関東近郊で能を観るなら東京以外では神奈川や埼玉がおすすめ。
鎌倉芸術館、越谷能楽堂、鎌倉能舞台、川崎能楽堂があり、歴史のある場所から、新しくできた場所まで様々で、それぞれの良さがあります。
能を観る際には予め演目の内容を理解していくのがおすすめ。あまり公演に慣れていないと途中でわからなくなってしまうこともあるので、インターネット等で事前に確認していくと当日も安心して観ることができます。また、最低限のマナーとして、携帯電話の電源は切るか、音や振動が出ないようにしましょう。能は余韻や音を楽しむ芸なのでできるだけ静かにいるようにしてください。
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■鎌倉芸術館
鎌倉芸術館は神奈川県鎌倉市大船にある芸術施設です。1993年10月に鎌倉の新しい文化財として開館しました。館内は大ホール、小ホール、展示ギャラリー、集会室、リハーサル室などが完備されています。JR湘南モノレールおおふなえきより徒歩10分ほどで行くことができます。
鎌倉芸術館ではクラシックやゴスペルなどの音楽イベント、無声映画の上映、ミュージカル、雅楽の公演などが行われています。チケットはインターネットから入手できるので、こまめにチェックすることをおすすめします。近代的な建物の美しさも楽しめるような場所ですので周辺を散歩するの良いのではないでしょうか。
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■越谷能楽堂
埼玉県越谷市花田6丁目にある越谷能楽堂。平成5年5月1日に開館しました。南越谷駅や越谷駅からバスが出ており、3分〜5分ほどで到着します。能楽はもちろんのこと、邦楽や日本舞踊、詩吟、茶道、華道などの伝統芸術の拠点として多くの人が日々訪れています。また、地域コミュニティを促進する場としても活動をしており、和室や応接室なども借りることが可能です。
隣接する花田苑は緑豊かな日本庭園で、小学生以上から100円の入場料がかかります。芸術を観覧できるのはもちろんですが、広々とした庭園をゆっくり散歩するのもおすすめです。
■鎌倉能舞台
鎌倉能舞台は神奈川県鎌倉市長谷3丁目に位置しています。江ノ電長谷駅で下車後徒歩約7分で到着します。
ユネスコの世界無形文化遺産に認定された能狂言が定期公演されていて、公演の無い日には能楽博物館として舞台や能面、能装束などを展示しています。さらに邦楽や講演会、展示会等の貸し出しもしています。
鎌倉能舞台では能を知る会というイベントを定期開催しており、能のことをわかりやすく教えてくれます。日本語と英語の字幕付きのため、様々な人が参加しやすくなっているので能を見たことのない人にもおすすめです。
■川崎能楽堂
神奈川県川崎市川崎区日進町1丁目にある川崎 能楽堂。JR川崎駅東口より徒歩5分で行くことができます。駐車場の用意がないので電車で行くことをおすすめします。
1986年の4月に開館して以来長きにわたって川崎市定期能が開催されており、公演数は100回を超える歴史のある能楽公演が目玉です。近年では芸能サロンや狂言全集などの狂言に特化したイベントも開催しています。
夏には能楽体験・鑑賞教室という能の歴史や楽器、仕舞いの体験をすることができる為、鑑賞だけでなく楽しさを体感できるのも魅力の一つと言えるでしょう。
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