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天然の要塞「安慶名城跡」とはどんなところ?
「安慶名城跡」は沖縄県うるま市に存在する城跡です。沖縄でも珍しい輪郭型の城で、今も石垣や城門が綺麗に残っているため、国指定史跡になっています。自然の河川や山塊を巧みに利用した城のため「天然の要塞」とも言われており、頂上までは登山をするように登っていきます。周辺は公園として整備されており、頂上からは城壁やかつて使われていた闘牛場を見渡せます。
安慶名城跡の歴史
安慶名城跡の歴史は古く、14世紀頃に安慶名の按司が築城したと言われています。そして15世紀に改築された時に現在残っている石垣が作られたようです。北側を流れる天願川を天然の濠として利用したことから別名「大川城」とも言われ、現在は東麓の安慶名中央公園の奥に登城口があり、山頂に向かえます。頂上までの道は樹々が生い茂り、階段もゴツゴツしているので足元に注意してください。
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安慶名城跡へのアクセス方法
安慶名城跡へのアクセスは那覇空港から車を使う場合、一般道なら約60分、高速の沖縄自動車道を使う場合、沖縄北ICからは約30分です。路線バスを利用する場合、「那覇バスターミナル」から琉球バスの21系統・新都心具志川線に乗車して約95分、「安慶名」バス停で下車して徒歩約10分で到着します。また、他にも77番名護東線や21番名護東線、63番謝苅線、90番知花線、263番謝苅線、290番知花線のバスも停車します。
城壁の上を散策しよう
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安慶名城跡ならではの体験としておすすめなのが城壁の上を歩くことです。安慶名城跡は頂上まで登って行く途中、左右分かれ道になっているところがあり、左手に行くと頂上に、右手に行くと城壁の上に出られます。安慶名城跡は山頂に巡らせた城壁と山の中腹に巡らせた城壁の2段構えとなっていますが、歩けるのは中腹の城壁の上です。頂上まで続く強固な城壁を間近に見ながら探検気分を味わえます。
自然の利用した要塞ならでは!巨岩の城門を見てみよう!
天然の要塞ならではの安慶名城跡の見所が、天然の巨岩を利用した城門です。通常、城門というと人工的に作られた形をイメージしますが安慶名城跡の城門は巨岩の裂け目を利用して作られた門で、片側は切石を組み合わせた形に、もう片側は自然のままのアーチ型になっています。城門の幅はわずか1mと狭く、敵も攻めにくい造りになっているので、いかに防御に優れた城だったのかが実感できます。
山頂からは城壁と闘牛場を見下ろせる
安慶名城跡の頂上に登ると、頂上の城壁や中腹の城壁を見下ろせます。安慶名城の石垣は他の城と違い、自然石を加工せずに利用したそのまま利用した野面積みで、それでも整備されたように綺麗に積まれている景色は圧巻です。そして眼下には円形の広場のような「安慶名闘牛場」も見えます。かつて実際に使われていた闘牛場で、その向こうにはうるま市の街並みを見渡せます。