気候と肥沃な土地に恵まれた山形県は、お米はもちろん果物の名産地としても全国的に知られています。サクランボ・ナシ・ブドウが代表格ですが、この地元産ブドウを使ったワインの製造も盛んです。県内には現在12のワイナリーがあり、古いものは明治時代から続いています。
マスカットベリーAやメルローなどを昔ながらの丁寧な手作業で加工した赤ワイン、気候の寒暖を利用した甘口の白ワインなどが特徴です。県南部の南陽市を中心とするエリアで、東北最古のワイナリーなど主なワイナリーを5軒ご紹介します。見学や試飲も可能ですので、ゆっくり楽しんでくださいね♪
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■大浦葡萄酒
最初におすすめする山形のワイナリーは「大浦葡萄酒」。山形ワイン造りのメッカ、南陽市の老舗ワイナリーです。昭和14年(1939)創業で、地元の契約農家と長年に渡る協力体制を深めながらジャム、果実酒などを造り続けて来ました。品質にこだわった各種ワインは例年、国産ワインコンクールで数品目が受賞しています。ワイナリーの見学や蔵を改造した雰囲気の良いゲストホールでの試飲が可能です。
■酒井ワイナリー
続いておすすめの山形のワイナリーは「酒井ワイナリー」。明治25年(1892)創業、東北地方で最も歴史のあるワイナリーです。ろ過の過程でフィルターを使わず、自然に出来た上澄みを掬うという大変手間のかかる古い製法が取られており、自然で味わい深いワインが特徴。自社畑で育てたカベルネソービニヨンとメルローのブレンド「バーダップ樽熟成 鳥上坂 名子山」はバランスの良い味と大正レトロなラベルが素敵な人気商品です。
酒井ワイナリー
- 山形県南陽市赤湯980
- 0238-43-2043
- 9:00~17:00(12:00~13:00お休み)
- 第1・3水曜日
- 見学・試飲可能
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■佐藤ぶどう酒
3番目におすすめする山形のワイナリーは「佐藤ぶどう酒」。こちらも南陽市の老舗ワイナリーで、自社の畑と地元農家で栽培されたブドウのみを使用した100%山形産のワインが自慢。マスカットベリーA種を熟成させた「南陽ワイン」赤は、2015年に各専門誌で非常に高い評価を受けた逸品です。65年以上使われている年期の入った仕込み蔵などの工場見学や、直売店で他に卸していない製品の購入も可能。
■須藤ぶどう酒工場
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4番目におすすめする山形のワイナリーは「須藤ぶどう酒工場」。広大な自家農園を持つ南陽市赤湯のワイナリーです。収穫から瓶詰めまでの行程をすべて家族の手で行なっており、生産量が少ないため外部にはあまり卸していません。看板商品は鮮やかな軽口のメルロー「赤湯ワイン」や、極甘のナイアガラで東北名物芋煮にも合う「桜水ワイン」など。8〜10月ならぶどう狩り、仕込み体験も楽しめますよ。
須藤ぶどう酒工場
- 山形県南陽市赤湯2836
- 0238-43-2578
- 8:30~17:30
- 不定休
- 見学・試飲可能
■高畠ワイナリー
最後に紹介する山形のワイナリーは「高畠ワイナリー」。南陽市の南東、高畠町にあるワイナリーです。創業は平成2年(1990)と比較的新しく大きな店舗で、大型バスも停まれる駐車場や、地域の特産品も扱った大きなワイナリーショップなども併設されています。商品のラインナップもマスカットベーリーA種「高畠ルージュ」をはじめ赤・白・スパークリングと充実。年間通していろいろなイベントも開催されています。
高畠ワイナリー
- 山形県東置賜郡高畠町糠野目2700-1
- 0238-57-4800
- 9:00~17:00(12〜3月は9:30〜16:30)
- 年末年始
- 見学・試飲可能