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■渡名喜島
渡名喜島は、沖縄本島の那覇から北西の海上約58キロのところに位置する離島です。島の周囲はサンゴ礁に囲まれていて、野生のウミガメに出会えるほど美しい海が広がっています。周囲約12.5キロ、島の面積約3.84キ平方メートルという小さな島で、沖縄本島西部に浮かぶ慶良間諸島、久米島、粟国島の3島のほぼ中間にあり、沖縄本島や久米島とはフェリー便で結ばれています。
渡名喜島は日本で二番目に小さい自治体
三日月形をした渡名喜島には山岳地帯や絶壁が多く、南北にある丘陵地帯の間に集落がつくられています。人口約400人の渡名喜島と、渡名喜島の北西約4キロに浮かぶ入砂島(無人島)の2島で構成される渡名喜村は、日本で2番目、沖縄で最も小さな自治体です。扉に鍵をかけなくても何も盗まれないという治安の良さから、「戸無き島」とも称されています。
渡名喜島ではウミガメに出会えるチェンスあるかも?!
渡名喜島の海は遠浅でサンゴ礁に囲まれており、エメラルドグリーンの美しい海が特徴です。野生のウミガメに出会えることでも知られていて、満潮時には海岸沿いからウミガメを目撃できることもあります。島の南西部にある「呼子浜(ゆぶくはま)」は、ウミガメの産卵地となっていて、夏になるとウミガメが産卵のためにビーチにやってくるのを見ることができます。
幻想的なライトアップが楽しめる「フットライト通り」
渡名喜村の役場からあがり浜まで約800m続く村道1号線沿いには、街燈の代わりとして約150個のフットライトが設置されています。夜になると、あたたかく柔らかな光が白砂の通りを彩り、光が作り出す道は、昼間とは違う幻想的な雰囲気に包まれます。夜間の安全性の確保とともに、満天の星空が見えるようにと、街燈でなくフットライトを設置したという経緯も素敵ですね。
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島で最も重宝される木材の林「フクギ並木道」
渡名喜島では、ほとんどの家で屋敷林や防風林としてフクギの木が植えられていて、島の集落はフクギで囲まれています。フクギ並木によって夏の直射日光を遮ったり、北風を防いでくれるなどの効果があり、平成4年に渡名喜村木に認定されています。渡名喜港より徒歩1分のところにある村道1号線は、緑の木とい瓦屋根の古民家、石垣とのバランスが美しい絶景スポットです。
神の宿る岩は地元の人から「神の岩」と呼ばれる神聖な場所
渡名喜島の西部、呼子の浜の沖に見える岩々を総称して、「神の岩(イェーンシジ)」と呼ばれています。呼子の浜周辺の海域は、入砂島より神様が渡ってくると言われており、神聖な場所とされています。岩それぞれが神様の宿所であるとされ、岩に上ってはいけないという言い伝えもあります。海に沈む夕日と岩が作り出す景色は、圧巻の美しさです。
空に近づける「西森園地展望台」
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島の北部、14~15世紀のグスクの遺跡である里地獄へ行く途中にある、西森園地内にある展望台です。600段以上の階段を上った先にある展望台からは、渡名喜島の集落や白浜、さらに久米島や粟国島、入砂島が浮かぶ大海原を一望できます。海を眼下に見下ろせる展望台は、空に近づいた気分が味わえる絶景スポットで、東屋もあるので休憩しながら景色を満喫できます。
島で泳ぐなら潮の流れが緩やかなあがり浜がおすすめ
島の東部に位置する、約700mにわたって白浜が続くあがり浜は、渡名喜島で唯一遊泳可能なビーチです。遠浅の海は透明度が高く、「渡名喜ブルー」との称されるほどの美しさを誇ります。干潮時はリーフの上を歩くことができますが、防波堤の周りは潮の流れが速く、遊泳禁止となっているので注意が必要です。100年続いている水上運動会の会場で、毎年村民総出で参加しています。
夕日が綺麗な「ていだ広場」村の人も集まる憩いの場所
渡名喜港ターミナルより少し北に行ったところにある広場です。もともとはヘリポートとして整備された場所なので、遮るものがない広い空間となっています。広場からは沖に浮かぶ入砂島が見え、入砂島に沈んでいく夕陽を見られることもある村民憩いのスペースです。広場内には、四季の星座が描かれた星座表があるので、星空観賞をするのにもぴったりです。
久米島・粟国島・慶良間諸島が一望できる「大本田展望台」
大本田(うふんだ)展望台は、渡名喜島の南部に位置する標高165mの大本田岳頂上にあります。緑が生い茂る渡名喜島はもちろん、久米島や粟国島、慶良間諸島が一望できる眺望スポットで、無料で双眼鏡を借りることができるので、美しい景色を楽しめます。その立地から、琉球王府時代には烽火台が設置され、久米島から座間味島への烽火を取り次ぐ役割を担っていました。
「海神祭」海での安全を祈願する島でも大切なお祭り
旧暦の5月4日に、渡名喜島の産業の中心である水産業の振興と航海の安全や大漁を祈願した、「神海祭」を行っています。漁船に旗を掲げて行うパレートを行ったり、船に積み込んだお菓子を集まった人々に投げたりして、村中がお祭りムードに包まれます。島の男性たちが各字に分かれて木製の船を漕いで競い合うアガイバーリーは、迫力満点のメインイベントです。