【ベトナム】ダナン「五行山」は孫悟空が封印されたパワースポット！見どころを紹介

ベトナム・ダナン五行山の基本情報

五行山（ごぎょうさん）はベトナムのダナン郊外にあり、観光地として注目されています。「マーブルタウン」とも呼ばれているのですが、それは山全体が大理石で出来ているからです。どんな山なのか、ぜひ行ってみたいですね。五行山はその名の通り、5つの山からなる連山で、風水でも有名な陰陽五行説から引用した、金・木・水・火・土を名前に付けました。その中でも大きくて中心的な山である「トゥイ・ソン（水）」だけが現在一般公開されています。仏塔や寺院が数多くあり、神秘的な洞窟や山頂からの景色を楽しむことができるでしょう。

五行山の歴史

五行山は西遊記の話の中に登場したことがあり、暴れん坊の孫悟空をお釈迦様が500年間ずっと閉じ込めたという伝説で有名です。西遊記では、三蔵法師が五行山から孫悟空を助けるところから物語が始まります。五行山の景色は、西遊記の舞台となっていたと思わせるほど神秘的な世界です。また、ダナンはベトナム戦争の激戦区でしたが、五行山のヴァンチョン洞窟は、当時ホーチミン氏率いる南ベトナム開放民族（越南共産・ベトコン）が隠れる場所でした。天井に空いた穴はその時の米軍の空爆によるものなのです。

五行山の営業時間と入場料について

五行山の営業時間はAM7時~PM17時30分で年中無休です。入場料ですが、2017年に値上がりしました。入場料のみで40,000ドン（約190円）エレベーター利用（片道）が15,000ドン（約70円）となります。入場料については値上がり前よりもなんと倍以上の値段です。また地図が書いてあるポストカードが15,000ドン（約70円）なので、旅の記念として購入するといいでしょう。なお、洞窟の場所によっては追加料金があります。その分パワースポットでエネルギーをたくさんもらってくださいね。

五行山の現地ツアーについて

五行山の見どころを抑えながら観光したい、山に慣れていないなどの場合には、ガイド付きのツアーを利用するのもおすすめです。五行山には見学するスポットがたくさんありますし、山の中を回るので、結局行きたいところに行けなかったということにならないように、ツアーも含めた上で旅行の計画を立てましょう。

パワースポット・五行山の見どころ

神秘的な洞窟がダナン屈指のパワースポットといわれている五行山ですが、見どころを紹介します。道中でどこに行こうか迷ったら、こちらをポイントに回れば満足していただけるものばかりです。

サーロイ塔

サーロイ塔は、六角形の外枠が重なった七重の塔です。徒歩もしくはエレベーターで上がると、終着点である展望広場は広々としたスペースになっています。その奥にそびえ立つのがサーロイ塔です。もちろん中にも入れます。日本でいうと五重の塔のような趣ですが、内部の祭壇には釈迦像が安置されています。塔の下には池があり、睡蓮の花がとても綺麗です。

ヴァンチョン洞窟

ヴァンチョン洞窟は、絶景が見られる注目スポットです。休憩する場所があるので、飲み物を飲みながら座って休んでもいいでしょう。中に入るとまず岩山の穴の中に仏像があり、更にその奥を見ると体をかがめながら進む通路があります。登っていきましょう。なかなか通るのがきついので、諦めてしまう人もいるのですが、くぐり抜けるとそこに絶景を見ることができるのです。自然の美しさと天井から差し込む光がコラボレーションし、自然のスポットライトのように照らされています。

ホアギエム洞窟　

ホアギエム洞窟は、五行山の中でも美しい観音像がある洞窟で、入口付近には祭壇があり観音像が祀られています。ここには2つの洞窟があり、中で1つに繋がっているのですが、タイムスリップしたような雰囲気の門を入れば、まず最初にあるのがホアギエム洞窟となります。

フィエンコ洞窟　

五行山には神秘的な洞窟がいくつもありますが、特に神秘的な洞窟で、パワースポットといわれているのがフィエンコ洞窟です。ホアギエム洞窟と繋がっているのがこの洞窟です。洞窟の中ではここがメインなので、たくさんの観光客で賑わう場所となっています。ベトナム戦争の空爆によって開いた天井の穴からは光が差し込み、他の洞窟の天井から差し込む光と比べると、別格で幻想的です。岩壁の上には素晴らしい大仏が飾られています。高さのある洞窟でたくさんのパワーをもらった気分になれるでしょう。

展望台　

展望台は五行山の頂上に建てられています。山頂の絶景が人気ですが、分かりづらいところにあるので、「HIGHEST PARK」という看板を目当てに探してみましょう。急階段を登らなければならないので、ゆっくり登るのがおすすめです。頑張って登った後に広がる、ダナン市街からホイアン方面まで見渡せるくらいの、開放感がある景色を味わえます。

五行山の所要時間とおすすめの服装

五行山は入り口から途中に寺院や仏像を見学しながら、山の頂上まで石段をぐんぐん登っていきます。その間に休憩を挟んだとしても、所要時間は行きだけで1時間ぐらいなので、下山する時間を合わせて2時間くらいを見ておいた方がいいでしょう。人によっては、1時間でも余裕があるという人もいれば、2時間でも足りなかったという人もいるようです。そして、観光する時の服装ですが、山道や洞窟を歩くので活動しやすいものにしましょう。五行山の中は清々しい空気が流れています。気温が高くても大理石が冷たいため、山全体の気温はあまり上がりませんので、夏でも普通に半袖で大丈夫ですし、上着は必要ない程度の本当にちょうどいい気温です。ただ、足元は長ズボンのほうがいいでしょう。虫の対策になります。また、ビーチサンダルやスカートのまま洞窟に入って行くのは、道中に無理があるため、洞窟を見ることができないということにもなりかねません。大理石で滑りやすくなっています。服装には気をつけましょう。　

五行山へのアクセス方法

ダナンの中心部から五行山へは、タクシーを利用することがおすすめです。時間的には,市内から五行山まで約30~40分ぐらいで、ビーチ周辺からなら約20分程度で行くことができます。町中にタクシーは走っていますが、帰りのタクシーを拾うのが難しいため、流しのタクシーが心配であれば、利用したタクシーに待っていてもらうか、ホテルの帰り分まで合わせて事前にチャーター予約をしましょう。

五行山周辺のおすすめスポット

五行山周辺にあるベトナムならではの観光スポットを3つ紹介します。

ミーソン遺跡

世界遺産に登録されているミーソン遺跡ですが、6世紀から13世紀まで栄えたチャンパ王国の遺産です。ベトナム戦争で大半が破壊されてしまったため、一部しか残っていませんが、それでも見ごたえがあります。ミーソン遺跡に行くとタイムスリップしたような気分が味わえます。歴史好きな人にはたまらない雰囲気を楽しめるでしょう。入り口付近ではチャム民族の伝統舞踊を無料で鑑賞することができます。暑さ対策は万全にしましょう。　

ホイアン

ホイアンはダナンから車で40~50分ほどで、ダナンを訪れる観光客の多くが足を運ぶといわれている美しい街です。16世紀当時のホイアンは、外国人が移住するエリアも多く、日本人も住んでいました。そんなホイアンは昼と夜の顔の違いが魅力です。日中のホイアンは歴史探訪やショッピングで楽しみましょう。レトロな黄色い建物とブーゲンビリアのコントラストが美しく、ゆったりとした街並みが堪能できます。夜は川沿いのレストランのテラス席での食事が素敵です。川沿いのお店が灯すランタンの灯りが、川の水面に写って幻想的な景色を眺めながらの食事が楽しめます。その後はカメラを片手にお散歩です。ホイアンの夜の街はランタンの灯りに誘われて、日中以上に人手が多くなります。ナイトマーケットの手作りランタンをお土産にしてみてはいかがでしょうか。

ハン市場

ダナンにある有名な巨大マーケットです。ショッピングメインというよりも、ベトナムの「いま」の暮らしや台所を感じる観光スポットとして楽しむのがおすすめです。現地で生活をしているような独特の雰囲気を味わえます。1階は果物、食品、雑貨売り場となっています。
果物や乾燥類、瓶詰めコーヒーなどの色々な食品がぎっしりと並んでいます。2階は1階とはガラッと雰囲気が変わり、衣類、靴、服飾小物売場があります。たくさんの色柄のカラフルな布がいっぱいです。ここでは、ベトナムの伝統的な衣装である「アオザイ」のオーダーメイドを取り扱っていて、布を選んで採寸すると職人さんがどんどん縫い上げていくのが見えます。ハン市場のオーダーメイドは早いところで数時間で作ってくれるところもあるので、お店で確認してみましょう。ベトナムのエネルギーが感じられる場所です。

五行山のオプショナルツアーがおすすめ

五行山を含む、ダナンに来たら外せない主要観光スポットを回るツアーはいかがでしょうか。日本語の現地ガイド付きで昼食付の半日ツアーが主体です。ダナンでは、車やタクシーを使うことが多いため、慣れていなくて心配という方や時間に余裕が無い方は、ツアーとして回るほうが間違いがなく安心して観光できるでしょう。

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