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【伝統芸能】織物入門!初心者向け基礎知識をご紹介

更新日: 2023年11月22日

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日本の伝統芸能である織物は、そのデザイン性と技術力の高さによって海外からも大変注目を集めています。織物については世界的にみても長い歴史があります。日本でも弥生時代に織物技術が伝わってから今日まで脈々とその技術や文化が受け継がれてきました。日本各地にたくさんの種類の織物が発明され、今では世界に誇る日本の伝統工芸の一つです。
しかし、日本の誇るべき伝統芸能である織物について、よくわからないという人も多いはず。この記事ではそんな織物初心者の人にもわかりやすく織物について紹介していきます。
「織機(しょっき、おりき)で織物を作ってみたいな」「ちょっと織物作品を見てみたい」など織物に興味のある方はぜひ参考にしてみてください。

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織物とは?意外に知らない基本情報を見てみよう!

織物とは、たて糸とよこ糸を組み合わせて織り上げた布地のことです。一般的には、織機を使って作られ、織機のことを「機(はた)」、織機を使って作ることを「機織り(はたおり)」といいます。
織物を作る際には3つの作業を繰り返します。まず、たての糸を上下に分け(開口)、次によこ糸を通し(よこ入)、通したよこ糸を「筬(おさ)」という専門の道具を使って隙間のないよう密着させます(おさ打ち)。この3つの繰り返すのが織物作りの基本です。
織物は織り方や糸の種類などにより種類が変わってきます。織機による織り方の種類は基本的に平織、繻子織(しゅすおり)、綾織の3つがあります。

久留米絣(くるめがすり)を始めた人って?気になる創始者「井上 伝」(いのうえ でん)について

日本を代表する織物はたくさんありますが、その中の一つに「久留米絣」があります。久留米絣とは、福岡県久留米市とその周辺地域で生産されている綿織物のこと。柄のかすれやにじみが特徴で、夏は涼しく、冬は暖かいのが特徴的。着れば着るほど肌なじみがよくなるため、普段着としても重宝されています。
この久留米絣の創始者として伝えられるのが井上 伝です。江戸後期、米屋の娘として生まれ、7~8歳のころから織機による木綿織の稽古をはじめました。ある日、着古した藍染めに白い斑紋ができているのに気付き、このことから久留米絣のもととなる技法を思いつきました。試行錯誤の末、ようやく白い斑紋の織物を完成させました。これが久留米絣として大評判となりました。40歳の頃にはすでに弟子が1000人を超え、織物の発展に大きな貢献をしました。
こうした井上 伝の偉業により、久留米は絣(かすり)の産地として全国に知られるようになりました。

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いつからあったの?織物の歴史をたどってみた!

織物の歴史は非常に古く、旧石器時代には機織りが行われていた痕跡がチェコの遺跡などで見つかっています。新石器時代にはトルコで、紀元前5000年にはエジプトで織物の断片が見つかっています。特に、エジプト人は古くから織物を得意としていることから、織物の起源はエジプトという説もあります。
日本に機織りが伝わったのは弥生時代。稲作とともに、大陸から伝わったとされます。それから徐々に機織りの技術は発展を遂げ、古墳時代には平織、平安時代には綾織の技術がすすみます。江戸時代になると上質の絹糸が生産できるようになり、日本の各地方に絹織物の産地ができました。

いま有名な「濱野太郎」さんてどんな人?

織物家として話題の濱野太郎さんは、意外な経歴の持ち主です。もともとイラストレーターとして活躍し、画家を経て織物の世界に入りました。
濱野さんの作り出す作品は、複雑に重なった色彩が特徴的。瞬間的な感情やテンションによってダイレクトに織り上げられ、二度と同じ作品には出会えないと言われます。まるで一枚のキャンパスに向けて感情のままに描かれた絵画のようです。
時間をかけ、無数の色を使って巧みに織られた織物は、光や揺れ方によって見え方が変わるともいわれ、その独特な色づかいとステッチが多くの人を魅了しています。現在、アパレルショップ、ギャラリー、工芸店などで展示会を開催しています。

これであなたも織物マスター!注目の西陣織をご紹介

日本の伝統織物はいくつもありますが、中でも京都の西陣織は千年以上歴史のある高級絹織物として有名です。
西陣織の起源は、渡来人が養蚕と絹織物の技術を京都に持ち込んだ5~6世紀。平安時代に入り、高級絹織物の作成が官営の職業として整備され、職人たちが生まれます。
その後、官営の織物工業が衰退すると、職人たちが自ら工房を立ち上げ、大舎人町(おおとねりちょう)で絹織物業を発展させました。15世紀の応仁の乱によって大舎人町は壊滅しますが、応仁の乱・西軍が大舎人町あたりに本陣を置いたことで西陣織の名がつき、代表的なブランド織物として知られるようになりました。
西陣織の特徴は二つあります。一つ目は丈夫でシワになりにくいことです。糸を染めてから生地を織り上げる作り方をしているため(先染)と言われています。二つ目の特徴は手間ひまをかけた作品が多いことです。西陣織は織機で織りながら模様を作っていくため工程が多くなるからです。中には数千万円の品物もあるほどです。

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