【沖縄】塩水が湧き出る天然記念物「塩川」は世界に2つしかない不思議な川

塩川とは天然記念物の世界でも珍しい川！

塩川は塩水が湧き出すことから珍しい川とされ、国の天然記念物指定されています。塩水が湧き出る川は非常に珍しいことで、世界中を探しても沖縄の塩川とプエルトリコの川だけです。なんで湧き水に塩分が含まれているかは研究されていますが、今のところ解明されていません。小さな川ですが、紅藻種のシオカワモッカなど塩川しか生息しない生き物にも出会えます。

塩川はどこにある？

本部町にある塩川は、美ら海水族館の途中の国道沿いの好立地にあります。許田ICから国道449号線を美ら海水族館に向かって北上すると塩川ビーチがあり、その近くに川が流れています。一見なんの変哲もない普通の川なので、わかりずらいかもしれません。塩川と書かれた小さい柱があるので、見逃さないように注意が必要です。

塩川へのアクセス方法は？

塩川へのアクセス方法は、那覇空港から高速道路を利用する場合、那覇ICから許田ICまで行き、そこから国道58号線経由で行けます。一般道の場合は、国道58号線から国道449号線を通ってアクセス可能。所要時間は、高速道路の場合1時間30分、一般道の場合は2時間10分くらいかかります。県道は美ら海水族館に向かう車で渋滞する場合があります。

塩川の見どころその1：塩川で見られる動植物

沖縄県北部にある塩川の見どころといえば、希少な動植物が身近に見られることです。海水と淡水が湧き出る珍しい塩川には、シオカワモッカなどの藻類やプランクトン、テナガエビ、ユゴイ、ヨシノボリなど、川なのに海の生物を見ることができます。また、塩川の辺り一面には、神木として知られるガジュマルの草木が広がっています。

塩川の見どころその2：しょっぱい湧き水

塩川はその名の通り塩分の含まれた湧き水なので、一般的な川の水と違って舐めるとしょっぱいです。なぜ塩水なのかはまだ解明されていませんが、塩川の水は海が満潮の時は水が増え、干潮の時は水が減ることがわかっています。そのことから、岩の割れ目から海水が流れ込んで、湧き水に混ざっているから塩辛いのではないかという説もあります。

塩川の見どころその3：拝所

塩川の見どころに拝所があります。沖縄には十六羅漢の一つビンズルが由来のビジュルと呼ばれる石神が約90ヶ所あり、塩川のビジュルもその一つです。火の神、滝の神、泉の神、御母神が一緒に祀られた拝所があり、辺りはどこか神聖な雰囲気が感じられます。ビジュルは豊作や豊漁などにご利益があるとされ、地元の人が参拝に訪れます。

塩川は沖縄のパワースポットのひとつ！

本部町周辺では、轟の滝や喜如嘉の七滝、備瀬のワルミ、フクギ並木など地元の人が通うパワースポットやヒーリングスポットがたくさん集まっており、塩川もそのひとつ。昔から塩には浄化作用があるとされ、塩水が湧き出る塩川は気が満ちているといわれています。気分の沈んでいる時やリフレッシュしたい時などに訪れるとエネルギッシュなパワーをもらえるでしょう。

塩川の目の前に広がる【塩川ビーチ】とは？

塩川ビーチは国道449号線沿い、本部町の塩川の河口に位置するビーチです。美しい海と砂浜が広がるビーチは遠浅で波も穏やか。小さい子供も安心して遊ばせることができると、子連れファミリーにも人気。シュノーケリングやカヤック、SUPなどのマリンアクティビティを楽しんだり、浜辺でゆったりと過ごせます。トイレとシャワー室も完備しています。

本部町の観光のことなら【本部町観光協会】へ！

沖縄本島北部にある本部町には、塩川のほかにも美ら海水族館や海洋博公園などの観光スポットが集まっています。そんな町の観光、宿、グルメ情報を知りたいなら、本部町観光協会のある本部町産業支援センターに行くといいでしょう。また、観光協会の公式サイトもあり、観光やイベントの最新情報がアップされているのでおすすめです。

塩川周辺のグルメ情報その1：景色も◎なシーサイドレストラン！オン・ザ・ビーチ ルー

オン・ザ・ビーチ ルーは塩川から歩いて5分ほどのところにあります。オーシャンフロントに建つホテルの中にあるレストランで、ハンバーグやチキンソテーなどの洋食を中心としたメニューに加え、ゴーヤチャンプルや沖縄そばなども食べられます。開放感ある大きな窓からはビーチが一望でき、海を眺めながらゆっくりと食事が楽しめます。