【韓国】広蔵市場 ・ ディープな韓国！ ソウル中心部 広蔵市場（クァンジャン・シジャン）を行く

大人気の広蔵市場を知り尽くそう

地元の人たちから、親しみを込めて「広蔵市場（クァンジャンシジャン）」と呼ばれているソウルの巨大総合市場の正式名称は「東大門市場」。1905年7月5日に法人名「広蔵株式会社」として発足以来、114年の歴史があります。市場の開設当時は客数も少なく、活動も機能もあまり活気がなく、1日市や3日市、5・7日市などの方式がとられていました。
当時の主な取扱商品は農水産物や薪、炭などでしたが常設の市場として活動していたという点では、市場発展の先駆者的な役割を担っていた市場です。現在、取り扱っている商品は、様々な織物製品から螺鈿漆器や厨房・祭祀用品。生鮮品や乾物、ありとあらゆるものに及んでいます。
近年は、観光コースにも指定。アジアの熱気とディープな韓国らしさが味わえるため、たくさんの外国人観光客が訪れ賑わう人気スポットとなった「広蔵市場」には魅力がいっぱい詰まっています。

広蔵市場だけの おすすめグルメポイント！

100年以上の歴史を誇る人気伝統市場「広蔵市場」はソウル市の中心地、鍾路（チョンノ）にあります。鍾路は、仁寺洞エリア・明洞エリアからも近いのですが、同じ繁華街である明洞とは少し違い、まさしく地元の人のための繁華街。中でも、「うまいもの通り」や「ユッケ通り」では韓国ならではの料理や屋台、食べ歩きが堪能できます。

「うまいもん通り」の一押し店

【モニョキムパッ(元祖麻薬キムパッ) 1号・2号店】

地元の方はもちろん外国人観光客にも大人気。モニョキムパッは「広蔵市場」名物の小さな韓国海苔巻き「麻薬キムパッ」の元祖店です。 リピーターが多く、シンプルなのに癖になる味から麻薬と冠されたのだとか…。「1号店」は韓服や布地のお店が並ぶ通りにあり、屋台スタイル。「2号店」は比較的分かりやすい市場の西側にあり、店頭販売しています。

【スニネピンデトッ】

「広蔵市場」にある数あるピンデトッ(韓国風お好み焼き)の店舗の中で「スニネピンデトッ」はメディアでも紹介されたとても人気が高いお店です。北2ゲートを入ってすぐのところにイートイン形式のお店と屋台があり、アジュンマ(おばさん)が店頭でピンデトッを焼いています。油で揚げ焼きにされたピンデトッは、マッコリとよく合いますよ。

【木洞(モットン)ポリパッ】

日本でも馴染みのビビンバがいただけるお店は「広蔵市場」の南側にずらりと並んでいます。その中で「木洞ポリパッ」は、バラエティ番組にも登場した人気店です。カウンターには、いろいろなナムルで山盛りになったボウルがズラリと並び食欲をそそります。麦飯(ポリパッ)とナムル、コチュジャンと味噌(テンジャン)ソースがベストマッチ！

「ユッケ通り」の一押し店

【プチョンユッケ】

2017年～2019年3年連続で「ミシュランガイド」で紹介されているのが「プチョンユッケ」ユッケ専門店です。名物人気メニューは、活きテナガダコ(サンナッチ)に熟成して旨みが凝縮し、柔らくなった自慢のユッケを加えた「ユッケタンタンイ」！その他、日本ではもう食べるのが困難になった生レバーやユッケが思う存分に味わえます。持ち帰りもできますよ。

【昌信ユッケ】

昌信ユッケは「昌信洞(チャンシンドン)」という地名が由来のお店です。人気メニューは、観光客にも評判が高い絶品ユッケと活きテナガダコの刺身(サンナッチ)。サービスで提供されている牛のスープは隠れた人気メニューです。冷麺やチヂミ、クッスなどのサイドメニューも豊富で、お皿に盛られたユッケと上に乗った卵、ユッケの下に敷かれた梨との相性は抜群！

【兄弟ユッケ】

大通りから「広蔵市場」ユッケ通りに入ると左側の1店舗目が兄弟ユッケ店です。人気メニューの活きテナガダコの踊り食いはもちろんユッケやユッケビビンバがおいしいと評判です。牛のスープも高評価ですが、ユッケとアワビの盛り合わせやユッケのチヂミあるのはこのお店だけ。ユッケとアワビの盛り合わせやユッケのチヂミが食べたいときは、こちらのお店へどうぞ！

広蔵市場の一押しお惣菜店

【洪林(ホンニム)】

洪林は1952年創業のお惣菜の老舗。カンジャンケジャンが名物で日本のテレビや雑誌でも紹介されました。名物の国産カンジャンケジャンは実が詰まりプリプリ、です。韓国でも珍しいシソのお惣菜や明太子、塩辛など国産の材料にこだわった約50種類のお惣菜はとても美味。一部を除いて試食ができます。日本語がわかるオーナーの人柄のよさが評判となり、日本の観光客の大半がリピーターです。もちろん地元の方もひっきりなしに訪れる大人気店。広蔵市場では珍しく日本円で支払いが可能で、ホテル配達もある旅行者には嬉しいお店です。

広蔵市場でディープなショッピングをどうぞ！

100年以上ソウル市民の食卓と生活を潤してきた伝統市場「広蔵市場」は食べ物の宝庫。グルメな市場として有名ですが、敷地は広大で「広蔵市場」には無いものは無いと言われるほど品揃えが豊富です。市場の中には工芸品やチマチョゴリ、食器に至るまであらゆるジャンルのお店が揃っています。

広蔵市場の中にあるオシャレな古着市場（旧製(クジェ)市場）

「古着市場」は「広蔵市場」の中にある古着の卸売市場。織物部(チンムルブ)の2階と3階部分です。2階の衣類商店街(イリュサンガ)は、若者向けで、日本製の洋服を中心に靴やバッグ、アクセサリーなどが山積みなっています。通路も狭く、90ほどのショップが小さなブースのように並んでいますがヴィンテージが好きなお洒落な若者に大人気。古着ショップのバイヤーたちも韓国全土から買い付けに来るバイヤーや若者御用達の市場です。試着室はなく、支払いは現金のみ。品物には、ほとんど値札がついていないので注意が必要です。店名・号数・電話番号が書かれた青い看板が目印になります。

【貴男美女(クィナムミニョ)】古着市場（旧製(クジェ)市場）のシューズショップ

「古着市場」2階にお店を構えているシューズショップ「貴男美女」では、ブランド靴が破格の値段で手に入ります。グッチやナイキなどの有名ブランドの靴（ヴィンテージ品）を揃え「偽者は売らない」をモットーに本物のみを仕入れています。現金払いが当たり前の市場では珍しくカードで支払いができるのも魅力です。オーナーは簡単な日本語なら理解ができますので質問もOK!厳選された靴の中、お洒落自慢の人たちが掘り出し物を求めてやってくるディープな買い物スポットです。市場内号数は1512号。

「広蔵市場」の一押しお土産店

広蔵市場で揃わないものはないといわれるほど様々なジャンルの製品が販売されているので、お土産で困ることはなさそうです。韓国土産として高麗人参製品や韓国海苔がよく選ばれるようですが、今回は伝統手工芸品や小物のお店をご紹介します。

【広場民芸】

「広場民芸」は、広蔵市場の1階にある伝統手工芸品店です。チョガッポと呼ばれる韓国の伝統パッチワークやチュモニと呼ばれる巾着型のポーチなどがたくさん揃っています。お値段も手ごろで、たくさんの方に差し上げるお土産におすすめです。

【イルシム商会】

「イルシム商会」では、ポジャギの暖簾や刺繍入りランチョンマットが売られています。ポジャギはタペストリーのような大作から小さいものまで品揃いが豊富。デザインも洗練されていて素敵です。購入するとよくあるビニール袋ではなく、売り物の麻袋に入れてくれるのが嬉しい。オーナーは日本語が話せ、クレジッドカードも使えますので安心してお土産が選べます。

「広蔵市場」への行き方と営業時間は？？

行き方

「広蔵市場」は、ナイトショッピングが楽しいと人気の東大門(トンデムン)エリアからは徒歩圏内。地下鉄1号線の鍾路5街駅が最寄り駅なので、8番出口から100mほど直進すると、北2Gate入口に到着できます。駅と直結している地下ショッピングセンターを利用するならば、9・10番出口が便利。市内バスを利用するなら明洞(ミョンドン)から乗っても行けますよ。

営業時間

「広蔵市場」では「うまいもの通り」のお店以外、基本的には日曜が定休日です。営業時間はそれぞれの店舗で異なります。「うまいもの通り」のほとんどのお店は、朝9時前後からオープンするので、朝食をとるのに便利です。ただ、昼も夜も韓国グルメを求める観光客や地元の方で、賑わいます。ランチタイムになるといっそう混雑しますので、朝10時頃がおすすめです。「うまいもの通り」は基本的には無休なのですが、日曜日が定休のお店もありますので、韓国グルメを楽しむなら平日が安心です。

まとめ

「広蔵市場」はソウル市の中心地にあり、ソウル市民の憩いの場になっている清渓川(チョンゲチョン)にも立ち寄れるなど、アクセスが抜群！また、 100年の以上の長い歴史を地元民に愛されジモティのための市場として発展してきたため、韓国らしさがあふれています。ディープな韓国の魅力がいっぱいの「広蔵市場」に是非、一度出かけてみてください。

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