【東京】夏の訪れを告げるハナショウブ祭り５選

■【後楽園・飯田橋】小石川後楽園「花菖蒲を楽しむ」

最初におすすめする東京都内のハナショウブ祭りは「小石川後楽園「花菖蒲を楽しむ」」。水戸徳川家の2代目藩主である、水戸黄門こと徳川光圀が完成させた「小石川後楽園」。現在は特別名勝に指定されており、6月中旬に約660株のハナショウブが見ごろを迎えます。そして、その時期に合わせて毎年開催されているのが「花菖蒲を楽しむ」というイベントです。ハナショウブを間近に愛でることができる「花菖蒲の小道」、専門家による特別ガイドツアー「花菖蒲めぐり」など、美しい青や紫のハナショウブの景色を楽しめる催しが行われています。

■【江戸川】小岩菖蒲園まつり

2番目におすすめする東京都内のハナショウブ祭りは「小岩菖蒲園まつり」。江戸川の河川敷に広がる回遊式の植物園である「小岩菖蒲園」。5月から6月にかけて約100種5万本のハナショウブが見ごろを迎える、都内でも有数の人気鑑賞スポットで、花の開花時期に合わせて「小岩井菖蒲園まつり」が開催されます。散策路が整備されていることもあり、車いすやベビーカー利用でも、河川敷という開放的な空間に咲き誇るハナショウブを鑑賞できます。ボランティアによるガイドやハナショウブの販売も行われています。

■【葛飾】葛飾菖蒲まつり

3番目におすすめする東京都内のハナショウブ祭りは「葛飾菖蒲まつり 」。小合溜（こあいだめ）という準用河川に沿って作られた、都内とは思えない水郷の景観が印象的な水元公園には、約100種類1万4000株のハナショウブが植えられています。こちらではハナショウブの開花に合わせて、この2か所で毎年6月ごろに「葛飾菖蒲まつり」が開催されます。花の美しさを堪能できるだけでなく、様々な歌唱ステージや花のライトアップなど、たくさんの催しが行われます。江戸名所として錦絵の題材になったことでも知られる、約200種類6,000株のハナショウブが楽しめる堀切菖蒲園でも同時開催されます。

■【調布】ハナショウブ展・ハナショウブ植付教室

続いておすすめの東京都内のハナショウブ祭りは「ハナショウブ展・ハナショウブ植付教室」。約4800種類、10万本・株の樹木や草花が植えられている、花に囲まれた神代植物公園。毎年6月に、特別展示場にて、江戸系の品種を中心に、約140種類のハナショウブを入れ替わりで展示するハナショウブ展を開催しています。次々と見ごろを迎えるハナショウブは、思わず写真に撮りたくなる美しさです。期間中に開催される「ハナショウブ植付教室」は、園の職員によるハナショウブの植え付けと育て方の講座で、植え付けたハナショウブは自宅へ持ち帰ることができます。

■【東村山】東村山菖蒲まつり

最後に紹介する東京都内のハナショウブ祭りは「東村山菖蒲まつり」。新東京百景地に選ばれている北山公園は、約220種類10万本のハナショウブが植えられている、花の名所として知られる公園です。毎年6月に開催される「東村山菖蒲まつり」は、満開を迎えるハナショウブの美しさを楽しめるだけでなく、花菖蒲ポット・切花の販売、地元の名産品や野菜などを扱う模擬店、野点茶席、写真コンクールなど、いろいろな催しが期間中に行われています。休憩場所も多く設けられているので、のんびり散策しながら色とりどりのハナショウブを愛でることができます。

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