人気急上昇！プレミアム芋焼酎「伊佐美」を徹底リサーチ！幻と言われる所以は？製造元や製造方法は？

更新日: 2023年11月21日

鹿児島県の芋焼酎の「伊佐美」は幻の焼酎と言われています。焼酎ブームの前から入手困難なプレミアム焼酎として焼酎ファンの間でも有名でした。製造量が多くなく流通が少ない事からも幻の焼酎と言われています。「伊佐美」は、イモ独特のクセが少なく、芋焼酎の苦手な人でも飲みやすいと人気の芋焼酎になります。一度は飲んでみたい「伊佐美」は、使っている麹に秘密があります。鹿児島には、「伊佐美」を使った大人のお菓子もいくつか製造されています。甘いものが苦手な人にもおいしく食べられる一品です。幻の「伊佐美」の特徴や製造方法や購入の仕方などを紹介します。

芋焼酎「伊佐美」の製造元は甲斐商店

甲斐商店は、鹿児島県伊佐地方伊佐市に蔵を構える、「伊佐美」の蔵元です。明治32年創業の100年以上続く老舗の酒蔵です。盆地の夏は暑く、冬は零下になることもある鹿児島県の伊佐の地は、焼酎造りに適した土地柄で焼酎発祥の地とも言われ、この土地で造られる焼酎は、伊佐焼酎と呼ばれ定評があります。甲斐商店は、一蔵一銘柄の「伊佐美」のみを100年以上造り続けている蔵元です。

芋焼酎「伊佐美」とはどんなお酒？

伊佐美は、程よい甘みとコクがあり、爽やかな味わいが特徴です。伊佐美は、口当たりがよく、喉ごしも滑らかで飲みやすい芋焼酎になります。芋の香りは漂いますが、さほど強くないので、クセの強い芋焼酎が苦手な人でも飲みやすい焼酎です。伊佐美は鹿児島県産の黄金千貫の芋を使用し、芋焼酎らしい素朴な味わいを堪能できます。

芋焼酎「伊佐美」が幻と言われる所以は？

元祖プレミアムと言われる伊佐美は、日本の焼酎ブームより以前から幻の芋焼酎と言われ、数多くの熱狂的ファンに人気で地元でも入所困難でした。伊佐美の製造元である甲斐商店は、大きい蒸留所ではなく、職人が手作りで作っているので生産量に限りがあり、流通する本数も限られるので、入手困難な幻の焼酎としてプレミア価格が付いてしまいます。年間の生産量もその年によって違い、毎年価格が変動する事なども伊佐美が幻の焼酎と言われる理由です。

芋焼酎「伊佐美」は黒麹を使って製造されている

芋焼酎を造る時に必要な材料は、サツマイモや麹になります。サツマイモは、厳選された新鮮な黄金千貫を使用し、麹は甘みや香りが出やすい黒麹を使用しています。蒸した米に種麹を加え培養し、次に酵母菌を加えて黒麹を作ります。蒸して砕いたサツマイモと黒麹を混ぜ発酵させもろみを作ります。もろみを蒸留器にかけ、蒸気を当て加熱します。沸騰したもろみから出るアルコールの蒸気を集めて冷却し、タンクに貯蔵します。貯蔵する事でまろやかな味わいの焼酎になります。

芋焼酎「伊佐美」の味は？

伊佐美は、口当たりがよく、喉ごしも滑らかな芋焼酎の王道の味わいを堪能できます。黒麹を使う事で芋の香りが抑えられていて甘みとコクがあり、あっさりとした風味を味わう事ができます。洗練され過ぎていない少し荒削りな無骨な味わいも楽しめます。伊佐美は、飲みやすく、黒麹が芋の香ばしさや甘さをバランスよく引き立たせています。

芋焼酎「伊佐美」の飲み方

伊佐美は、口に入れてから飲み込んで消えてゆく、ほのかに香る芋の香りを堪能できる芋焼酎になります。おすすめの飲み方は、ロックやお湯割りになります。黒麹が引き立てる芋焼酎の深みのある香りをさらに堪能したい場合は、お湯割りがおすすめです。お湯割りは、伊佐美の甘みとコク、芋の香りを存分に楽しむ事ができます。

芋焼酎「伊佐美」のおいしい季節は？

焼酎は俳句の夏の季語にあります。九州などで焼酎がはじめに生産されるようになった事や焼酎は暑気払いの飲み物として、昔飲まれていた事もあり、焼酎自体は夏の飲み物になります。寒い冬には、焼酎の深みのある味わいを堪能できるお湯割りをおいしく飲む事ができます。今は、季節関係なく1年中おいしく焼酎を飲む事ができます。