【世界各地】戦争の記憶・悲しみの歴史を巡る「負の遺産」５選

戦争や天災などの戦地・被災地を訪れて歴史を知り、悲劇の事実を自分の目で確かめる、学ぶ旅も観光のひとつといえます。ポーランドのアウシュヴィッツ・ビルケナウ博物館ではユダヤ人の大量虐殺が記録されています。日本軍とアメリカ軍の戦いが繰り広げられる太平洋では、多くの犠牲者が出て、サイパンやパラオにもその戦跡がいまも残っています。そんな悲しい歴史を持った5か所をご紹介します。日本や世界の歴史を知るきっかけになるのではないでしょうか。

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■【サイパン】マリアナ諸島

マリアナ諸島は、スペイン王フェリペ4世の王妃マリアナに由来します。サイパンは第一次世界大戦後の1920年に日本の委任統治領になりました。1944年、マリアナ諸島では、日本軍とアメリカ軍が戦い、多くの犠牲者が出ました。現在では、ビーチやダイビングスポットなど、人気の観光スポットがたくさんある中、数々の戦跡が残っています。

北マリアナ博物館

北マリアナ諸島 / サイパン / ガラパン

: St, Garapan, Saipan, Northern Mariana Islands

: (670)6642160

: 9:00～11:15、13:00～16:00

: 金・土・日・祝

: ガラパン中心部から車で5分

: http://japan.mymarianas.com/activityguide/tourism/cnmi-museum.html

旧日本刑務所跡

北マリアナ諸島 / サイパン / ガラパン

: Old Japanese Jail, Garapan, Saipan 96950

■【ポーランド】アウシュヴィッツ・ビルケナウ博物館

ナチス・ドイツがユダヤ人に対しておこなった、絶滅政策や強制労働により、多くの犠牲者を出した強制収容所。敷地や建物がそのまま博物館になっています。第二次世界大戦中、ドイツが作った収容所の中で、最も大きいのがアウシュヴィッツ・ビルケナウでした。鉄製アーチの正門には、「ARBEIT MACHT FREI（働けば自由になる）」と書かれています。強制収容所はさまざまな目的あるとされていますが、1942年からは、ユダヤ人を絶滅させることが目的となっていったと言われています。