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「アートアクアリウム城」とは
見たことのないようなデザインの水槽や、専門家ならではのハイレベルな水質調整及び生体管理を基にジャポニズムな作品をデザインする、”アートアクアリウムアーティスト”木村英智氏がプロデューサーを務める企画展です。
「REAL JAPANの再興と発信」をテーマに、金魚や錦鯉を中心とした「和の世界のアートアクアリウム」が世界遺産を彩ります。着物に和菓子、お茶や日本酒など京都の誇る日本の伝統とともに「和の美」を体現する、まさに「歴史と現代」が調和したアートイベントです。
最新技術と和の融合
「水中四季絵巻」は全長8mという巨大な作品で、美しい日本の四季をプロジェクションマッピングによって投影し、その日本庭園を思わせる中を本物の錦鯉が泳ぎます。
そして2008年に登場して以来、大人気となった「ビョウブリウム1」の流れをくむ「キモノリウム」は、最高峰の京友禅を埋め込んだ水槽を上下に泳ぐ金魚と、3Dプロジェクションマッピングによって着物の色や模様を描き出すという、まさに最新技術と和の融合する作品です。
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見たことのない眺め
江戸時代に切子細工のガラスなどキラキラしたものを「ギヤマン」と呼んでいたことから、この作品名が付けられた「ギヤマンリウム」。プリズム効果を活かしたアクアリウム作品「プリズリウム」の新たな試みとして制作された、とても幻想的な作品です。
また、今年400年を迎える琳派の技法を取り入れた「リンパリウム」は、幅3.6m、高さ1.8mの巨大アートアクアリウム。日本特有の建具「襖(ふすま)」がモチーフで、泳ぎ回る金魚の軌道に花や木々が描かれるインタラクティブアートと、さまざまに変化する映像によって見たことのない琳派の世界が作られます。
豪華絢爛な大奥の世界
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昨年展示された「花魁 Oiran」の流れをくむ巨大金魚鉢シリーズが、今年はさらなる大作となって登場。「大奥 【御殿スペシャルバージョン】」は、金魚の愛好が広まった江戸時代を象徴する「大奥」を表現した作品です。
時を超えて二条城に蘇る「大奥」を幅約3mにもわたる【御殿スペシャルバージョン】で展示します。豪華絢爛な大奥の世界で、多くの女性たちが美を競い合いながらも儚く生きた様と、妖艶に泳ぐ金魚の姿が重なります。
「アートアクアリウム城 特別公演 金魚の舞」
御殿中庭に展示される「ビョウブリウム2」の前に設置された特設舞台「水戯の舞台」では、「アートアクアリウム城 特別公演 金魚の舞」が毎晩開催されます。木村英智氏がプロデュースした特別な空間の中で、劇団荒城の花形・荒城蘭太郎(こうじょう らんたろう)による「二十四節気七十二候の舞」を毎夜3回、「花魁の舞」が毎夜1回公演のみ同期間実施されます。
粋な京の夜を彩る「夜祭BAR」
台所前庭には、提灯や野点傘で粋な京グルメを楽しめる「夜祭BAR」と「お茶席」が出現し、京都の地酒や漬物、老舗和菓子店の菓子などが味わえます。毎晩開催される「酒造ナイト」では、京都の名だたる5つの蔵元のお酒がクローズアップされ、今年は京風おでんも初登場します。
また、「お茶席」では「アートアクアリウム城」のためにコラボレーションした、「老松」の生菓子や「福寿園」の金箔入り宇治抹茶が味わえる、京都の老舗3ブランドのお茶席セットも提供されます。
アートアクアリウム城 ~京都・金魚の舞~
- 京都府京都市中京区二条通堀川西入二条城町541
- 050-5542-8600
- 2015年10月23日(金)~12月14日(月)17:00~22:00(最終入場21:30)
- 期間中無休
- 入場料:中学生以上1600円、小学生以下1000円、3歳以下無料
いかがでしたか? 通常は夜間拝観を行っていない二条城で、こんなに素敵なアートアクアリウム作品を楽しめるなんて、とても魅力的ですね。普段は非公開の場所で、日本ならではの和の美に新しい形で触れられます。日中は紅葉を楽しんで、夜は「アートアクアリウム城」というのもおすすめですので、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
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