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【スペイン】ピレネー山脈の麓!アラゴン州&ナバーラ州の世界遺産や美しい村へ

3,000m級の山々が連なり、スペインとフランスを隔てているピレネー山脈。その南に広がるアラゴン州は、中世にはキリスト教とイスラム教の勢力がせめぎ合った場所です。現在も北部の山間ではロマネスク様式の教会が、南部ではイスラム文化の影響をうけたムデハル建築が、それぞれに存在感を放っています。また、アラゴン州の西、ナバーラ州の州都パンプローナは、世界的に有名なサン・フェルミン祭の舞台。このエキサイティングなお祭りを一目見ようと、各地から沢山の人々が訪れます。 今回は、ピレネー山脈を仰ぐスペイン北東部のアラゴン州、ナバーラ州のおすすめスポットをご紹介します。日本ではあまり知られていませんが、そびえ立つピレネーの山々や時が止まったような中世の村など、見どころは多彩。ぜひチェックしてみてください。

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【世界遺産】テルエルはエキゾチックなムデハル建築の宝庫

アラゴン州南部にあるテルエルは、美しいムデハル様式の建築物で有名な町です。ムデハル様式建築とは、キリスト教勢力が回復した後もイベリア半島に残ったイスラム教の技術者によって建てられた建物で、随所にイスラム風の装飾が取り入れられているのが大きな特徴。テルエルでは、サンタ・マリア大聖堂、 サン・マルティン教会 など、4つの教会が「アラゴンのムデハル様式の建築物」として世界遺産に登録されていて、色鮮やかで緻密な細工が施されたサンタ・マリア大聖堂の天井などが必見の見どころになっています。
同じく世界遺産のサン・ペドロ教会は、中世のテルエルで実際に起こった悲恋の物語『テルエルの恋人たち』の主人公が眠る場所としても有名です。教会に隣接する霊廟には恋人たちの亡骸を収めた棺が安置され、悲しくもロマンチックな純愛を今に伝えています。

【世界遺産】山奥の崖下に佇む「サン・フアン・デ・ラ・ペニャ修道院」

アラゴン州北部、ピレネー山脈の麓にあるハカは、かつてこの地に存在したアラゴン王国の最初の首都。フランスからピレネー山脈を越えてキリスト教の聖地、サンティアゴ・デ・コンポステーラ(ガリシア州)を目指す サンティアゴ巡礼路 の途上にあり、古い宿場町の趣が漂います。そのハカの郊外に、中世アラゴンで重要な修道院の1つであった「サン・フアン・デ・ラ・ペニャ修道院」があります。
人里離れた山間に建つこの修道院は、イスラム統治時代にキリスト教の信仰を守る象徴となった場所。巨大な岩山の窪みに潜り込んでいるような外観がとても印象的です。圧巻なのは、突き出した岩の下に作られたロマネスク様式の柱廊で、聖書の物語を描いた柱頭のレリーフはロマネスク美術の傑作だと言われています。同修道院は、サンティアゴ巡礼路の一部として世界遺産になっています。

サン・フアン・デ・ラ・ペニャ修道院

Carretera A-1603 s/n 22711 Jaca
+34 974355119
https://www.spain.info/ja/meisho/san-fuan-pena-shuudouin/

【世界遺産】「オルデサ・ペルディード山国立公園」でピレネーの大自然に触れよう!

ピレネー山脈の雄大な自然を体感したいなら、「オルデサ・ペルディード山国立公園」を訪れましょう。スペインとフランスにまたがる標高3,352mのペルディード山を中心とするこの国立公園は、ヨーロッパ最大規模の生態系保護区です。全長約9km、深さ1kmにも及ぶオルデサ渓谷では、そびえ立つ岩山、断崖絶壁、滝、ブナの林、高山植物など、様々な自然景観を眺めながらハイキングが楽しめ、大自然の美しさを心ゆくまで堪能できるでしょう。
同国立公園は、ペルディード山の反対側にあるフランスの「ピレネー国立公園」の一部と併せて、「ピレネー山脈のモン・ペルデュ」としてユネスコの世界遺産(複合遺産)に登録されています。複合遺産として評価されたのは、山の中腹地域に羊の移牧など、農牧民の伝統文化が今も残されているから。一帯の山間の村で見られる素朴な風景もこの地域の外せない見どころです。

【建築】聖母出現の伝説の地「聖母ピラール教会」

アラゴン州の州都 サラゴサ のシンボルは、スペイン系の人々全体の守護聖人、聖母ピラールを祀る「聖母ピラール教会(ヌエストラ・セニョーラ・デル・ピラール聖堂)」です。言い伝えによると、紀元40年にこの地で伝道を行っていた聖ヤコブの前に、柱の上に乗った聖母マリアが現れたとか。その場所に建てられた礼拝堂を起源とする聖母ピラール教会は、史上初の聖母マリアに捧げる教会として世界中から信者が訪れるマリア信仰の中核になっています。
現在の教会は17~18世紀に建てられた国内最大級のバロック様式の建物で、その大きさ、カラフルなドーム屋根が印象的です。内部では、聖母ピラールの礼拝堂のほか、地元出身でスペインを代表する画家ゴヤが描いた天井のフレスコ画などが主な見どころ。塔の上から望む周囲のパノラマも満喫しましょう。

聖母ピラール教会

Plaza del Pilar, s/n. 50003 Zaragoza
+34 976 20 12 00
https://www.spain.info/ja/meisho/seibo-piraaru-kyoukai/

【建築】歴史的建築物に囲まれた「ピラール広場」

サラゴサ観光の拠点となるのは、旧市街の中心にある「ピラール広場」です。広場の近くには、壮大な「聖母ピラール教会」をはじめ、ムデハル様式建築で世界遺産になっている「サン・サルバドール大聖堂(ラ・セオ)」、16世紀建設の商取引所「ラ・ロンハ」、ゴシック様式の「ピエドラ橋」など、サラゴサの名建築が集まっています。
また、この広場は毎年10月に行われる「 聖母ピラール祭り 」のクライマックス、献花式の会場でもあります。10月12日には地元サラゴサはもちろん、全国各地から訪れる人々が民族衣装に身を包み、広場内の巨大な献花台には何百万もの花が捧げられます。

【アート】天才画家ゴヤの生家で彼の少年の日を想う

「聖母ピラール教会」の項目で、フレスコ画の作者として紹介した画家「ゴヤ」。本名はフランシスコ・ホセ・デ・ゴヤ・イ・ルシエンテスといい、サラゴサから44キロほどのフエンデトドスという村に1746年に生まれました。タペストリーの下絵描きから宮廷画家となった異色の経歴を持ち、スペインの三大巨匠の一人に数えられています。
ゴヤが生まれた質素な家には、当時の素朴な家具などが今でも残っているため、ここを訪れれば田舎の牧歌的な雰囲気の中で彼が育った時間を想像することができるでしょう。また、すぐそばにある「版画美術館」には、ゴヤの版画作品が残っており『気まぐれ』『戦争の惨禍』などの版画集を鑑賞できます。

ゴヤの生家・版画美術館

Calle Zuloaga 3 50142 Fuendetodos Zaragoza
+34 669094303
https://www.spain.info/ja/meisho/goya-seika-hanga-bijutsukan/

【美しい村】アルバラシンは山の斜面に佇むバラ色の美しい村

アラゴン州テルエルから40kmほど西の山間に、スペインで最も美しい村の一つとされる「アルバラシン」があります。山の斜面の狭い土地に赤茶色の屋根、ピンクがかった壁の家々がひしめくアルバラシンは、まるで時が止まったかのような村。複雑に入り組んだ路地を散策し、ノスタルジックな雰囲気の家並みを見て回るのが観光の醍醐味です。また、丘の上には14世紀に作られた城壁が今も残っていて、そこからは迷宮のようなアルバラシンの全貌を見渡すことができます。
そんなアルバラシンは、村の美景とともにおいしいチーズの産地としても有名。お土産には羊のミルクで作られた絶品のアルバラシン・チーズをお忘れなく。

【美しい村】ピレネー山麓の美しい古都アインサ

ピレネー山脈の麓、アラ川とシンカ川の二つの川に挟まれた古都アインサもアラゴン州でぜひ訪れたい美しい村の1つです。城壁に囲まれ、石畳の道の両側に美しい石造りの建物が並ぶ様子はまさしく中世の世界。柱廊を備えたマヨール広場にはレストランやバルもあって雰囲気抜群です。
広場のすぐそばに建つサンタ・マリア教会は11~12世紀建造のロマネスク建築で、素朴で重厚な佇まいが魅力。鐘楼に登れば、村の家並みや周囲の山々を一望できます。

【食】ヨーロッパのチョコレート文化発祥の地⁉ピエドラ修道院

アラゴン州ヌエバロスの郊外にある12世紀末創建のピエドラ修道院は、ヨーロッパのチョコレート文化の発祥の地として知られています。大航海時代に新大陸からスペインに持ち込まれたカカオは、1534年にこのピエドラ修道院で初めて調理されたそう。
19世紀に廃墟となった修道院は、現在、観光施設として公開されており、修道士たちが生活していた建物はホテルとして宿泊が可能。施設の一角にはチョコレート博物館もあって、カカオの歴史についての展示がなされています。また、大小の滝を備えた広大な庭は自然散策におすすめ。サラゴサから足を伸ばして、興味深い歴史と自然が楽しめる修道院ホテルに1泊してみてはいかがでしょうか?

ピエドラ修道院

Monasterio de Piedra 50210 Nuévalos
+34 976870700
https://www.spain.info/ja/meisho/piedora-shuudouin/

まとめ

スペイン北東部にあるアラゴン州、ナバーラ州の名所をご紹介しましたが、気になる場所はありましたか?雄大なピレネーの大自然を体感できる国立公園のほか、中世の趣を色濃く残した山間の村々、熱狂的なお祭り、イスラムの美を取り入れたムデハル建築など、様々な文化に触れられるこの地域は、有名な観光地だけでは物足りないという旅慣れた人をもきっと満足させてくれるはずです。
スペインという国がもつ多様性と奥深い魅力をもっともっと探求したい!そんな旅好きの人は、ぜひスペイン北東部、ピレネー地方を巡る旅行を計画してみてくださいね。

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