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石垣島の穴場観光スポット「米原のヤエヤマヤシ群落」
石垣島と西表島にしか生息しない固有種であるヤエヤマヤシ。樹高は25メートルにもなるという大型の植物で、葉っぱだけでも大きいものは4~5メートルほどの大きさになります。そのためヤシの群落はジャングルさながらの迫力があり、見ごたえがあります。1属1種という、非常に珍しい植物で国定天然記念物にも指定されています。
「世界で最も美しいヤシ」は植物学的にも珍しい固有種
ヤエヤマヤシは八重山諸島のなかでも、石垣島と西表島にだけしか生息しないため、植物学においても大変珍しい種類です。ヤエヤマヤシは茎が分岐しないので、まっすぐと空に伸びて成長し、葉っぱは波状複葉というタイプの大きな葉っぱをつけます。現在石垣島では米原地区にのみ群生しており、天然記念物に指定されています。
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ヤエヤマヤシ群生の発見に至る歴史は紆余曲折
小笠原諸島のノヤシという種類のヤシと似ていたため、当初はノヤシと混同されていました。しかし日本人学者によって1963年に新種として学術誌に掲載されました。そしてその6年後、アメリカ人植物研究科によって本種として認められます。その後、ヤエヤマヤシという名前が命名されました。八重山諸島の動植物の重要性が世界に発信されるきっかけにもなりました。
群落の中の遊歩道を歩こう!
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ヤエヤマヤシの群生を見たいという場合には、遊歩道を歩いて実際にその美しいヤシを見ることができます。ヤエヤマヤシのダイナミックさを体感しましょう。遊歩道は所要時間10分程度ですが、台風や生育状態の都合上、途中でクローズされていることもあります。お子さんでも歩けますが、遊歩道には木の根っこが出ていることもあるので注意しましょう。
周辺の珍しい動植物にも注目!
石垣島の米原地区にあるヤエヤマヤシの群落では、ギランイヌビワという太い幹に珍しい花をつける植物や、キノボリトカゲというここでしか出会えない動物もいます。さらには希少野生動植物種に指定されているイシガキニイニイというセミが生息していることでも知られており、保護区ともなっています。まさに、ここでしか観察できない動植物の宝庫です。
「米原のヤエヤマヤシ群落」へのアクセス方法は?
ヤエヤマヤシ群落へは、石垣空港からタクシーやレンタカーを使えば約15分でアクセスできます。そしてバスの場合には、空港から運行している定期観光バスで約20分、バスターミナルからの定期観光バスなら約50分で到着です。また、市街地からレンタカーやタクシーを利用する場合には35分ほどでアクセスできるので、比較的アクセスは簡単です。