【栃木】７色の湯が楽しめる那須塩原温泉の湯どころ５選

■紅葉の湯 （もみじのゆ）

箒川にかかる吊り橋を渡って行った先にある混浴露天。脱衣所と簡素な板塀のみの開放感あふれる湯です。温度の差で二つに仕切られている浴槽は一方が湯温高め、もう一方は適温に設定されています。無色透明の湯はさらりとした肌触り。目の前には箒川のせせらぎが眺められ、反対岸には塩原の街並みが臨めます。また、その名にふさわしく秋は見事な紅葉も眺められます。

■塩釜温泉観光足湯 （七ツ岩吊り橋の足湯）

箒川にかかる全長87ｍの木橋「七ツ岩吊り橋」に近接した足湯です。真ん中に立つユニークな装飾はもみじをイメージ。河川内の源泉から引いているため湯温は変化しやすく、無色透明でさらりとした泉質です。近くに塩原のご当地グルメ・スープ入り焼きそばの店「釜彦」があるのでこちらにも訪れてみてはいかがでしょう。

新湯（あらゆ）の共同浴場

■中の湯

江戸初期の大地震の際、那須塩原温泉郷の中で新たに湧き出した温泉が「新湯」。新湯には4軒の温泉宿と3つの共同浴場があり、乳白色の硫黄泉が特徴です。「中の湯」は新湯にある3つの共同浴場の中で最も小さな湯小屋。地元民も通う浴場には大衆感が漂い、浴槽は入浴客が3人も入ればいっぱいになる広さ。源泉そのままの80度近い湯が流れ、水道の水で薄めながら浸かります。とろみのある湯は美肌効果も期待できます。

■寺の湯

かつて寺社があった場所に作られた混浴温泉。硫黄山の噴火口直下に位置しており、小さな建物の周辺には常にもうもうと噴煙が上がっています。木の浴槽は、加水量の違いによって2槽に仕切られています。古くから「皮膚病の名湯」と呼ばれている硫酸塩泉は、肌に多少の刺激を感じます。脱衣場も男女共用になっており、タオルを巻いての入浴はできません。