【沖縄】琉球の古都「浦添城跡」を訪れよう！琉球の歴史と戦争の歴史の両方を感じる

浦添城跡の魅力とは？

石造りの荘厳な雰囲気が漂う浦添城跡は首里城以前に建築された浦添市を代表する史跡です。当時周囲には王陵や寺院、有力者の屋敷、集落があったことから首里城の原型にもなったと伝えられています。太平洋戦争では砦として利用されたことから激しい戦災に見舞われます。世界を巻き込んだ大戦の爪痕と美しく蘇った王陵が浦添城跡の魅力なのです。

徹底解説！浦添城はどうやってできた？

浦添城の成り立ちには諸説あり、琉球王国の開祖である舜天（しゅんてん）王の居城として12世紀頃に築かれた説や英祖（えいそ）王統の時代である13世紀末に築かれたなどの説があります。歴史証拠が無く定かではありませんが、上記でも紹介したように首里城以前に築かれ、戦争の惨禍にあったことは生々しい史跡が語っています。

ハリウッドの舞台にもなった？浦添城跡と沖縄戦

2017年6月24日に公開された映画「ハクソー・リッジ」では沖縄戦を描き、前田高地および浦添史跡がクライマックスの舞台として登場します。沖縄戦で戦災を受けた浦添市前田高地の先には首里城がありました。米軍は首里城を落とすため、浦添市を通るルートを選択し、その際に激しい戦いが繰り広げられたことから沖縄戦と浦添城跡は切っても切れない縁があるのです。

あわせて訪れたい！その1：浦添ようどれ

浦添城跡の見学の際に訪れたいスポットの1つが浦添ようどれです。「ようどれ」とは「夕凪」「極楽」という意味があり、別名・極楽陵とも呼ばれています。かつて浦添出身の尚寧（しょうねい）王が改修を行った地で、断崖に掘った横穴が墓室となっています。浦添ようどれも戦災の被害を受けましたが戦前の写真、証言などにより復元が成されました。

あわせて訪れたい！その2：浦添グスク・ようどれ館

現地に足を運び、当時の光景を思い浮かべながら観光するのも浦添観光の醍醐味なのですが、資料や解説を見ることでより理解を含めることができます。そんな時におすすめなのが浦添グスク・ようどれ館です。館内では当時の写真や発掘調査成果パネル、出土遺物などが展示されていて浦添グスクと浦添ようどれについてより深く学ぶことができます。

浦添城跡と周辺施設のまわり方は？

おすすめの周り方は上記で紹介した浦添グスク・ようどれ館→浦添ようどれ→浦添城跡の順番に周るルートです。浦添グスク・ようどれ館で浦添の歴史を学んだあと現地に足を運ぶことでより、リアリティのある観光を楽しむことができます。浦添グスク・ようどれ館は午前9時から午後5時まで見学可能です。浦添市の観光を楽しむ際はなるべく早めの行動がおすすめです。

浦添城跡への行き方を紹介！

浦添城跡へはいくつかのルートを利用することができます。まず那覇空港からアクセスする場合はモノレールが利用できます。また、那覇バスターミナルからはバスが運行しているので、55番のバスを利用すれば30分、仲間駅下車徒歩10分でアクセスすることが可能です。公共交通機関以外にもレンタカーでアクセスするルートもありますが、駐車場が利用できない可能性があるので注意してください。

浦添城跡と周辺施設を観覧するには？時間や料金は？

浦添城は24時間いつでも見学することができます。日が落ちてからでも観光はできますが、周辺の景色を楽しむことができないのでなるべく日が出ているうちに観光するようにしましょう。また、気になる料金ですが浦添城は無料で見学できます。浦添グスク・ようどれ館は9時から17時まで開館していて、大人(高校生以上)が100円、子供(小・中学生)は50円で見学可能です。

浦添城跡周辺の絶品グルメを紹介！

観光を満喫した後に楽しみたいのが地元グルメです。沖縄にも現地でしか味わえないおいしい郷土料理がたくさんあり、浦添市にも多くの飲食店が軒を連ねています。下記からは沖縄そばやタコライスといった旅行の際には外すことができない沖縄グルメのお店を紹介していくので観光の際の参考にしてみてください。スイーツのお店も紹介していますよ。

初代沖縄そば王「いしぐふー」の絶品沖縄そばを食べよう！

浦添大公園展望台にあるいしぐふーは絶景と絶品沖縄そばのお店です。あぐーだしで作る沖縄そばは手もみ麺、かつお節といった厳選された食材との絶妙なハーモニーを味わうことができます。店内からは浦添の景色を一望することができますよ。店内にはテーブル席とカウンター席があり、1人でも友人同士、家族とでも気軽に利用することができる雰囲気です。