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沖縄戦跡国定公園ってどんなところ?
「沖縄戦跡国定公園」は、沖縄本島南端部の糸満市と島尻郡八重瀬町にまたがっている国定公園で、第二次世界大戦の沖縄戦の戦跡と美しい自然を有しています。戦跡としては、唯一の国定公園になっており、多くの慰霊施設や慰霊碑、慰霊塔があるほか、展望台もあり、美しい景色を眺めることなどもできます。
沖縄戦について知ろう
沖縄戦は、太平洋戦争の末期である1945年3月~6月に沖縄本島とその周辺の島々に、アメリカやイギリスを主体とした連合軍が上陸し、日本軍との戦いが繰り広げられたことを言います。日本は民間を含めて20万人ほどの死者を出し、連合軍側も2万人ほどが亡くなったという大変な被害を出した戦いになっています。
沖縄だけの祝日?「慰霊の日」とは?
沖縄には、沖縄だけの祝日である「慰霊の日」という日があります。「慰霊の日」は、6月23日になっており、組織的な戦闘が終わった日です。その日は、県主催の慰霊祭が開催され、正午になるとあちらこちらで一斉に黙とうが行われ、犠牲になった多くの人たちに祈りが捧げられがています。
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慰霊の日に行われる沖縄戦全戦没者追悼式とは?
沖縄だけの祝日「慰霊の日」には、沖縄戦全戦没者追悼式がおこなわれます。沖縄戦全戦没者追悼式は、戦没者のみ霊を慰め、世界の恒久平和を願う式典になっており、前夜祭や平和祈願の平和行進などのさまざまなイベントが開催されます。また、沖縄県平和祈念資料館の無料公開なども行われ、沖縄戦のような悲惨な戦争を二度と繰り返さずに平和を願う内容になっています。
平和祈念資料館で沖縄戦について学ぼう!
平和祈念資料館は、沖縄戦についてのさまざまな資料が展示されており、わかりやすく沖縄戦について学ぶことができる資料館です。常設展示や子ども・プロテス展示、情報ライブラリーなどがあり、子どもから大人までみんなで学ぶことができます。沖縄戦に関する図書、ビデオなどから沖縄の伝統工芸品などの販売がされている売店も入っています。
平和の礎で戦没者の多さを肌で体感しよう
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「平和の礎」は、沖縄戦によって犠牲となったすべての人々の名前を刻んだ記念碑になっています。太平洋戦争・沖縄戦終結の50周年を記念して作られてもので、世界の恒久平和を願い、「平和のこころ」をすべての人々に伝える意味を持っています。戦争で犠牲となった人の多さを肌で体感し、平和を願いましょう。
■ひめゆりの塔は誰のための慰霊碑?
沖縄での平和学習に外すことができないスポットである「ひめゆりの塔」ですが、「ひめゆりの塔」は、看護要員として、戦場に動員されて亡くなっていった「ひめゆり学徒隊」の慰霊塔になっています。ひめゆり学徒隊の犠牲者たちの遺品などが展示された「ひめゆり平和祈念資料館」もあり、ひめゆり学徒について学ぶことができます。
沖縄県外出身者を慰霊 全国各地からの慰霊碑
国定公園内の東部にある糸満市摩文仁地区の「摩文仁の丘」と呼ばれている一帯には、日本各県出身地別慰霊・平和記念施設があり、全国32都道府県の沖縄県外出身者を慰霊する慰霊碑があります。その数は、1277163柱にもなり、戦争の悲惨さを強く感じることができ、平和の大切さを感じることができます。
ほかにもたくさん!その他の慰霊碑
沖縄戦跡国定公園には、司令官・牛島満中将と参謀長・長勇中将を祀っている黎明之塔や、島田叡知事と県職員453名を祀る島守之塔など数々の慰霊碑があります。あまりの慰霊碑の多さに驚かされる人も多いですが、それだけの多くの犠牲を出した沖縄戦と第2次世界大戦の悲惨さを感じ、平和を願うばかりです。