シミには種類がある!見分け方や原因、対策方法を紹介

シミとは皮膚内部で生成されたメラニン色素が肌に沈着し、顔や手などの皮膚の一部の色が濃くなることです。シミには種類があり、シミの場所や色、でき始めた年齢などにより、日光黒子(老人性色素斑)、雀卵斑(そばかす)、肝斑(かんぱん)、炎症後色素沈着、後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)の5つのタイプに分類されます。シミができる主な原因は紫外線。そのほかにも、ホルモンバランスの乱れや活性酸素によるターンオーバーの乱れなども原因と考えられています。シミを防ぐには、徹底したUVケアや、スキンケア方法の見直し、美白化粧品などの利用、生活習慣の改善が有効です。セルフケアではシミが改善しないという場合は、美容皮膚科や美容クリニックによる治療もおすすめ。シミのタイプや状態に合わせて、内服薬、外服薬を用いた薬物治療、レーザー治療やピーリングなどさまざまな治療法が用意されています。

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シミができる原因は?

多くの女性を悩ませるシミ。シミとは皮膚内部で生成されたメラニン色素が肌に沈着し、顔や手などの皮膚の色が斑点状や地図状に濃くなることです。では、なぜシミは発生するのでしょうか。まずはシミができる原因について解説します。

紫外線

シミができる最大の原因と言われているのが紫外線です。紫外線を浴びると皮膚内で黒色メラニンが生成され、蓄積していきます。黒色メラニンはシミの元とされています。そのため、何も対策をせず紫外線を浴び続けると、皮膚内で過度に黒色メラニンが生成蓄積され、シミやそばかすができやすくなります。

ホルモンバランスの乱れ

女性ホルモンのバランスが崩れると、黒色メラニンの生成が一時的に高まり、シミが発生しやすくなるといわれています。妊娠中や出産後、ピルの服用中や閉経時など、女性ホルモンのバランスが乱れやすい時期は、シミが増えたり濃くなったりすることがあるので注意が必要です。

活性酸素

シミの原因として、近年注目を集めている活性酸素。活性酸素とは、体内の他の物質を酸化(老化)させるパワーの強い酵素のことを指します。体内で活性酸素が発生すると、メラノサイトを刺激し、黒色メラニンの生成を促すため、シミができやすくなるといわれています。

その他の原因は?

洗顔やスキンケアによる摩擦、外傷や虫刺されによる炎症といった物理的刺激、運動不足や偏った食生活など生活習慣の乱れ、内臓機能の低下や加齢などによってもシミは発生すると言われています。

シミの種類別の特徴と見分け方

シミにはさまざまな種類があり、でき始めの時期や、できる位置、色、形や大きさなどによって主に5つのタイプの分類できます。シミのタイプによって原因やケア方法が異なるので、まずは自分のシミがどれに当てはまるのかを知ることはとても重要です。ここはシミのタイプ別の特徴や、見分ける際のポイントについて解説します。

日光性黒子(老人性色素斑)

日光性黒子は、主に紫外線の蓄積ダメージによって発現するシミです。加齢により色が濃くなる傾向があるため老人性色素斑とも呼ばれ、シミの種類の中でも最も多いとタイプといわれています。主な特徴は以下の通りです。
・30代以降(早い人は20代)からでき始める
・シミの境界がはっきりとしており、色は褐色や黒っぽい茶色であることが多い
・数ミリから数センチ程度のものまで大きさはさまざま
・紫外線ダメージを受けやすい頬やこめかみ、手の甲などにできやすい

雀卵斑(そばかす)

雀卵斑(そばかす)は薄茶色や黒っぽい茶色の小さな斑点が散らばるようにできるシミです。遺伝的な要素が強く、家族に雀卵斑のある人がいる場合は、自分にも雀卵斑ができる可能性が高いと言われています。主な特徴は以下の通りです。
・幼少期からでき始めることが多い
・思春期になるにつれ色が濃くなり、個人差はあるがその後薄くなっていく傾向がある
・大きさは直径3〜5mm程度が多い
・顔だけでなく、肩や手、胸元、背中などにできることも

肝斑(かんぱん)

肝斑(かんぱん)は頬などに左右対称にできるシミです。テレビCMなどでも話題となったため、名前をご存知の方も多いのではないでしょうか。発現の原因は主に女性ホルモンの乱れ。30代後半から50代の更年期にさしかかる時期や、妊娠中やピルの服用中にできやすいといわれています。主な特徴は以下の通りです。
・薄茶色や黒っぽい茶色のシミがほぼ同じ大きさ、形で左右にできる
・輪郭のはっきりしないシミが広範囲にできる
・頬のほかに、頬骨周辺や鼻の下、口周りにもできやすいが、目の周辺にはできにくい

炎症後色素沈着

炎症後色素沈着はニキビや虫刺され、手術やケガ、火傷など、皮膚が炎症を起こしたあとにできるシミのことです。主な特徴は以下の通りです。
・ニキビ跡や虫刺され跡など、赤みが引いたあとに茶色くなる
・洗顔による摩擦や過度なフェイスマッサージなど、誤ったスキンケアが原因となることも
・皮膚のターンオーバーにより消えることも多い

後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)

後天性真皮メラノサイトーシスは、表皮より深い真皮層で増え発現するシミのことです。あざの一種と言われており、両側性太田母斑様色素斑とも呼ばれています。左右対称にできるなど、類似点があるため肝斑と間違えられることも。主な特徴は以下の通りです。
・20代頃から発現することが多い
・色は褐色や灰褐色、紫褐色、青みがかった色などさまざま
・左右対称に小さなシミが斑点状に広がったり、地図状に広がったりする
・頬骨や下まぶた、鼻翼などにできることが多い

シミを改善・予防するケア方法は?

できてしまったシミを改善したり、シミの発現を予防したりするためにはどのような対策を行えばよいのでしょうか。すぐに取り組めるセルフケア方法について紹介します。

UVケアをしっかりと

季節や天気を問わず紫外線は1年を通して降り注いでいます。日焼け止めや日傘の使用など常にUV対策を意識して行いましょう。紫外線の中でも、波長が長いUV-A波はガラスやカーテンを通過するので、屋内や車内でもUV対策を忘れずに行いましょう。

スキンケアや化粧品を見直す

ゴシゴシ洗顔や強すぎるシャワーの水圧など、肌に過度の刺激を与える間違ったスキンケア方法は、シミを増やしたり悪化させたりする原因となります。肌の乾燥も大敵。洗顔後や湿度の低い冬場などは特に入念な保湿ケアを行いましょう。また、ビタミンC誘導体やアルブチン、トラネキサム酸、プラセンタエキスなどの医薬部外品の有用成分が配合された市販の美白化粧品の使用もおすすめです。ただし、肌の弱い方はこれらの有用成分が逆に肌への刺激になる可能性もあるため、使用前にパッチテストを行ったり、医師や薬剤師に相談したりしましょう。

睡眠、ストレス、食生活など、シミの原因となる生活習慣を改善する

シミを予防、改善するためには、生活習慣を見直すことも重要です。良質な睡眠をとる、ストレスをため込まない、適度な運動をする、バランスのよい食生活を心がけるなど、生活習慣を改善すると、肌のターンオーバーが促され、シミができにくくなります。また、過度な飲酒や喫煙は体内の活性酸素が増え、シミが発現する原因となるので注意が必要です。

セルフケアで改善しない場合は美容皮膚科による治療も

セルフケアだけでは改善しない、そもそもどんなシミケアをすればいいのかわからないという場合は、美容皮膚科などの専門医による治療もおすすめです。近年ではシミの悩みを専門に扱う「シミ外来」を設けているところもあります。シミの治療方法には、QスイッチレーザーやYAGレーザーを使用したレーザー治療、光治療やピーリング治療、ハイドロキノンクリームやレチノイン酸ゲルなどの外服薬、新たなシミの発現を抑える治療薬など、さまざまなものがあります。シミの種類や状態によって適切な治療法が異なるので、専門医と相談しながら自分にあう治療方針を決定しましょう。

シミの種類や原因を見分けて効果的な対策をとろう

シミは適切なケアを行うことが大切です。効果的な対策を講じるためには、まずは自分のシミがどのタイプか、どのような状態なのかをしっかりと把握することが重要です。自分にあったシミ対策を行って、赤ちゃんの肌のような健康的な美肌を目指しましょう。

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