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今サプールが最高にカッコいい!アフリカの月給300ドルの紳士たちを徹底解説

コンゴ共和国は、中部アフリカに位置しています。そして、フランスの植民地だった歴史があります。またコンゴ共和国は、数多くの内戦により世界貧困国とも言われています。しかし、そんなコンゴ共和国が今世界中で注目を浴びています。それは、コンゴ共和国で行われているサプールというものです。世界中に名前が知られるようになった理由の一つとして、世界的に有名なポール・スミスのブランド広告に採用されたことやフランスのカンヌで行われた世界最大規模の広告祭でのGuiness Beer TVCMに使用されたことです。サプールの思いが世界中の人々の心を動かしています。サプールとは何か?サプールに込められた願いとは?サプールという言葉を知らない人も多いと思います。そこで今回は、今サプールが最高にカッコいい!アフリカの月給300ドルの紳士たちを徹底解説していきます。少しでも、サプールという言葉の意味を間近に感じてもらえればと思います。

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更新日: 2023年12月4日

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サプールって何?

サプール(SAPEUR)は、フランス語で「la Societe des Ambianceurs et des Personnes Elegantes( SAPE)おしゃれで優雅な紳士たちの会」という頭文字からそう呼ばれています。これは、コンゴ民主共和国の人々がフランスの移民時代に伝わったファッションのことを言います。コンゴ共和国の人々は、基本的にはカラフルな3色のコーディネートや小物を使用して、ファッションを楽しんでいます。

世界一貧しい国のファッション哲学

コンゴ共和国の人々の平均月収は、25,000円と言われています。しかし貧しい国にいながらファッションを楽しむコンゴ民主共和国の人々のファッション哲学が、世界中から注目を浴びています。優しさや平和を大切にしており、貧しい生活状況の中でもサプールを楽しみ人生を豊かにしています。またサプールには、「服が汚くなるから戦わない」というメッセージが込められています。

世界一おしゃれな男たち

サプールには、様々な思いが込められています。優しさや平和を表し、戦いのない国を象徴しているだけではなく、平和宗教をファッションと結び付けているという意味もあります。それぞれのファッションに意味があり、他の誰かのマネをするファッションではないということから、オシャレの最先端の国でもあるフランスの人たちからも「世界一おしゃれな男たち」と呼ばれるようになりました。

サプールの歴史

サプールは、コンゴ共和国で約90年以上も続く歴史があります。内戦により世界一の貧国と言われているコンゴ共和国ですが、平均月収よりも高価な服装を身にまとっています。服が汚れるからもう戦いはしないというメッセージがファッションになり、平和の象徴として90年以上コンゴ民主共和国の人々に定着しているという歴史があります。

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■二つの国のサプール

実はサプールには、二つの国が存在します。一つは前に述べた「コンゴ共和国」そして、もう一つが「コンゴ民主共和国」です。コンゴ共和国は原則3種類の色を使いファッションを楽しんでいますが、コンゴ民主共和国は彩を取り入れず黒を基調としています。アフリカンミュージシャンのパパ・ウェンバが山本耀司氏のブランドのYohji Yamamotoの服を身にまとってステージに上がり、それを見た人々が魅了されて黒いファッションが定着したと言われています。

サプールはお金持ち?

サプールは決してお金持ちの人々が行っているファッションではありません。世界一の貧国の一つと言われており平均月収25,000円で生活しています。それでもお金を貯めて20万円前後するスーツや高級ブランドの服を身にまとってサプールを楽しんだり、高級靴を履いてサプールをしています。サプールを楽しむために、仕事を探していたりハードな仕事もこなしています。それほど、人生においてファッションが根本にある国なのです。

ブーム到来?アフリカにサプールファッション

アフリカの人気ミュージシャンやショップでもサプールファッションが取り入れられています。その個性的なデザインと願いをこめて、様々な国で広まっています。またアフリカ各国のファッションとサプールをミックスさせたデザインも生まれており、コンゴ共和国で生まれたサプールがアフリカ各地のファッションに与えた影響は大きいと言われています。

サプールに影響を受けたデザイナーって誰?

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サプールはアフリカに影響を与えただけではありません。今では、世界的に有名なデザイナーやファッション店などの世界中の人々から注目を浴びています。世界的に有名プランドのポール・スミスもサプールに影響を受けて様々なコレクションを発表するなど、多くの人々の心を動かしています。また、日本人のフォトグラファーの写真展示会や本などにもサプールの服装やデザインが紹介されています。

大サプール、ムイエンゴ・ダニエル氏(通称セヴラン)のこと

ダニエル・セブラン・ムエンゴさんは、コンゴ共和国のサプールの一員です。世界一お洒落な長老とも言われており、世界中のメディアから引っ張りだこです。世界中では、サプールの写真展やファアッション展示などもされています。様々なイベント開催時にダニエル・セブラン・ムエンゴさんは、サプールの魅力やサプールについて語るため引っ張りだこの人気者です。

彼らが喧嘩をしない理由

コンゴ共和国のほとんどの人たちが一日1ドル以下で生活をしているなか、なぜ高級ブランドの服や靴を購入して週に一度サプールをするのか?それは、サプールをすることにより、「服が汚くなるから戦わない。平和を願い争わない」というメッセージをいつまでも忘れず次の世代に受け継ぐため。コンゴ共和国の人々にとっては娯楽の一つとて90年以上も続いていますが、彼らが喧嘩をしない理由が込められています。

サプールの装いの特徴

サプールには、2つの特徴があります。まず一つ目は、3色以上の色は使わないこと。こちゃこちゃたくさんの色を使うのではなく、ファッションを一つの作品としてまとめてコーディネートしています。もう一つは、ジェントルマンであるということ。サプールをする意味を考え、平和を願い人々を尊敬すること。紳士として恥ずかしくない行いをすることなどのルールがあります。

アンドレ・マツワって何者?

アンドレ・マツワは、サプールのルーツと言われている説がある偉大な人物です。彼は、社会活動でありコンゴ共和国の人々に多大な影響力があったと言われています。彼がフランスから戻った際に、フランス パリの服を身にまといコンゴの人々がそれを見て、そのファッションに影響を受けたと言われています。そして現在はその影響が90年以上も続き、サプールとなり平和の象徴とも言われるようになりました。

まとめ

いかがだったでしょうか?コンゴ共和国の人たちの思いが込められたサプールを紹介しました。そのジェントルマンとしての生き方は、世界中の人々の心動かし人気フォトグラファーや有名テレビ番組、高級ブランドの広告などでも紹介されています。日本でも、テレビ番組や大手デパートの写真展などで知名度が少しづつ上昇しています。日本国内では、様々なサプールイベントも開催されていますので、興味のある方は一度チェックしてみて下さい。

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