮な料理が楽しめます。料理はワンプレートで提供されていて、低めの膳の上に載っています。白川郷観光協会が行っているプロジェクトです。

「白川郷」へのアクセス方法

白川郷へは、JR名古屋駅・JR金沢駅・JR高岡駅・JR富山駅・JR下呂駅からそれぞれ高速バスが運行されています。名古屋駅からはおよそ2時間50分、金沢駅からはおよそ1時間15分で到着します。車利用の場合は、東海北陸自動車道白川郷ICから南東に500mのところにあります。白川郷には「村営せせらぎ公園駐車場」が整備されていて、普通車200台・大型車40台が収容可能です。

まとめ

魅力がいっぱいの世界遺産・白川郷について、合掌造りの集落などのおすすめ観光スポットを中心にしてまとめてみました。白川郷には村全体を真上から見下ろすことができるスポットがあって、ここには白川郷の魅力が詰まっています。冬の期間には夜にライトアップされて、いっそう美しく趣ある景色を見せてくれます。周辺にある山岳地帯ならではの景色も見どころのひとつです。是非一度、白川郷に足を運んでみてください。

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