【タイ】パッポン通りの魅力をご紹介｜バンコクを訪れたらぜひ行きたい！

パッポン通りとは、どんな通り？

パッポン通りは、バンコクを代表する繁華街として、タイ国内のみならず世界的に有名な通りです。シーロム通りからスラウォン通りまで南北に繋がる道をこう呼んでおり、パッポン1とパッポン2という2本の道があります。通りの両側には、屋台や飲食店、マッサージ店など、実にさまざまな種類の店が立ち並んでいます。パッポン通りの賑わいが特に大きくなるのは夜で、ディスコやゴーゴーバーなどのナイトライフを楽しむ店や、観光客が多く訪れるナイトバザールなど、見どころが盛りだくさんです。

第二次世界大戦が終わってから、ウドム・パッポンという人物が、中国の海南島からこの地に移住しました。そしてバーを数軒作り、人物の名前を取ってパッポン通りと呼ばれるようになったのが、始まりです。その後、1960年代に起こったベトナム戦争で、アメリカ人兵士達がバンコクを訪れ、束の間の休息と遊びの時間を過ごしたのです。これをきっかけに、パッポンは繁華街として急速に発展していきました。

現在では、現地の住民はもちろん、日本人を含む多くの外国人が、旅先での楽しいひとときを過ごすナイトスポットとして訪れています。

パッポン通りに行ったら、こんなスポットで楽しもう

パッポン通りには、見どころがたくさん詰まっています。それぞれの魅力をご紹介します。

ナイトマーケット

パッポン通りといえばナイトマーケット、というくらい、とても有名なマーケットです。お昼の3時頃になると、多くの屋台がパッポン1の道沿いで開店準備を始め、夜6時頃から営業を始める店がほとんどです。ネオンが輝くマーケットでは、お土産や雑貨、貴金属類、衣類などが販売されています。日本人観光客が多いため、店によっては片言の日本語が通じる場合があります。品物によっては偽物である可能性もありますので、買うときには注意しましょう。マーケットの雰囲気を楽しむことに重点を置くのがいいかも知れません。

ゴーゴーバー

お酒を飲んだり、女性のダンスを鑑賞したりして楽しむことができるバーです。ゴーゴーバーが初めてオープンしたのは1967年で、やはりベトナム戦争が関係しています。戦争の戦いで疲弊したアメリカ軍兵士の若者たちの憩いの場となっていたとのことです。タイでは性風俗店の部類に入っていますが、観光名所として訪れる客も多いため、女性の入店も可能です。ただし、20歳未満は入店禁止ですので、必ず守りましょう。

マッサージ店

パッポン通り周辺には、本格的なタイマッサージの施術を受けられるお店が軒を連ねています。お店によっては、日本語のメニューが置かれていたり、日本語が通じたりすることもありますので、観光客も安心して利用することができます。旅の疲れを癒し、タイの雰囲気を満喫するのにぴったりですね。

屋台や飲食店での食事

パッポン通りでは、選ぶのに迷ってしまうほど多彩な食事を見かけます。屋台ではジュース屋やフルーツ、串焼き、ラーメン、カオマンガイなどが売られていますし、日本食・タイ・イタリアン・中華料理などのレストランも営業しています。また、パッポン2の通り沿いにスーパーマーケットもありますので、現地ならではの食材を安心して買いたい方におすすめです。

パッポン通りで買物をするときのコツ

パッポン通りは、場所柄多くの観光客が訪れるため、商品の値段のぼったくりが起こりやすい地域です。最初にお店の人が高い値段を提示し、そこから交渉して安くなるという流れになります。楽しみながら駆け引きができる程度の値下げ交渉をすることをおすすめします。

パッポン通りを楽しむには、どのくらい時間がかかる？

パッポン通りは、それほど広い場所ではありませんので、通り自体の観光は1時間程度を見ておきましょう。プラス、お店を利用する時間が必要です。マッサージ店を利用する予定があれば、混み合っている可能性も考慮し、時間に余裕を持っておくと安心です。

パッポン通りへのアクセス

バンコクには、高架鉄道（BTS）が走っています。BTSのシーロム線・サラデーン駅の1番出口からシーロム通りをおよそ150ｍ進むと、右手にパッポン通りがあります。駅から2分ほどと、とても交通の便が良い場所にあります。

パッポン通りへ行ったら、ここも立ち寄ってみよう

パッポン通りへ行ったら、ぜひこちらも立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

タニヤ通り

パッポン通りから歩いてすぐ近くにあり、日本人向けのお店がひしめき合っている場所です。通りの長さは300ｍほどですが、飲食店やクラブ・バー、ゴルフグッズのお店、両替商などがところ狭しと並んでいます。ビジネス街としても発展しているため、お昼時にはあちこちの飲食店でランチタイムの行列ができるほどです。対して夜は、100以上のクラブやバーが営業しているといわれ、日本の新宿歌舞伎町を縮小したような街並みともいわれます。日本料理の店も多く、日本人が多く集まるのも納得ですね。

スネーク・ファーム

パッポン通りから歩いて10分ほどの場所にあるスネーク・ファームは、毒蛇を研究し、飼育する施設です。飼育している毒蛇から、血清を作るための毒液を採取しています。病院も併設されており、ファームの特性上あまり人が押し寄せる場所ではないため、ゆったりと観光することができます。蛇について詳しくなれる観光スポットです。旅行者に人気があるのが、屋外のステージで行なわれるステージショーです。コブラと人間の掛け合いは迫力満点。バンコクならではのスポットを訪れてみてはいかがですか。

ワット・フアランポーン

無縁仏を供養するためのお寺です。通常のお祈りよりも多くの徳を得られるとの噂もあるため、毎日お参りに訪れる人が後を絶ちません。本堂で見られるタイの建築様式や壁画はとても美しいものです。裏には金色の仏塔もあり、観光地としても大変人気が高い場所となっています。見学やお参りなど、1時間ほどでできるため、ツアーに含まれていることもあります。

マハナコーン・スカイウォーク

2019年現在、タイで最も高いビルが、地上314ｍ・78階建ての「キングパワー・マハナコーンビル」です。このビルの最上階に、眺望も設備も素晴らしい展望台「マハナコーン・スカイウォーク」があります。ガラス張りのエリアがあり、空中散歩をしているかのような気分を味わうことができます。最上階部分にはソファが置かれ、音楽も流れているので、とても優雅に景色を眺められる場所です。

パッポン通りへ行くならツアーがおすすめ

ツアー行程の中でパッポン通りへ行くツアーはほとんどありません。パッポン通り近くのホテルに泊まるツアーがありますので、夕食後の自由時間などを利用して出かけることが可能です。パッポン通りは、BTSの駅から近くとは言え、駅名の表記がタイ語になっている駅も多く、タイ語に不慣れな日本人が個人で乗ることは難しいため、ツアーを利用すると安心です。

パッポン通りへ行くときは治安に注意

パッポン通りは、夜の繁華街です。現地住民の方だけでなく、世界各国からたくさんの観光客が訪れています。歩道が狭く、スリやひったくりなどの被害に遭う可能性が高いのも事実です。品物の値下げ交渉をしていると、カバンや貴重品に気が回らなくなるかもしれませんが、犯人はそんな瞬間も見逃しません。貴重品の管理には万全の注意を払いましょう。

ゴーゴーバーの入口では、強引に客引きが行なわれることもあります。店内でも、請求額が跳ね上がるトラブルが多発しています。特に、ストリップショーの会計時に金額をかなり多く上乗せされることがあります。バンコクは、比較的安全だといわれていますが、繁華街では何が起こるか分かりません。自分の身は自分で守り、治安に注意して行動するようにしましょう。

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