【秋田】エメラルドブルーの水面と美しい紅葉で知られる「抱返り渓谷」の魅力を徹底紹介！

「抱返り渓谷」とは？

秋田観光の人気スポットの抱返り（だきがえり）渓谷をご存知ですか？神秘的な色の渓流や秋の紅葉などの絶景を見に多くの観光客が訪れます。別名、東北の耶馬渓と言われています。抱返り渓谷の渓流の上流付近は玉川温泉の影響で強酸性になり、緑色またはエメラルドグリーンになり神秘的な風景になります。抱返り渓谷の周辺には、誓願寺や回顧の滝、百尋の滝などの見どころがたくさんあるため、ハイキングコースとしても人気があります。

「抱返り渓谷」という名の由来とは？

抱返り（だきがえり）渓谷という珍しい名の由来は、昔々狭い険しい山道を通るときに、人々が抱き合うように行きかい振り返ったと言われていたためこの名前が付きました。渓谷の名前の由来は諸説ありますが傾斜面の多い断崖絶壁が多く、昔道がなかったころは行きかうだけでも大変だったことがわかります。今は、整備されており危険ではないので安心して観光することができます。

「抱返り渓谷」人気の理由1：きれいな景色が楽しめる！紅葉の名所

抱返り渓谷は、秋田県の紅葉名所の中でもダントツの1番目で老若男女から人気があります。紅葉の見ごろは10月中旬から11月上旬です。迫力ある滝や川、紅葉の美しい自然のコラボレーションを見ることができるため人気があります。原生林のブナやカエデなどの鮮明な赤色や黄色、オレンジ色、緑色の色彩豊かな風景は、ついついうっとりしてしまうほどです。また、周辺を散策することができます。

紅葉スポットである落差30メートルの「回顧ノ滝」

回顧ノ滝は、駐車場から徒歩約30分のところに位置する抱返り渓谷にある滝です。回顧ノ滝までの道のりは、岩を掘ったトンネルや橋を渡ったりなどと自然を感じられるため人気があります。滝の落差は約30ｍで、水量も多いので迫力があります。回顧ノ滝の真下まで行くことができるのも見どころの一つです。回顧ノ滝の名前の由来は、あまりの美しさに振り返ってしまうという事から名つけられたようです。

知られざる絶景スポット「神の岩橋」

神の岩橋は、抱返り渓谷にある秋田県で最も古いつり橋です。大正15年（1926年）に完成した歴史ある橋です。渓谷歩道入り口付近から見える赤い橋と風景は、インスタ映えすると有名な写真スポットです。紅葉時期や新緑時期になると神の岩橋からは渓谷と川、そして色彩豊かな紅葉や鮮やかな緑色の新緑を見られる人気スポットです。神の岩橋の先にも駐車場があるので、身体の不自由な方や小さい子供でも簡単に行くことができます。

紅葉の見頃はいつ？

秋田県仙北市に位置する抱返り渓谷は、秋田県でナンバーワンに輝くほど美しい紅葉スポットです。紅葉は10月中旬から色付き始め、10下旬から11月上旬がベストシーズンです。紅葉時期になると抱返り紅葉祭りが開催されるため、多くの観光客が訪れます。しかしいつもは通行できる回顧の滝から先は通れなくなるので、注意してください。回顧の滝から先に行きたい場合は、紅葉シーズンを避けたほうが良いでしょう。

毎年開催されている人気のお祭り「抱返り紅葉祭」

抱返り紅葉祭は、毎年紅葉シーズンの10月中旬から11月中旬にかけて行われているお祭りです。抱返り紅葉祭では、様々なイベントが行われています。屋台も出店しているので、地元のグルメも味わうことができます。お祭り期間は平日・休日関係なく多くの人々が集まる活気のあるエリアになります。紅葉シーズン中は、駐車料金がかかります。角館駅から抱返り渓谷まで無料シャトルバスも運行しています。

「抱返り渓谷」人気の理由2：エメラルドブルーの渓流を観ることができる

抱返り渓谷で一番と言っていいほどの人気スポットは、何といってもエメラルドブルー色の渓流です。田沢湖と角館を流れる渓流は全長約10mの長さがあり、ここでしか見られない絶景があります。それは、自然の力でエメラルドグリーン色に輝く渓流です。水底の花崗閃緑岩が水中を通り抜けた太陽の光に反射してエ、メラルドグリーン色に見えるという神秘的な光景です。

「抱返り渓谷」人気の理由3：大自然の中をハイキング

抱返り渓谷の魅力は、エメラルドブルーの渓谷と紅葉だけではありません。抱返り渓谷周辺には、大自然の中をハイキングできるコースがあり、日々の疲れをリフレッシュすることができます。抱返り渓谷のハイキングコースは、絶景の景色を見ながら歩くことができるため人気があります。吊り橋を歩いたり、透き通った渓流を眺めたり、洞窟トンネルを通過したり…と自然を感じながら楽しむことができます。

ハイキングで観れるスポット1：スタート地点にある伝説の岩「巫女岩」

抱返り渓谷にある巫女石は、伝説の岩として昔から言い伝えられてきました。巫女石は、神の岩橋（赤い吊り橋）から見ることのできる松の生えた岩のことです。ハイキングコースのスタート地点で見ることができます。渓流の間に生い茂る松の木は、なんとも神秘的です。昔々、巫女が渓流を渡ろうとして溺れかけていたところを、この地を守る明神様に助けられその崇敬の思いから巫女石になったと言われています。