歌舞伎を楽しむなら、映像ではなく劇場に足を運んで迫力ある演出を体感し、役者ごとに特徴ある演技を生で鑑賞することをおすすめします。歌舞伎の劇場として一番有名な歌舞伎座がある東京には、他にもいくつかの劇場があります。それぞれ銀座や日比谷、日本橋、浅草などから徒歩圏内にあるため、観光や買い物にも寄ることができます。
敷居が高く感じられる歌舞伎ですが、チケットはオンラインで入手できる劇場も多く、ドレスコードなどの特別なマナーはないため、気軽に見に行くことができます。初心者の方なら、大きな劇場の３階席のチケットを取ると、上から全体を見渡すことができるのでおすすめです。
この記事を参考に、ぜひ生の歌舞伎を劇場で鑑賞してみてください。
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■歌舞伎座
東京都中央区銀座4丁目に位置する歌舞伎座。1889年、明治22年に会場した劇場です。
現在に至るまで火災や戦争にあうなど、多くの変遷はありましたが、多くの人々に愛されて日本を代表する劇場となりました。
収容人数は1,964人で東京メトロ日比谷線・都営新宿線浅草線銀座駅のすぐ上に位置します。東京地下鉄各線銀座駅からは徒歩約10分ほどで行くことができます。
公演は常に行っているわけではありませんので、行く前にチェックし、予約しておくことをお勧めします。見どころも多く、インターネットに載っている公演もあるので見たことがない人も安心して楽しめます。
■新橋演舞場
新橋演舞場は東京都中央区銀座6丁目にある劇場です。電車で行く場合は東京メトロ日比谷線・都営浅草線 東銀座駅より徒歩5分、都営大江戸線 築地市場駅より徒歩3分です。バスで行く場合には都バスのバス停築地で下車した後徒歩3分ほど歩けば到着します。
1982年に開館されてから春と秋に新橋芸妓による「東をどり」という公演がされており、多くの人々に愛されています。東をどりは4月の下旬、もしくは5月の下旬に開催されており、新橋演舞場に親しみのある人にとっては春の風物詩として人気があります。
館内で食べることのできるお弁当も人気があるので、観劇する際に味ってみるのも楽しみの一つです。
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■明治座
東京都中央区日本橋2丁目にある明治座。明治時代から人々に愛され、長い歴史を持ちます。
銀座歌舞伎座や新橋演舞場などと共に東京を代表する劇場として親しまれてきた明治座、都営新宿線 浜町駅A2番からすぐのところに位置します。また、東京駅、日本橋、三越前からは無料巡回バスも出ており、アクセスしやすいのも嬉しいところ。
チケットはインターネットでの予約が可能で、当日は劇場切符売場にて受け取ることもできるのがとても便利でお勧めです。館内ではオペラグラスや膝掛毛などの貸し出しもしており、居心地よく観劇することができます。
■国立劇場
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国立劇場は独立行政法人日本芸術文化振興協会が運営する劇場です。
東京都千代田区隼町にある劇場で、最寄り駅は半蔵門線 半蔵門駅、JR四ツ谷駅、有楽町線、半蔵門線、南北線 永田町駅となります。国立劇場では主に日本の伝統芸能を上演したり、伝承者の養成や調査・研究も行っています。
館内には売店や喫茶店、無料の休み処が多くあり、ゆっくりと過ごすこともできるのが嬉しいところ。さらに託児室の利用もできるので、小さな子供がいる人でも安心して観劇できます。利用する際には予約が必要となるのでホームページ等で確認してください。
■日生劇場
東京都千代田区にあり、日本生命日比谷ビルの中にある日生劇場。
重厚な外観に幻想的な内装が特徴となります。青、赤、ピンク、白、金などの鮮やかな色が鮮やかに散りばめられたガラスタイルの壁や、アコヤ貝を使ったコバルトブルー色の天井は注目ポイントのひとつです。地下鉄で行く場合には千代田線、日比谷線、都営三田線 日比谷駅より徒歩1分、バスで行く場合には都バス、もしくは丸の内シャトルで行くことができます。
日生劇場では演劇やミュージカル、オペラ、バレエなどを見ることができ、劇場が建てられた1963年から毎年多くの公演が行われています。
■浅草公会堂
浅草公会堂は東京都台東区浅草にあるホールです。1977年の10月にこけら落としが行われ、それ以降多くの人々に文化的催しや集会などで幅広く活用されています。
毎年1月には新春浅草歌舞伎が開催されており、2月にはオスカープロモーションが開催するコンテスト、3月には浅草芸能大賞、11月には漫才大会が行われています。その他にも舞踊や映画の上映会が行われるなど、日々多くの人々が訪れています。
浅草公会堂へは地下鉄、私鉄それぞれ浅草駅で、駅からは10分以内に行くことが可能で、有名な雷門からは徒歩約3分で到着します。
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